シャワーを借りただけ

柚ノ木 碧/柚木 彗

文字の大きさ
1 / 1

シャワーを借りただけ

しおりを挟む

 変なテンションで書いた。後悔はしていない。




 ※



 現状。シャワーを借りただけだったのにどうしてこうなった、べし。

 べし、とか最後に何を言っているのだとか思うだろうが、今俺は大変混乱している。
 うん。

 つーか、何この部屋ある意味戦場じゃね?


「何がどうしてこうなった」


 俺が呟いた言葉に部屋の住人その2が、


「なるべくしてこうなった?」


 とか吐かした。
 おう、何故お前が疑問形。

 因みに部屋の住人その1は床で伸びている。ただ伸びている住人その1の状態が普通では無い。
 白目むいて微動だにしない。

 そうして下半身。

 俺、今部屋の入口にいるんだけど、まぁ、アレだ。部屋の住人その1のツボミ…肛門君に部屋の住人その2の赤黒い棒がぶっ刺さって居るんだわ。
 おまけに白い液体が泡になって…。丸見えだな、しかもイカ臭い。
 窓開けていい?え、寒いって?そりゃー部屋のドア全開で俺開けていますから。因みにこの部屋に足踏み入れて居ない。嫌だよ、足踏み入れたら彼方此方に色んなもんが飛び散っていそうで怖いから。ティッシュペーパーも幾つか丸まって転がっているし、シャワー入ったばかりの俺の足がイカ臭くなりそう。


「…お盛んだな」

「お前のそういう所スゲエと思う」

「そう言うお前等もすげぇと思う」

「それについては同意」


 部屋の住人その2は数日前から勝手に居付いた居候だと言うのは部屋の住人その1その2、二人が言っていたのでそうなのだろう。


「お前等そういう関係だったのか」

「廃れた関係になったのは今が初めてだ」

「マジか」

「マジだ」

「自分で廃れたって言っちゃうんだ」

「任せろ」

「お前の羞恥心どこ行った」


 少なくとも素面で堂々と部屋の入口に突っ立っている俺に見せていい光景では無いと思うが?先程から下半身にぶっ刺さってる大事な部分が丸見えですよ。


「トイレに流れていった」

「は?」

「いや、羞恥心。…ゴミ箱の中かもしれん」


 二人の液体拭ったティッシュペーパーを捨てたと同時に羞恥心を捨てた、と?
 ほぼほぼ周囲に散らかって居るようだが。


「お前、酔っている?」

「おう、任せろ」

「…酔っているな」


 よく見れば部屋の隅に散乱したビール缶がある。これまた俺がシャワーに入っている間に飲んだのか。そうしてこの部屋の主その1その2の惨状が出来上がったのか。すげぇな。


「…俺、シャワー入った時間そんなに経っていないよな?」

「大丈夫だ、男の30分は長い」

「その30分で一発抜いたと、酒飲んでからだから実質何十分だ」

「はっはっは、酒飲んで気がついたらこんな状態。その時間約十分。我ながら早漏」

「自滅しているじゃん!?」


 早漏とか言った途端ゴン!と言う音を立てて床に突っ伏した。
「俺、早漏だったのか…」と床に伏し、のの字を書いている。

 憐憫を誘…わない。少なくともこの部屋の惨状を見れば無理。と言うか何時までお前の棒を肛門に指したままでいるのか。


「いい加減肛門から抜いてやれよ」


 そうして服を着ろ。
 因みに部屋の主その1その2の両名とも素っ裸である。裸族である。肌色要素てんこ盛りである。腐ったお嬢様方が見れば盛り上がるだろう。
 俺は盛り下がっている状態だけど。

 どうしたら良いのかよくわからんし。

…帰って良い?


 尚両名のお顔はキングオブモブの俺から見たら肛門にぶっ刺している方はややツリ目な男女共にモテ男で、白目むいている方は俺と同じなモブ男である。
 だがしかし同類とは言わない。
 何故なら非処女になったからだ。
 つい先程まで俺と同じ童貞処女だったのに、どうしてこうなった。

 ちっとも羨ましく無いけどな。


 よく見れば部屋の主その1、白目向いているんだが大丈夫なのか?


「白目むいているようだが」

「あーこれ、寝ている状態」

「は?」


 ぶっ刺さったまま寝ている!?
 気絶じゃ?


「ついさっきイッた途端「寝る」って言って寝た」

「それ意識飛んだが現実逃避したのでは?」

「かも?」


 軽っ!
 返事軽っ!
 つーか第三者な俺は今トンズラしよう、そうしよう。


「俺帰るわ。シャワーサンキューな」

「おう。ひとつ、頼みがあるんだが」

「…安心しろ。今日目撃したことは誰にも言わねーよ」


 言わないではなく、言いたくないのだがそこまで言わなくてもいいだろう。


「下の薬局でピルとコンドーム買って来て」

「いや、ソイツ男だから妊娠しねーよ。と言うか、コンドームってオイ」

「生で出すと下痢するって言うからさ~、も~ちょいヤッておきたいし」


 そう言えばこいつ、ぶっ刺さっている棒が大きいサイズのままだな。
 …思わず凝視しちまったじゃねーか。


「ピルは必要ないだろ」

「何となく?」

「ゴムだけにしろ」


 売っているかどうかも知らないし、店員にピル売っています?と聞きたくもない。

 俺も何を言っているのやら。
 因みに先程から現実逃避をしたかったので、無意識に部屋に転がっていた中身が入ったままの状態の缶ビールのプルタブを更に無意識に手に掛け、中身を一気に煽っている最中だ。

 我ながら頭が飛んでいる。




※※※



 休養中書いた。
 我ながら酷い。
 (*´﹃`*)


しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

敵国の将軍×見捨てられた王子

モカ
BL
敵国の将軍×見捨てられた王子

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

同居人の距離感がなんかおかしい

さくら優
BL
ひょんなことから会社の同期の家に居候することになった昂輝。でも待って!こいつなんか、距離感がおかしい!

ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目

カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。

余命半年の俺を、手酷く振ったはずの元カレ二人が手を組んで逃がしてくれません

ユッキー
BL
半年以内に俺は一人寂しく死ぬ。そんな未来を視た。きっと誰も悲しむ人は居ないだろう。そう思っていたから何も怖くなかった。なのにそんな俺の元に過去手酷く振り、今では世界的スターとなった元カレ二人がやってきた。彼らは全てを知っていた。俺がどうして彼らを振ったのか、そして俺の余命も。 全てを諦めた主人公と、主人公を諦めきれないイケメンサッカー選手とシンガーソングライターの再会が導く未来は?

イケメン大学生にナンパされているようですが、どうやらただのナンパ男ではないようです

市川
BL
会社帰り、突然声をかけてきたイケメン大学生。断ろうにもうまくいかず……

処理中です...