今日も学園はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。【連載版】

柚ノ木 碧/柚木 彗

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5章 今日も周囲も人間関係もゴタゴタしていますが、国内の紛争やら暗殺やらで物騒な最中、恋人が出来て戸惑いつつも鑑賞致します。

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 …思いっきりグダグダ状態になったんだけど、何とか町に来ました。

 ついでだからと学園の物資を購入する事にしたんだけど~…当然の結果、周囲には護衛さん達が庶民の服を来て彼方此方に紛れて居る。そりゃそうだよね、ニキは高位貴族の子息だもの。そしてそんな中にあってもコリンさんは普通に、何時も通り私達の後を付いて来ている。勿論護衛として腰には剣も一本提げて。


 ↓そのワケは前回の反省を受けた今回私達の服装は此方↓。

 ニキ 若手冒険者風兼ボディガード。
 レナ 商人の娘風。
 コリンさん そのまんま、何処からどう見ても護衛。

 以上、こんな三名です。


 今回のミッションは『牽制』らしいので、二人&護衛のコリンさんと言う状態です。と言うかこれって牽制になるのかしら?だって変装して居るし。おまけにコリンさんって愛想が良い方で護衛としては威嚇とか牽制とかは出来ていない気がする。そう言うのはジーニアス兄さんのが得意そうなんだよね。普段から妙な気迫があるしって、ホント時折出す殺気はヤメて欲しい。
 それでもモニカ様曰く「事実を作っておくことが大事」「それにどうせ監視してるでしょ、あの色ボケ王太子」と…。

 この場に居ないとは言え、その発言大丈夫なんでしょうか?とか思っていたら、あの鍵付きの部屋は「その為の部屋」って。何それ?と思っていたら、王家や他家の諜報部員等が侵入出来ない仕掛けが施されているのだそうで。
 それ、私入っちゃってるけど良いのでしょうか?
 まぁ、諜報部員とかって逆立ちしても出来そうに無いけどね。
 それだけ信頼されて居るって事なのかな。

 何か後でモニカ様にやらされそうで怖いから、深く考えない事にしようそうしよう。フラグ立ちそうで怖いしね!

 それとコリンさんの説明を手抜きしたワケじゃないよ?
 でも彼はほんと、そのまんまなんだよね。当人も「普段の格好のが動きやすいです」と着た当初始終ニコニコしっぱなしだったし。と言うかその格好が普段の格好なのね、成程。そして多分ずっと領館に勤めていて、外に出れた事が嬉しいんじゃないかな?
 おまけに町に出てちょっとは開放感もあるだろうし。

 ニキは将来騎士団に入ろうとしているせいか、体格も何もかも…。
 惚れた弱みっていうか贔屓気味になってしまうけど、鍛え抜かれた肢体がその、ええと…あっはっはっは…うう、つまり好みな身体付きって事。
 私細身の男性はちょっと、ね。
 田舎出身のせいかなぁとは思うんだけど、あとは兄さん達、特にジーニアス兄さんのせいかな?ある程度筋肉がある人が頼りがいがあるって思う。
 そんなワケで私と同じ商人の息子風よりは冒険者っぽくしてしまった方が目立たない、更に安全度が上がるだろうと言うメイドさん達の忠告の元、見事に出来上がりました。

 何ていうかね?
 普通の女だったらほっとかんだろ!?って言う感じがね…出過ぎ、と言うか大過ぎ。
 前よりいや、普段の状態より気さくっぽくてこれは正直困った。
 若干14歳でこれってどうなんだろうね、謎だわ。
 メイドさん達まで「ほぅ…」と溜息。
 駄目!その方は私のっ!って咄嗟に言いそうになって困った。

 うう、どんな拷問だよ…。
 独占力強すぎじゃない私。
 おまけにニキが私を見る目は穏やかで色気出てません?出てるよね?出まくりだよね?やめてー!その目で見られたらどう言う風に見返したら良いのか分からなくなるってば!
 そして、あの~…

 何故に私が上手く見返せない状態で居たら、苦笑しながら笑うかな?
 其処で私の頭を撫でて、「レナ可愛い」って耳元で囁かないで欲しいーっ!


 うう、何だかとっても恥ずかしい…。

 そして私の服装は「無難な方面で」と主張するニキの言葉を全面的に反映したモノ。何でも前回の男装ではニキ的に「駄目」だそうで。何で?と思って居たら、

「胸が…」

 と沈黙。ついでに私も沈黙。
 確かに前回着た男物のシャツ、胸部がキツくてパッツンパッツンで自己主張しすぎていたかも。

「頼む。他の男に見せたくない」

 と懇願されて今回この様な形になりました。
 ええと、どうしてくれようこの羞恥心を的確に突く様な状況。そして様子を伺いニヤついてるモニカ様、その顔何処かに閉まって下さいマジに。

 そして町では少し離れた場所に護衛達が控えているって感じ。ただ出発時にジーニアス兄さんの眼差しが怖かったんだけどね…。

 ただ兄さんは相変わらずレスカ様の命令を守ってアレクサ様の護衛を継続中。そんなワケで文句も言えずにニキを睨むと言う緊迫状態勃発。ニキが冷や汗かいてるじゃないの。ヤメてよ、もう。

 それにしても何か思惑があるのかな?と思わずには居られない。
 そうは思うのだけど、レスカ様は私には教える気は無いらしく沈黙を守っている状態。そしてそんな状態だから当然、その。こ、恋人?になるの?
 そんな状態になったニキにも話していない様で、ニキはニキで「ま、しゃーない」って言っていた。
 うーん、レスカ様は多分ニキの口から私に伝わるのを恐れているみたいなんだよね。私を巻き込まない様にしているってのは分かるんだけど、ちょっと寂しい。
 確かに私は只の女の子であって、一応貴族子女。
 自覚してるけど一応ね?
 ちょっと前まで庶民以下な生活していたから実感が中々湧いて来ないけども。
 そしてレスカ様達は紳士なわけです。多分。
 エセってのが冠にありそうだけど。エセ紳士、うんそのまんまだね。
 そんな人がユリアの婚約者兼ストーカーです。

 更に言うとレスカ様は恐らく今回私達がその、ええと、恋仲って感じで纏まったばかりだから、この件に巻き込まれさせないように動いているんじゃないかなって思う。それには裏でモニカ様も居る気がするけども。
 何だかんだ言ってモニカ様、ニキの事を可愛がって居るの分かるもの。

 今度その理由を教えて貰えないかな?

 チラリと隣で並んで歩いているニキを見ると、フッと笑いかけられた。
 うん?
 そう言えば先程自然にスッと手が伸びて来て、極々当たり前の様に手を繋いでしまったんだったっけ。しかも恋人つなぎって奴。あれ?私すっかり慣らされている?
 余りにも自然に繋いだから今迄意識して無かったよ!

 あわわわわ…

「どうしたレナ、顔真っ赤だが?」

 貴方のせいです。
 言わせないで下さい、はぅぅ…そして絶対分かってるよね?
 に~っこり微笑むなんて、このイケメンめ!

 ああもう、こうなったら恋愛ムードぶち壊して買い物じゃーっ!
 私の柄に合わないのよ、うん、そうよね。
 そうと分かれば、レッツトライ!!

 デート?知らんっ!

 このままなら心臓がフルボッコされて壊れそう。
 ナ・ラ・バ!

 学園で頼まれた物を購入よーっ!

 ついでにデュシー姉さんとティナちゃんのお土産も購入しようっと。赤ちゃん用品ってあるのかな?可愛いお洋服とか位なら、私の食堂で貯めたお給金でも買えるよね。ディラン兄さんにも何か買おうかな?ペンとか結構古いの使っていたから、新しいのあったら買って行っちゃおう。綺麗なの無いかな?それとオルブロンのお土産も。館で働いているメイドさん達にもちょっとはお土産購入しちゃおうかな?あんまり高いのは無理だけど、何か無いかな?
 お、ここのお塩他の店舗よりちょっと安い!品質はどうかな?
 やだ野菜は王都のが数が多いけど、物によってはこっちのが高いわね。仕入れの問題かな?でもお魚は安いね~って当たり前か、港町だものね。干物が幾つかあるから、日持ちしそうなモノは幾つか購入して学園に送りつけちゃおう。それと…えーと…

「レナ」

 うーん、ここのお店はちょっと高いなぁ。

「レナ」

 むむむむ、変なお魚が並んでる。これ、何だろう?

「…レナ」

 うわー見たこと無い布地やら染料やらがある。これ、面白い。

「……」

 そう言えばシドニー姉さんの赤ちゃん来年生まれるんだよね。赤ちゃん用の食器とか贈るのは流石に駄目かな?姉さんの所商人だから、下手なもの贈るより店頭に置いていない品のが良いだろうし。だとしたら…うーん…
 急にグイッと腕を引っ張られてって、え?

「ひえっ」

 突然腕を引かれた事により、当然の結果重力に逆らえずニキ様の胸元に引き寄せられて抱きしめられる。
 って、うわああっ!
 何これナニコレ!
 ちょ、今私どう言う感じ!と言うかココ人前!しかも商店街っぽい通りの道中!
 あああ、然りげ無くコリンさんが空気を読んで場に溶け込みつつ少しだけ距離あけてるー!って、それで良いのか護衛!!むしろ逃げるな護衛コリンさん!!
「空気に為ってますんで」ってにっこり微笑んで口パクするな!
 もしかして楽しんでるー!?

「レナ」

「はひっ」

 思わず声が裏返っちゃったよ!
 だ、だだだ、だって人前!
 そして何故にジィっと見詰めて来るんですかーっ!

「デートだって言ったよな?」

「それ、モニカ様が言っただけでニキは言っていないんだけど」

「……もしかしてそれで拗ねたのか」

 はぁ~って溜息。
 何故そこでがっくりと肩を落とすのよ。

「拗ねては居ないよ。ただ余りにもニキが甘い空気を出すから、どう接したら良いのか分からなくて」

 更に言うと私の心臓の音が凄く大きくなって破裂しそうだから、だったらこう、ね?爆買いしちゃえばいいかな~と。どうせ学園側から色々と頼まれているし。
 と言うかそろそろ離して欲しい。
 この体制、恥ずかしくて仕方がない。
 と言うか何度も言うけど人前なんですけども。

「つまり」

 ん?と思ったら、徐にニキが私の片手を取り。その手の甲に口を寄せ…

「ぎゃぁ」

 キス、キスした!手の甲にキスしたー!
 驚いて変な声出して大慌てで掴まれてキスされた手を離そうとするけど離れないっ!もう、こんな時に鍛え抜かれた力を出さないでよ~!

「レナ俺とデートをしてくれ」

「ぁぅ」

 そんな真剣に言わないで欲しいっ。
 そして見られてるみられてるっ!周囲の人に見られてるっ!
 あああ、顔に熱が籠もるっ!羞恥で顔あげられない!

「人前で言うなんて卑怯」

「そうでもないとまた爆買いするだろ?」

「だって、頼まれたし」

「荷物は店の人に頼んで後で送って貰えば良い。だからレナお願いだ」

 ああぅぅぅ~!お願いとか言わないでぇー!
 所で今誰!?「良いぞ坊主あと一息」とか「兄ちゃん頑張れ!」とか聞こえるんだけどっ!そして誰!今「むしろ連れ込め」とかって言ってる人はー!
 何処によ!ああ、もう!

「で、デートなんてしたこと無いから知らないもの…」

「いや、俺もレナ以外とはないけど。と言うか前にしたろ?」

「と言われてもアレははノーカウントでしょう。だってあの時はニキが言っただけで、他に人も居たし」

 そう、アノ時はユリアもレスカ様もいたし、ケイン様もいた。その後お風呂に入りに行ったっていう記憶だってちゃんとある。

「う…その、レナ」

「うん」

「場所、移動しないか」

「うん…」

 流石に注目され過ぎで、興味本位で様子を窺っている人が多過ぎてこの場は居た堪れないです…。






 * * *






 幾つかの買い物をした品をコリンさんがお店に頼み込んで荷物を纏めて送って貰う事にし、私達はその様子を少し離れた場所のカフェから眺める。今度はコリンさんの代わりに冒険者風の格好をした騎士団の人…。

 いや、違いました。
 ニキのお父様であるアルビオン騎士団団長様がニヤニヤとしながら警護についている。
 何なの、この状態…。
 そして私、ニキから婚約申し込まれてから一度会って挨拶をしているんだけど、

「おし、やったなニキ!んじゃ早々に結婚だな!」

 と言われて、「あ、やっぱり親子だ」と思った。
 そして元々何度もモイスト家から私宛に婚約の打診をしていた事もあって、モイスト家としては「熱烈歓迎」と言われてしまい、今現在困惑中。
 いやだって、ねぇ。
 何故にこ、恋人の父親が、デート現場に護衛しに来てるのよ…

「うんうん、健全にデートしてるな!」

 そんなガハガハ笑って言わないで下さい。

「な、この馬鹿親父!」

「なんだとぅ!親心が分からんというのかこの馬鹿む…」

 多分息子って言おうとしたんだろうなぁ。
 パーンッて何かが飛んで来て、私の斜め向かい側、つまりニキの横に座って居たハズの護衛だった人が視界から消え失せた。
 床を見ても周囲を見渡しても何処にも居ない。

「えーと、ニキ?」

 シレッとしたすまし顔のニキは素知らぬ振りをしているけど、これ何かやったよね?

「後でモニカに伝えとくから、コレでもう邪魔されない」

 ってにっこーり。
 あれ、何だろ。ちょっと邪悪な笑みを浮かべて居る様な…き、気のせいだよね?
 そしてモニカ様、騎士団団長のアルビオン様より立場が上。そう心の中でメモをしておこう。
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