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6章 今日も隣国はゴタゴタしておりますが、隣国だと乙女ゲームの舞台を鑑賞させて頂けないので萎えています。
閑話 ディランsaido
しおりを挟むガルニエ邸の書斎。
実家の問題対策のために未だアレイ家の席に在籍している次男ディランは、机の上にある一枚の書類を取り出して目を通す。
書類には今後【ガルニエ家】が経営する予定の領地の事柄が書かれている。
現段階の土地の面積や商家の数に領民の人数、それから王家が今把握している鉱山等のコト。
「鉱山があるのですか」
「何とも羨ましいものですね」と、ついアレイ家の実家には無い鉱山についてディランがつい言葉にして漏らすと、室内に居てお茶の支度をしているメイドのヴェロニカが口を開く。
「その鉱山ですが、前ガルニエ伯が亡くなってから閉山してしまった元鉱山、それと今も稼働している銀鉱山がありますね」
お茶の支度をしながらスラスラと述べるヴェロニカにおや?と思って視線を向けると、
「私の元実家が其処にあるのです。今は叔母夫婦が二人で住んでいます」
「元ですか」
「両親は私が幼い時にこの王都に奉公に出まして、父は商業ギルドに在籍していて地方を回っていますし、母は住み込みで此処、王都で針子をしています」
其処で更におや?と思う。
第二王子の紹介だからてっきり貴族出身の娘だと思い込んで居たのだが、どうやら違うらしい。執事やメイド達の事情を当主であるジーニアスに任せて居たため、失敗したなと改めて思う。
雇った相手の実家や背後関係等細かい事柄も把握して行かなければ今後は不味いだろう。
今回は紹介された相手が相手(第二王子とその婚約者)だから信用してそのまま雇用したが、以後募集する際は相手の背後関係を探らなければならない。
それでなくてもガルニエ家はこの国では真新しい貴族と言うことで他の貴族達から舐められている節があり、つい先日も伯爵家と子爵家や男爵家の令嬢が「雇われてやっても宜しいわよ」と、高飛車に押し掛けて来たのである。
心の中だけで「おいおい」とツッコミを入れつつ、玄関先でピシャリと断ったのだが、
「男爵家風情が」
と罵って来たので、門番であるゴルボーンがそれまで引きつった顔付きで無言を貫いていたのだが、等々令嬢達の暴言に我慢できなかったらしく私の前に庇うように前に出て、
「この国の第二王子やその婚約者様のお墨付きであり、王家から使用人として厳しい訓練を習得した方のみが雇われております。失礼ですがお嬢様方は何方の家のお方ですか?」
と喋った途端彼女達は互いに顔を見合わせ、顔色を悪くして無言で去って行った。
ゴルボーン曰く、あの令嬢達はガルニエ家当主のジーニアス目当てであり、あわよくばこのガルニエ家を乗っ取り、財産を全て奪って贅沢な暮らしをしようと企む令嬢の皮を被ったハイエナであると。
更にはこのガルニエ家を足掛かりにし、王家にまで取り入ろうとしているかも知れませんと言われて納得した。
確かにご令嬢達の異様な目付きは肉食獣そのもののギラギラとした欲の塊をしており、正直怖かったのだから。幾ら令嬢とはいえ、家の妹達とは随分違うよな。
それに妹の友人で第二王子の婚約者であるブルックストン侯爵家のご令嬢、ユリア様とも全く違う。と言うか、比べるのも申し訳ない。あの肉食令嬢共に家の妹達とユリア様の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。
飲ませても効能が現れる様な兆しは起きないだろうと宣言できるが。
「ディラン様も狙われて居たようですがね…」
その言葉は聞こえなかったフリをして置くことにする。
今の私は結婚等まだまだ早いし、何より実家もだがガルニエ家がまだ安定していないのにその様な話等無理だろうから。
先日また届いた見合い話の釣書は全て不在にしているジーニアスの部屋に積んでおこう。
私よりも弟であるガルニエ家の当主が先に結婚すべきだから。
今後相手が出来るかも知れないし、ジーニアスが帰って来てからそこの所の話をしなくてはならないだろう。
…酒でも飲みながらの方が、ジーニアスの口を割りやすいかも知れないな。
帰って来る前に何か良い酒でも仕入れておこうか。
ジーニアス好みの辛口な酒が良いかも知れないな。シドニー姉さんの旦那さんにでもこの件について相談しておこう。あの店は庶民向けではあるが、主人の趣向のせいか酒は玄人向けのモノを仕入れている事もあり、貴族達も足を運んでいるからいい品を仕入れてくれるだろう。
しかし実家のアレイ家は、今後どうなるのだろうか。
少し前、ジーニアスが「実家のバカ父と愚か者の兄は妹達を無体にも虐げたのだ。母だけは手を貸すが、他は【知ったことでは無い」」と冷たく言い放っていたなと思い出す。
長男は何十件も彼方此方と見合いの申込みをしているようだが、学園在籍当時の評判が悪すぎて女性達から無視をされている様だ。
私とて実家にある庶民が通う地元の学校ではあったが、登校した当初アレイ家の長男と実父の評判の悪さに辟易した。
ジーニアスの場合はあの顔面偏差値のせいで私程では無かったようだが、結局在学中に彼女を作ることも、女性と特に親しくなることもしなかった。
彼の場合実家を出て、王都で騎士になると言う夢があったのだから女性と特に親しくなる気も無かったのだろう。
妹達を逃し、養っていこうとしていたようだし。
そういうことなら一言相談して欲しかったものだが、私に話してしまえば実家のスペアとして存在していた次男だからと話すことを躊躇って居たようだ。
長男程では無かったが、あの当時父が私を手放す気は無かったのは気配から察していたようだ。
今は実家の父と兄を見限り行動を起こした私に対しジーニアスの信用を獲得したのか、何でも相談してくれるようになったのはとても嬉しいし有り難い。
それに妹達からの信用度も上がったようで、特に幼い時から疎遠気味で甘えて来なかったレナの笑顔が見られたことにとても感激した。
その際末の妹のオルブロンに、「ディランお兄ちゃんは行動が遅い~」と苦言を言われた。反論の余地はない、本当申し訳無かった。
ジーニアスよりも4つも上なのだから、その分私の方が動けただろうに。
幾ら父に監視されて居たとは言え、情けない話だ。その分今後は妹達には苦労掛けないように励もう。勿論姉であるシドニーや弟のジーニアスにも。
それにしても。
今思えば数年前、あのまま実家の借金が嵩んで返金の目処が立たなければ、借金奴隷として売り渡す気だったのではと今も思っている。
勿論借金奴隷等この国では違法なのだが、隣国に連れて行ってしまえば無問題。
しかも田舎で誰が何処の国出身だかわからなければ犯罪にもならない。
幸い実家の領民のジージ達の田畑で収穫出来た芋類が実り、借金が嵩むことが減ったので何とかなった。
だが当時領地をフラフラと彷徨いて居た、領地では一度も見たことが無い輩達に他国の服装のモノが多数居て、その者達の職業が人買いだと知り、妹達は大丈夫だろうか、まさか父が招き入れた者では?と戦々恐々としていたものだ。
更にはその人買いが欲していた者が『算術が出来る』者だと知り、更に恐ろしかった。
算術等地元の学校出身者ならほぼ全員当て嵌まるだろうし、何より当時学校を卒業して実家に居る成人した男は長男を除けば私1人。他は貧困した家の食い扶持を減らす為に他領等に働きに出掛けているか、貧困の為に学校へ行かずに実家の手伝いをして田畑を耕している者ばかりだった。
だが他領地の、恐らくモイスト家の騎士達が巡回の季節になり領土の堺を巡回している姿が見られた頃、あっと言う間に姿を消してくれてホッとした。
お陰で今もモイスト家の人達には頭が上がらない。
その後この王都に来て、更に妹であるレッティーナが仲良くモイスト家の跡取りである子息と仲良く笑い合っていた姿にはとても驚いた。
どうやらアレイ家の者は、悪い意味でも良い意味でもモイスト家と並々ならぬ縁があるようだ。
さて、と心の中で盛大に溜息を吐く。
つい先日もまた更に借金が嵩んだのか、それとも何も考えて居ないのか。恐らく何も考えていない状態で居たのだろうが、「金を寄越せ」と無心の手紙が来たのだ。
勿論実家からであり、差出人は恐らく長男のカイデン。
手紙の後ろの名前はカルロスとなって居るが、手紙の筆跡がカイデンだった為独断で出した物だろう。
「飽きもせず、よくもまぁ豆に手紙を寄越すモノだな」
実家からの手紙を片手で持ち、「前回来たのは確か二週間ぐらい前だったような」と呟く。
「恐らく実家の父親から前ガルニエ家の資産の事でも聞いたのでしょう。前ガルニエ家は王都でも中々の資産持ちだと聞いております」
何でも私の親世代には伯爵家として恥じない程度の資産持ちとして有名だったようだ。
それは伯爵家としては普通なのだろうが、借金塗れの男爵家である実家には喉から手を出したく為る程のモノだろう。
とは言え前ガルニエ伯が亡くなり、王家預かりとなった時に運営出来なくなった鉱山の大半を閉山しており、ジーニアスが領地運営するとなれば開山することが出来るかどうか、また以前のように運営出来るかどうかはわからない。
その辺りの事も学ばねばならぬし、現地に訪れて状態を見たほうが良いだろう。
ヴェロニカが淹れてくれた紅茶を一口くちにし、我知らず吐息が出る。
しまった、幸運が逃げる。等と思ってしまう程には幼くはないつもりだが、先人の言葉とやらには重みがある気がして多少気にしてしまう。
最近特に溜息ばかりが出てしまう自体ばかりだから尚更だ。
「差し出がましいのですが、今日は一段と溜息が多いようです。何か心配事でも?」
「なるべく悟られないようにしていたのだがなぁ」
「ディラン様は比較的態度に出ておりますゆえ」
痛い所を突かれた。
うーむ、今後直さないとならないと心の中に書き留めておく。
「直さないとだなぁ」
「はい。ですが、焦らなくても宜しいかと」
「はは、まぁ一年後迄には何とかするさ。それこそオルブロンではないが、「目指せ腹黒」だな」
「ご令嬢としては『腹黒』と言う言葉等おっしゃって欲しくないものです」
困ったものですと微笑を浮かべつつ、ビンセント先生の指導をもっと増やして頂いた方が宜しいでしょうか?と訪ねて来る。
フッと口元を緩ませ、この会話を末っ子の妹であるオルブロンが聞いたら絶叫しそうだなと苦笑する。
「ビンセント先生はダンスの先生だろう?これ以上仕事を増やしては大変では無いだろうか」
実際私自身の何故かダンス指導までされているし。
確かに私はアレイ領の学校しか出ていないためにサラッとしかダンスを指導して貰った事がない。それに対し、騎士であり近衛兵であるジーニアスは私よりも数段ダンスの才があるのか、多少習っただけであっという間に習得してしまった。
本人曰くまだまだらしいが、才能のさの字も無い私にしてみれば何とも羨ましいものである。
「むしろ仕事を増やして上げた方が宜しいかと。ビンセント先生もお喜びになりますよ」
何とビンセント先生、近頃レナ達が不在のために時間に余裕があって暇らしく、時間を持て余して庭の草むしりを率先して行って居るのだとか。
「それは、何と言うか…」
申し訳ないと言おうとしたら、
「先生曰く「このまま無駄飯ぐらい等したくないザマス。こうなったら身体で返すザマスよ~」とのことですよ。動いていないと身体に脂肪がつくと気にしていらっしゃるし、宜しいかと思います」
そう言えばあの先生、この館に雇われている期間住み込みだったなと思い出す。
何せこの館、アレイ家の何十倍もの大きさ故、誰が住み込みで居るのかうっかり忘れそうに為る。
とは言えアレイ家が今居る執務室よりボロ屋で、ガルニエ家の玄関よりも小さいのはこの際放置の方向で。寧ろ玄関よりも小さい…こほん。
「そうか、ならオルブロン次第だな」
今も居ない末の妹。
今日も元気に学園で用務員の作業をしているフォーカス様の手伝いをしに行って居るのだろう。当人曰く『押しかけ女房♡』だそうだが、アレはもうなぁ…押しかけ女房と言うよりお母さん状態なような気がするのだが。
一度様子を見に行ったことがあるのだが、見た瞬間後悔した。
掃除洗濯、朝に弱いフォーカス様の介護、じゃなかった世話。どう見ても手の掛かる子の世話をする幼女と言う名の【お母さん】にしか見えなかった。
フォーカス様もう少し……いや、なんでも無いです。
「絆さ、いや懐柔されつつあるようですが」
「あーうん、ははは…」
妹が通い出した当初とは明らかに態度が変わって来ているし、何より妹がハッキリとフォーカス様に好き好き言い過ぎる。最近等フォーカス様の父親である王弟ヴィル様が「幼妻ゲット!」と煽っているからタチが悪い。
うっかり実家に知られないようにせねば成らないだろう。
変に口出しして来る可能性があるからな、特に長男のカイデン。
昔からオルブロンとは犬猿の仲だし、王弟の息子であるフォーカス様と仲良くしている状態を知ったら速攻で王都に来て、「幼い妹を誑かして」と意味不明の暴言を吐き、どうにかして金品強奪しようと悪知恵を画策しそうだ。
「毎日帰宅に手を繋いで二人仲良く此方まで送られて来ているのですよ。ご婚約もまだの未婚のご令嬢ですのに」
「うーん、あれはオルブロンの手腕な気がするがなぁ」
確実にね。
誰がどう見ても幼い娘だし、普通は8歳の子供が用意周到に妻の座を獲得しようと躍起になっているとは思わないだろう。少なくとも恋愛ごとに疎い次女のデュシーは思って居ないようだ。
ただ単に慕っていると思っているらしく、最近ではオルブロンが朝出かける際に、「頑張ってフォーカス様を落としてらっしゃい」と声援を送っている有様だ。
と言うか、だな。不敬罪にならないかどうか、私としては戦々恐々としているだが…。
何せ相手は王弟の息子だぞ?
幾ら爵位を返上していて平民に身を落としているが、長男も次男もいらっしゃるから家を継がないだろうけど、でも、でもな、王家に連なる血筋のお人だ。
継承権第……何位だったか…確か、第一位は現在王太子であるガーフィールド様で、次が第二王子であるユウナレスカ様、その次が王弟であるヴィル様で、その次がヴィル様の長男、次男と続いて第6位が本来ならばフォーカス様なのでは無いだろうか?
爵位を退いたから現在はブルックストン侯爵が6位だったような、別の侯爵様だったような…。
「でしたら早々に婚約の打診を為さっては如何でしょうか」
「まだ8歳だからなぁ」
「もう8歳です」
「ヴェロニカ、手厳しいな」
「はい。オルブロン様の幸せを願えばこそ、です」
それを言うならもう少し時間を掛けて上げて欲しいものだな、今の状態はまだまだフォーカス様を完全に振り向かせては居ないだろうから。
それに【平民】の身分のフォーカス様に婚約の打診ってどうなのだろう?その件も追々考えねばならないだろうなぁ、確実に。
「それよりは此方をどう対処すべきかだよなぁ」
机の上にあるもう一つの手紙。
其処には王家の紋章が蝋で封がされていた形跡があり、今は開封したために封は切られている。
「王家から、ですか」
何が書かれているか知らないヴェロニカが困惑した顔付きで佇んでいる。
本来なら執事であるアイオロスがこの場に居てディランやジーニアスと手紙の内容を話して検討すべきことなのだが、如何せんジーニアスもその執事もガルニエ家の主であるジーニアスに付いて行っている。その為、現在この手の案件は全てジーニアスの補佐を行っているディランが受け持っている。
そして不在である執事の代打でつい最近メイド長となったヴェロニカがアイオロス不在中、執事の業務を行っている。とは言え当人も言葉にして居ることだが、執事業務を行ったことが無いために何とか仕事をこなしていると言った具合だが。
「(それでも居てくれるだけで…うん、何を考えているのだ、冷静に、だな)」
言葉では冷静にと言いつつも、どうしても…。
軽く深呼吸をして頭を冷ます。
今は切り替えねばならない。
「近いうちに元ガルニエ家の領地の視察、それに伴い現在の税収の見直しの提案。それとは別に、国王からの指示だ。
『不正を働いている者を捕らえよ』
――と仰せだ」
何でも王国側に収める筈の税収が横領されて居るらしい。
手紙には余り細かくは記載されていないが、この件について後程とある人物を此方に寄越すと記載されている。という事は、今現在当主であるジーニアスが不在。という事は、私に対処しろと言うことですよね?
嗚呼、また一つ溜息を吐いてしまった。
ヴェロニカが同情した目付きで此方を見ている、何だろう、オルブロンなら「止めて、同情なら止めて」とその場で蹲っているだろうが、成人を数年前に既に終えた大人の私にはその選択肢は無い。
…カイデンならやりそうだが。
「後程此方に王家から人が来る。すまないが来たら此方に通してくれ」
「かしこまりました」
と挨拶をして場を去りそうになったヴェロニカに、「そうそう」と声を掛ける。
「レナが港町カモーリで拉致された。犯人はウィックロー国の王子一派で、隣国の船に連れ去られたそうだ。国王からの予想だと恐らく隣国の港町ポーツマスに向かっているだろうと予想されている」
其処でヴェロニカから「ディラン様!?」と声が掛かる。
あーうん、だろうな。
今のワタシはきっと、鏡を見なくてもわかる程とても酷い顔をしているだろう。
自分でも血の気が一気に引いて行くのがわかるから。
そう言えば最近、次女のデュシーの元に甲斐甲斐しく通って居た商人の風体で来ていた若い男の姿が見えないな、とか。先日その男から手紙が来たとデュシーがとても喜んでいて、その男がカモーリに居るらしいと綴って来たとか。
更にはその男の風体がどうも商人風にしている見た目とは違って、貴族の子息っぽいよなぁと言うこととか。
レナやニキ様にユウナレスカ様達の年齢っぽいよな、とか。
今の状態にはどうでも良い情報が次々と頭を過る。
いやぁ、だってなぁ、あの商人どうみても首元とか肌の艶が若すぎるし、手も荒れても居ない。この国の商人ならば姉であるシドニーの旦那を見ていればわかる。彼も結構若い方だが、手が荒れているし、苦労しているのか額や首には細かな皺がある。
おまけに目付きが余りにも『育ちが良すぎる』。
幾ら人が良い商人とは言え、金額関係の話をすると意識が切り替わるのか目付きが鋭くなるものだが、彼にはそれが無かった。
だからこそ私の直感が動く。彼は良い所の出では無いのか、と。
「それと」
これはついでの様に漏らす。
「その隣国と戦争が始まる」
応援ありがとうございます!
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