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確認作業で分かること
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その日家に帰った俺はさりげなくカメラの場所を探そうとあっちこっちをみた。
が、意外と巧妙に隠されたカメラは簡単にはみつからない。
家に隠しカメラがあるということは彼女はおそらく、俺の部屋に入るのだろう。
合鍵を持っているなら、ストーカーならばれないように俺の私物を盗んでいる可能性もある。
カメラをなかば諦めて俺は密かに下着や歯ブラシ・・・あらゆる私物をみた。
そこで少しわかったのが、下着が何枚か新品になっているのと、ゴミ箱の中身が今朝より減っている気がしたというものだ。
おそらく、居残りした今日のうちに侵入したのだろう。
ふと、そういえば彼女はお金持ちの家だという噂を思い出した。
それと、俺と同じで一人暮らしをしているとも聞いた覚えがある。
それなら、ストーカーの心理なら意外と近くに引っ越してきてたりして・・・
具体的には隣の部屋とか。
そんなアホらしいことを考えながら、俺は気になって隣の部屋をみてみた。
俺の両隣は片方は空き家でもう片方は誰かが住んでるようだが、あいにくと挨拶のときには顔が見れなかったからそれ以降会ったことはないのだが・・・
そう思い外に出て表札を確認する。
そこには「柊」という文字があり、俺の予測が当たっていたことが証明された。
「鈍すぎだろ・・・俺・・・」
俺がここに引っ越してきたのは中学生の頃。
そして、柊とは同じ中学という話なので、結構前からストーキングされていたようだ。
まあ、気づけない柊の手腕を誉めるべきなのか、俺の鈍さを誉めるべきなのかはわからないが・・・
部屋に戻った俺は、そのままご飯を食べてから風呂に入ってすぐに寝た。
気づいた初日に行動を起こすのも変だし、しばらくは普通に生活した方がいいだろう。
俺は、そのまま眠りについた。
翌日、俺は何事もないように登校した。
学校に着くと、柊はまだ来ていなかった。
よくよく考えると俺は朝さ時間に余裕を持たせて家を出ているのに対して柊は来る時間がまちまちだ。
彼女が遅くくるときはもしかしたら俺の部屋に侵入している可能性もある。
俺の部屋はアパートの2階にあって、周りからも見えずらい場所だし、朝何気なく柊が俺の部屋に侵入してもばれないだろう。
「おはよう!坂井!」
そんなことを考えていると、友人の鴇田(ときた)が俺の机に元気よくきた。
「おはよう。」
「おう!なんか元気ないが大丈夫か?」
「別に大丈夫だよ。」
鴇田は頭があまりよくない割には鋭い。
変に、柊のことを匂わせる発言をしたら勘づかれるかもしれない。
他人に柊のことがばれると厄介なことになりかねないから黙ってるのがいいだろう。
「そうか?あ、そういや明日なんか予定あるか?部活の後遊ばねぇか?」
「お前、大会前だろ?そんなに余裕あるの?」
鴇田は野球部で1年生ながらレギュラーを獲得しているほどの逸材なので練習も忙しいだろうに・・・
「大丈夫大丈夫!なんとかなるよ!」
・・・そういや、体力バカなくらいに体力あるやつなんだよなこいつ。
まあ、でも休みか・・・
「そうだな。メンバーは誰か呼ぶの?」
「いんや。今のところお前と沢田を誘っただけだけど。」
「なぁに?遊びなら私も行きたい!」
「ん?松岡か?」
割り込んできた元気な女子は柊と友人の松岡春(まつおかはる)で、彼女とは割りと何回か遊んだことがあるので、女子の中では一番接しやすい人物だ。
「ねぇー!たまには小雨とユッキーも行かない?」
そう言って彼女が呼んだのは俺が昨日から考えていた件の人物・・・柊小雨と彼女の一番の親友たる椎名雪穂(しいなゆきほ)だ。
柊はブラウンの長い髪とほどよいプロポーションの美少女で、椎名は黒髪の大和撫子然とした凛とした雰囲気の美少女だ。
ちなみに、椎名はこの学校で一番の美少女と呼ばれるほどの美少女で、男子からの人気は計り知れない。
そんな親友を持つからか、柊はわりと控えめな印象になってしまうのだろう。
「おはよう。春は元気だねー。」
「元気すぎるわよ。あ、坂井くんと鴇田もおはよう。」
いつものようにほわほわした雰囲気で柊は松岡に挨拶をして、後ろから姿をみせた椎名は凛とした雰囲気でこちらにも声をかけた。
「おう!おはよう!」
「おはよう。柊さん、椎名さん。」
元気な挨拶をする鴇田と一緒に二人に挨拶をする。
柊を変に意識しそうになるがなんとか普通に挨拶をできた。
「それより、小雨とユッキーは明日空いてる?一緒に遊ぼうよ!鴇田と坂井と沢田も一緒だって!」
「私はいいけど・・・男子は大丈夫なの?」
先程から会話を聞いていたのか椎名はこちらに確認をとってくる。
「おう!坂井もいいよな?」
「うん。二人が迷惑じゃなければいいよ。沢田は・・・何人でも同じだしね。」
「そう・・・ならお願いね。小雨もいい?」
「うん。大丈夫だよ。坂井くん、鴇田くんよろしくね。」
ほわほわしながらそう言った柊はなんとも可愛いと思った。
が、俺は態度に出さずに笑顔で言った。
「こちらこそ。」
が、意外と巧妙に隠されたカメラは簡単にはみつからない。
家に隠しカメラがあるということは彼女はおそらく、俺の部屋に入るのだろう。
合鍵を持っているなら、ストーカーならばれないように俺の私物を盗んでいる可能性もある。
カメラをなかば諦めて俺は密かに下着や歯ブラシ・・・あらゆる私物をみた。
そこで少しわかったのが、下着が何枚か新品になっているのと、ゴミ箱の中身が今朝より減っている気がしたというものだ。
おそらく、居残りした今日のうちに侵入したのだろう。
ふと、そういえば彼女はお金持ちの家だという噂を思い出した。
それと、俺と同じで一人暮らしをしているとも聞いた覚えがある。
それなら、ストーカーの心理なら意外と近くに引っ越してきてたりして・・・
具体的には隣の部屋とか。
そんなアホらしいことを考えながら、俺は気になって隣の部屋をみてみた。
俺の両隣は片方は空き家でもう片方は誰かが住んでるようだが、あいにくと挨拶のときには顔が見れなかったからそれ以降会ったことはないのだが・・・
そう思い外に出て表札を確認する。
そこには「柊」という文字があり、俺の予測が当たっていたことが証明された。
「鈍すぎだろ・・・俺・・・」
俺がここに引っ越してきたのは中学生の頃。
そして、柊とは同じ中学という話なので、結構前からストーキングされていたようだ。
まあ、気づけない柊の手腕を誉めるべきなのか、俺の鈍さを誉めるべきなのかはわからないが・・・
部屋に戻った俺は、そのままご飯を食べてから風呂に入ってすぐに寝た。
気づいた初日に行動を起こすのも変だし、しばらくは普通に生活した方がいいだろう。
俺は、そのまま眠りについた。
翌日、俺は何事もないように登校した。
学校に着くと、柊はまだ来ていなかった。
よくよく考えると俺は朝さ時間に余裕を持たせて家を出ているのに対して柊は来る時間がまちまちだ。
彼女が遅くくるときはもしかしたら俺の部屋に侵入している可能性もある。
俺の部屋はアパートの2階にあって、周りからも見えずらい場所だし、朝何気なく柊が俺の部屋に侵入してもばれないだろう。
「おはよう!坂井!」
そんなことを考えていると、友人の鴇田(ときた)が俺の机に元気よくきた。
「おはよう。」
「おう!なんか元気ないが大丈夫か?」
「別に大丈夫だよ。」
鴇田は頭があまりよくない割には鋭い。
変に、柊のことを匂わせる発言をしたら勘づかれるかもしれない。
他人に柊のことがばれると厄介なことになりかねないから黙ってるのがいいだろう。
「そうか?あ、そういや明日なんか予定あるか?部活の後遊ばねぇか?」
「お前、大会前だろ?そんなに余裕あるの?」
鴇田は野球部で1年生ながらレギュラーを獲得しているほどの逸材なので練習も忙しいだろうに・・・
「大丈夫大丈夫!なんとかなるよ!」
・・・そういや、体力バカなくらいに体力あるやつなんだよなこいつ。
まあ、でも休みか・・・
「そうだな。メンバーは誰か呼ぶの?」
「いんや。今のところお前と沢田を誘っただけだけど。」
「なぁに?遊びなら私も行きたい!」
「ん?松岡か?」
割り込んできた元気な女子は柊と友人の松岡春(まつおかはる)で、彼女とは割りと何回か遊んだことがあるので、女子の中では一番接しやすい人物だ。
「ねぇー!たまには小雨とユッキーも行かない?」
そう言って彼女が呼んだのは俺が昨日から考えていた件の人物・・・柊小雨と彼女の一番の親友たる椎名雪穂(しいなゆきほ)だ。
柊はブラウンの長い髪とほどよいプロポーションの美少女で、椎名は黒髪の大和撫子然とした凛とした雰囲気の美少女だ。
ちなみに、椎名はこの学校で一番の美少女と呼ばれるほどの美少女で、男子からの人気は計り知れない。
そんな親友を持つからか、柊はわりと控えめな印象になってしまうのだろう。
「おはよう。春は元気だねー。」
「元気すぎるわよ。あ、坂井くんと鴇田もおはよう。」
いつものようにほわほわした雰囲気で柊は松岡に挨拶をして、後ろから姿をみせた椎名は凛とした雰囲気でこちらにも声をかけた。
「おう!おはよう!」
「おはよう。柊さん、椎名さん。」
元気な挨拶をする鴇田と一緒に二人に挨拶をする。
柊を変に意識しそうになるがなんとか普通に挨拶をできた。
「それより、小雨とユッキーは明日空いてる?一緒に遊ぼうよ!鴇田と坂井と沢田も一緒だって!」
「私はいいけど・・・男子は大丈夫なの?」
先程から会話を聞いていたのか椎名はこちらに確認をとってくる。
「おう!坂井もいいよな?」
「うん。二人が迷惑じゃなければいいよ。沢田は・・・何人でも同じだしね。」
「そう・・・ならお願いね。小雨もいい?」
「うん。大丈夫だよ。坂井くん、鴇田くんよろしくね。」
ほわほわしながらそう言った柊はなんとも可愛いと思った。
が、俺は態度に出さずに笑顔で言った。
「こちらこそ。」
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