28 / 46
食後はまったり
しおりを挟む
「そうだルナ。この後少し出掛けない?」
二人で遅めの夕食を食べていると遥は思い出したようにそう言った。夕食が遅くなったのはもちろん二人でイチャイチャーーー主に遥からのスキンシップによるものなので説明は不要だろうが、そんな日常が一段落してからのこの台詞にルナは首を傾げた。
「いいけど・・・でも夜の森は危ないって前に遥言ってなかった?」
「まあね。夜だと夜行性の魔物が厄介だからあんまり出歩きたくないんだけど・・・まあ、俺と一緒ならルナに危険はないから大丈夫だよ」
魔物にも時間帯によって活性化する魔物がいるのだが、夜行性の魔物は昼間仕止めるのは楽だが夜になると相当厄介なレベルまで強くなるので本来なら夜は特に危険なのだが・・・まあ、遥からすれば昼だろうと夜だろうと魔物の強さが桁違いだろうと変わらずに瞬殺できるのであまり問題はないのだ。本来はルナの安全のために夜出歩くのは控えているが今夜に関してはどうしてもルナを連れ出したいので誘ってみたのだが・・・
「まあ。遥がいいなら行くけど・・・」
ルナとしても遥と出掛けられるのは嬉しいので、遥が大丈夫だというのなら特に反対することもないのでそう返事をする。そんなルナの返事に遥は笑顔を浮かべた。
「よかった。じゃあ、食休みしてからゆっくり行こうか」
「うん・・・じゃあ、お茶をいれてくるね」
自然にそう言って台所に向かうルナの後ろ姿に、つい先日まで箱入りの貴族令嬢だったとは思えないほどの自然さを感じる遥・・・嫁度が上がってきたことになんとなく嬉しさを感じつつも、素直に頷いてくれたことに関して若干ホッとした気持ちになる。もちろんルナが断るとは思ってなかったが・・・それでもやっぱりこれから行うことに対する緊張も若干あったので、心底よかったと思った。
(今夜は雲もなさそうだし・・・大丈夫かな?)
この世界にも四季はちゃんとあって、夏は暑いし、冬は寒い・・・春、秋は過ごしやすいが、今の時期は春と言ってもいいくらいの時期で、天候も変わりやすいので少し心配ではあったが・・・窓から見える空には雲は見当たらないし、尚且つ短時間で済む用件なのでそこまで心配する必要はないだろうと安心する。
(結婚式までの日程を考えると今日がギリギリのラインだしな)
サプライズ結婚式を秘密裏に進めていながらも遥は本日のためにそれなりに準備をしていたので天候のみが不安だったが・・・まあ、最悪雨雲があれば消し飛ばすくらいはしようかと思っていたので、余計な手間が増えずにすむのは助かるのだ。まあ、雨雲を消し飛ばすことも別に遥からすればそこまで難しくはないが・・・あまり自然に手を加えることはしたくないので、晴れてくれてよかったと思った遥だった。
「お待たせ遥」
そんなことを考えているとルナがお茶を持ってきてくれたので、そこで思考を切り替える。
「ありがとうルナ」
「うん」
遥の目の前にお茶を置いてから自分の席の前にお茶を置いて座ろうとするルナーーーそんなルナを見て遥は手招きしながら言った。
「ルナ。こっちに座りなよ」
「えっ・・・?べ、別にここでいいよ」
恥ずかしそうにそう答えるルナ。とはいえこの反応は別に恥ずかしいから嫌なのではなくーーー反射的にそう言ってしまっただけで、遥の側にいられるのは嬉しいという照れ隠しが遥には手に取るように分かるので少し強引にでも誘うのが互いのためなのだ。
「いいから。ほらーーー」
そう言って遥はルナの手をひくとルナを自分の隣ーーーではなく、膝の間に案内して座らせた。
「は、遥・・・」
「ダメだった?」
そう聞くとルナは恥ずかしそうに俯いて言った。
「だ、ダメじゃないけど・・・なんで膝の上なの?」
「そりゃあ・・・ルナを抱き締めやすいようにしたかったからね」
「で、でも・・・その・・・私重くない?」
「全然。むしろ軽すぎて飛ばされないか不安だからね。こうしてーーー」
そう言って遥は少し強めにルナを抱き締めて言った。
「どこにも行かないように俺がルナを捕まえておくんだよ」
「・・・!?お、お茶飲めないし・・・」
その台詞にかなりドキリとしつつも最後の抵抗とばかりにそう口にするルナに・・・遥は笑顔で言った。
「大丈夫だよ。俺が飲ませてあげるし・・・なんなら口移しでもいいけど、どうする?」
その言葉にルナはしばらく顔を赤くして視線をさ迷わせてから・・・ポツリと言った。
「の・・・飲ませてください・・・」
「口移し?」
「普通で・・・口移しはその・・・別の時に・・・」
口移し事態は嫌ではないというような葛藤が見えてますます可愛い反応をするルナに・・・かなりの萌えを感じつつも遥はあまりいじめすぎないように笑顔で頷いた。
「わかった。じゃあしばらくこのまま抱き締めてもいいよね?」
そう聞かれてルナはしばらく黙ってから・・・静かに頷いて遥の方に身を任せるようにした。それがOKだという返事だとわかった遥は痛くないように優しく膝の上に座るルナを抱き締めて・・・その心地よさを味わった。
二人で遅めの夕食を食べていると遥は思い出したようにそう言った。夕食が遅くなったのはもちろん二人でイチャイチャーーー主に遥からのスキンシップによるものなので説明は不要だろうが、そんな日常が一段落してからのこの台詞にルナは首を傾げた。
「いいけど・・・でも夜の森は危ないって前に遥言ってなかった?」
「まあね。夜だと夜行性の魔物が厄介だからあんまり出歩きたくないんだけど・・・まあ、俺と一緒ならルナに危険はないから大丈夫だよ」
魔物にも時間帯によって活性化する魔物がいるのだが、夜行性の魔物は昼間仕止めるのは楽だが夜になると相当厄介なレベルまで強くなるので本来なら夜は特に危険なのだが・・・まあ、遥からすれば昼だろうと夜だろうと魔物の強さが桁違いだろうと変わらずに瞬殺できるのであまり問題はないのだ。本来はルナの安全のために夜出歩くのは控えているが今夜に関してはどうしてもルナを連れ出したいので誘ってみたのだが・・・
「まあ。遥がいいなら行くけど・・・」
ルナとしても遥と出掛けられるのは嬉しいので、遥が大丈夫だというのなら特に反対することもないのでそう返事をする。そんなルナの返事に遥は笑顔を浮かべた。
「よかった。じゃあ、食休みしてからゆっくり行こうか」
「うん・・・じゃあ、お茶をいれてくるね」
自然にそう言って台所に向かうルナの後ろ姿に、つい先日まで箱入りの貴族令嬢だったとは思えないほどの自然さを感じる遥・・・嫁度が上がってきたことになんとなく嬉しさを感じつつも、素直に頷いてくれたことに関して若干ホッとした気持ちになる。もちろんルナが断るとは思ってなかったが・・・それでもやっぱりこれから行うことに対する緊張も若干あったので、心底よかったと思った。
(今夜は雲もなさそうだし・・・大丈夫かな?)
この世界にも四季はちゃんとあって、夏は暑いし、冬は寒い・・・春、秋は過ごしやすいが、今の時期は春と言ってもいいくらいの時期で、天候も変わりやすいので少し心配ではあったが・・・窓から見える空には雲は見当たらないし、尚且つ短時間で済む用件なのでそこまで心配する必要はないだろうと安心する。
(結婚式までの日程を考えると今日がギリギリのラインだしな)
サプライズ結婚式を秘密裏に進めていながらも遥は本日のためにそれなりに準備をしていたので天候のみが不安だったが・・・まあ、最悪雨雲があれば消し飛ばすくらいはしようかと思っていたので、余計な手間が増えずにすむのは助かるのだ。まあ、雨雲を消し飛ばすことも別に遥からすればそこまで難しくはないが・・・あまり自然に手を加えることはしたくないので、晴れてくれてよかったと思った遥だった。
「お待たせ遥」
そんなことを考えているとルナがお茶を持ってきてくれたので、そこで思考を切り替える。
「ありがとうルナ」
「うん」
遥の目の前にお茶を置いてから自分の席の前にお茶を置いて座ろうとするルナーーーそんなルナを見て遥は手招きしながら言った。
「ルナ。こっちに座りなよ」
「えっ・・・?べ、別にここでいいよ」
恥ずかしそうにそう答えるルナ。とはいえこの反応は別に恥ずかしいから嫌なのではなくーーー反射的にそう言ってしまっただけで、遥の側にいられるのは嬉しいという照れ隠しが遥には手に取るように分かるので少し強引にでも誘うのが互いのためなのだ。
「いいから。ほらーーー」
そう言って遥はルナの手をひくとルナを自分の隣ーーーではなく、膝の間に案内して座らせた。
「は、遥・・・」
「ダメだった?」
そう聞くとルナは恥ずかしそうに俯いて言った。
「だ、ダメじゃないけど・・・なんで膝の上なの?」
「そりゃあ・・・ルナを抱き締めやすいようにしたかったからね」
「で、でも・・・その・・・私重くない?」
「全然。むしろ軽すぎて飛ばされないか不安だからね。こうしてーーー」
そう言って遥は少し強めにルナを抱き締めて言った。
「どこにも行かないように俺がルナを捕まえておくんだよ」
「・・・!?お、お茶飲めないし・・・」
その台詞にかなりドキリとしつつも最後の抵抗とばかりにそう口にするルナに・・・遥は笑顔で言った。
「大丈夫だよ。俺が飲ませてあげるし・・・なんなら口移しでもいいけど、どうする?」
その言葉にルナはしばらく顔を赤くして視線をさ迷わせてから・・・ポツリと言った。
「の・・・飲ませてください・・・」
「口移し?」
「普通で・・・口移しはその・・・別の時に・・・」
口移し事態は嫌ではないというような葛藤が見えてますます可愛い反応をするルナに・・・かなりの萌えを感じつつも遥はあまりいじめすぎないように笑顔で頷いた。
「わかった。じゃあしばらくこのまま抱き締めてもいいよね?」
そう聞かれてルナはしばらく黙ってから・・・静かに頷いて遥の方に身を任せるようにした。それがOKだという返事だとわかった遥は痛くないように優しく膝の上に座るルナを抱き締めて・・・その心地よさを味わった。
5
あなたにおすすめの小説
ストーカーから逃げ切ったつもりが、今度はヤンデレ騎士団に追われています。
由汰のらん
恋愛
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
主人公の義兄がヤンデレになるとか聞いてないんですけど!?
玉響なつめ
恋愛
暗殺者として生きるセレンはふとしたタイミングで前世を思い出す。
ここは自身が読んでいた小説と酷似した世界――そして自分はその小説の中で死亡する、ちょい役であることを思い出す。
これはいかんと一念発起、いっそのこと主人公側について保護してもらおう!と思い立つ。
そして物語がいい感じで進んだところで退職金をもらって夢の田舎暮らしを実現させるのだ!
そう意気込んでみたはいいものの、何故だかヒロインの義兄が上司になって以降、やたらとセレンを気にして――?
おかしいな、貴方はヒロインに一途なキャラでしょ!?
※小説家になろう・カクヨムにも掲載
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
キムチ鍋
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこからいろいろな人に愛されていく。
作者のキムチ鍋です!
不定期で投稿していきます‼️
19時投稿です‼️
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる