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サプライズ再会
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「よしよし・・・」
『きゅー・・・』
家事が一段落してからルナは膝の上にこはくを乗せてモフモフしていた。ドラゴンといえば蜥蜴のような鱗のイメージが強いが、こはくは綺麗な毛に覆われているのでその手触りを堪能する。遥のいない時間帯の過ごし方の日課になっていた。
こはくは予想取りというか、早々にルナにも遥と同じようになついたので、遥のいない寂しい時間は少し和らいだ。・・・まあ、遥が出掛ける時間は1日にあまり長くないのでそこまで長い時間寂しいわけではないが、それでもこはくのことをここ最近になり自身の子供のように遥と一緒に可愛がるようになったので、やはりというか時間の過ぎ方は変わったのだろう。
「遥・・・今日はいつ帰ってくるのかな・・・」
『きゅい?きゅー』
ルナの独り言にこはくは意味はわからずとも気持ちがなんとなく伝わったのかルナに大丈夫といわんばかりにペロリと指を舐めた。
「ふふ・・・ありがとうこはく」
『きゅー』
「いや・・・本当に仲良くなったよね」
そんな一連のやり取りを見守っていた遥の声にルナは驚いたように視線を向けた。
「は、遥・・・いつから・・・」
「うん?俺がいつ帰ってくるかルナが呟いたところからだよ」
ほとんど全て見られていたことに恥ずかしそうに視線を反らすルナだが・・・遥は今日ばかりはそれを愛でるより先にやることをするためになんとか理性を働かせて笑顔で言った。
「これから一緒に出掛けて欲しいんだけど・・・大丈夫かな?」
「う、うん・・・あとは夕食の準備をすればいいだけだけど・・・」
「ああ。今日は外で食べるから夕食の準備は必要ないよ」
「外で?一体どこに・・・」
不思議そうに首を傾げるルナに近づいて、ついでにこはくを抱き上げると遥は右手をルナに出して言った。
「行けばわかるよ。さあ・・・」
「う、うん・・・」
恐る恐る遥の手を握るとーーー瞬間世界が変わった。いや、正確にいえば回りの景色が知ってる場所からどこか別の部屋に移動したのだ。この現象をルナはなんとなく知っていた。
「移動の魔法・・・?」
「うん。徒歩だと遠いからね」
回りを見回すとどこかの控え室のような場所に見えるが・・・いまいち遥の目的がわからずに首を傾げていると遥は笑顔で言った。
「とりあえずその部屋の扉を開けてみてよ」
「う、うん・・・」
よくわからなくても遥の言うなので信じて目の前の扉を開けてーーールナは固まった。
衣装部屋のような場所に二人の侍女がいるのだが・・・その二人に見覚えがあって思わず呟いた。
「マリア、サラス・・・」
部屋にいたのはかつてのーーールナが貴族の頃に世話になった懐かしい二人の姿。ルナは呆然としてから遥に視線を向けるとーーー遥は笑顔で言った。
「前にルナ言ってたでしょ?俺と結婚したことを二人に伝えたいって・・・だから二人を家の別荘で雇うことにしたんだ」
「覚えててくれたんだ・・・」
「当たり前だよ。大切なルナのためだからね」
その言葉と予想外の展開に唖然としていると二人の侍女のうち、母親がわりと言える年配のマリアがルナに向かって頭を下げた。
「お嬢様・・・お助けできず申し訳ありませんでした」
「マリア・・・?」
「お嬢様が苦しんでおられたのに私達が知った時にはすでにお嬢様は魔の森に送られてしまい・・・いえ、そうでなくてもお側であなたを守ることが出来ず申し訳ありませんでした」
「マリア・・・」
「わ、私も・・・肝心な時にお側にいられなくて申し訳ありませんでした」
マリアと共に頭を下げるサラスーーーそんな二人を見てルナは少し混乱しながらも首を横に降って言った。
「二人のせいじゃないよ。これは私の問題だったから・・・でもね。私、婚約破棄されて、家を追い出されてから本当に大切なものを見つけられたの。大切な人に・・・」
そう言ってルナは遥の手を繋いでから少し涙ぐみながら笑顔で言った。
「二人とも・・・私ね。この人と・・・遥と結婚したの。遥のお嫁さんになれたの。それを伝えたくて私・・・」
「「お嬢様!」」
辛抱たまらずマリアとサラスはルナに駆け寄ると左右からルナを抱き寄せて涙を浮かべて言った。
「本当に・・・ご無事で・・・」
「お嬢さまぁ・・・うう・・・」
「マリア、サラス・・・うん・・・」
なんとか笑顔を保とうとするが、涙が溢れてしまうーーーそんなルナに少し下がって様子を見ていた遥は握っている手を少しだけ強くして無言で励ました。そんな遥からの激励にルナは心底遥を愛しく思いつつも・・・我慢出来ず二人の前で涙を浮かべて言った。
「二人とも・・・私ね・・・わたし・・・遥のお嫁さんになったの・・・本当に好きな人と結婚したの・・・」
「はい・・・おめでとうございますお嬢様」
「うう・・・お嬢様・・・よかったですぅ・・・」
涙を浮かべつつも笑顔のマリアと、涙で顔がぐちゃぐちゃなサラスと共に涙を浮かべながら・・・ルナは久しぶりの思わぬ再会に涙を流した。
もう二度と会うことがないと思っていた再会にーーーそれを叶えてくれた遥に心底惚れ直してルナはこの時間を喜びからの涙を浮かべて分かち合った。
『きゅー・・・』
家事が一段落してからルナは膝の上にこはくを乗せてモフモフしていた。ドラゴンといえば蜥蜴のような鱗のイメージが強いが、こはくは綺麗な毛に覆われているのでその手触りを堪能する。遥のいない時間帯の過ごし方の日課になっていた。
こはくは予想取りというか、早々にルナにも遥と同じようになついたので、遥のいない寂しい時間は少し和らいだ。・・・まあ、遥が出掛ける時間は1日にあまり長くないのでそこまで長い時間寂しいわけではないが、それでもこはくのことをここ最近になり自身の子供のように遥と一緒に可愛がるようになったので、やはりというか時間の過ぎ方は変わったのだろう。
「遥・・・今日はいつ帰ってくるのかな・・・」
『きゅい?きゅー』
ルナの独り言にこはくは意味はわからずとも気持ちがなんとなく伝わったのかルナに大丈夫といわんばかりにペロリと指を舐めた。
「ふふ・・・ありがとうこはく」
『きゅー』
「いや・・・本当に仲良くなったよね」
そんな一連のやり取りを見守っていた遥の声にルナは驚いたように視線を向けた。
「は、遥・・・いつから・・・」
「うん?俺がいつ帰ってくるかルナが呟いたところからだよ」
ほとんど全て見られていたことに恥ずかしそうに視線を反らすルナだが・・・遥は今日ばかりはそれを愛でるより先にやることをするためになんとか理性を働かせて笑顔で言った。
「これから一緒に出掛けて欲しいんだけど・・・大丈夫かな?」
「う、うん・・・あとは夕食の準備をすればいいだけだけど・・・」
「ああ。今日は外で食べるから夕食の準備は必要ないよ」
「外で?一体どこに・・・」
不思議そうに首を傾げるルナに近づいて、ついでにこはくを抱き上げると遥は右手をルナに出して言った。
「行けばわかるよ。さあ・・・」
「う、うん・・・」
恐る恐る遥の手を握るとーーー瞬間世界が変わった。いや、正確にいえば回りの景色が知ってる場所からどこか別の部屋に移動したのだ。この現象をルナはなんとなく知っていた。
「移動の魔法・・・?」
「うん。徒歩だと遠いからね」
回りを見回すとどこかの控え室のような場所に見えるが・・・いまいち遥の目的がわからずに首を傾げていると遥は笑顔で言った。
「とりあえずその部屋の扉を開けてみてよ」
「う、うん・・・」
よくわからなくても遥の言うなので信じて目の前の扉を開けてーーールナは固まった。
衣装部屋のような場所に二人の侍女がいるのだが・・・その二人に見覚えがあって思わず呟いた。
「マリア、サラス・・・」
部屋にいたのはかつてのーーールナが貴族の頃に世話になった懐かしい二人の姿。ルナは呆然としてから遥に視線を向けるとーーー遥は笑顔で言った。
「前にルナ言ってたでしょ?俺と結婚したことを二人に伝えたいって・・・だから二人を家の別荘で雇うことにしたんだ」
「覚えててくれたんだ・・・」
「当たり前だよ。大切なルナのためだからね」
その言葉と予想外の展開に唖然としていると二人の侍女のうち、母親がわりと言える年配のマリアがルナに向かって頭を下げた。
「お嬢様・・・お助けできず申し訳ありませんでした」
「マリア・・・?」
「お嬢様が苦しんでおられたのに私達が知った時にはすでにお嬢様は魔の森に送られてしまい・・・いえ、そうでなくてもお側であなたを守ることが出来ず申し訳ありませんでした」
「マリア・・・」
「わ、私も・・・肝心な時にお側にいられなくて申し訳ありませんでした」
マリアと共に頭を下げるサラスーーーそんな二人を見てルナは少し混乱しながらも首を横に降って言った。
「二人のせいじゃないよ。これは私の問題だったから・・・でもね。私、婚約破棄されて、家を追い出されてから本当に大切なものを見つけられたの。大切な人に・・・」
そう言ってルナは遥の手を繋いでから少し涙ぐみながら笑顔で言った。
「二人とも・・・私ね。この人と・・・遥と結婚したの。遥のお嫁さんになれたの。それを伝えたくて私・・・」
「「お嬢様!」」
辛抱たまらずマリアとサラスはルナに駆け寄ると左右からルナを抱き寄せて涙を浮かべて言った。
「本当に・・・ご無事で・・・」
「お嬢さまぁ・・・うう・・・」
「マリア、サラス・・・うん・・・」
なんとか笑顔を保とうとするが、涙が溢れてしまうーーーそんなルナに少し下がって様子を見ていた遥は握っている手を少しだけ強くして無言で励ました。そんな遥からの激励にルナは心底遥を愛しく思いつつも・・・我慢出来ず二人の前で涙を浮かべて言った。
「二人とも・・・私ね・・・わたし・・・遥のお嫁さんになったの・・・本当に好きな人と結婚したの・・・」
「はい・・・おめでとうございますお嬢様」
「うう・・・お嬢様・・・よかったですぅ・・・」
涙を浮かべつつも笑顔のマリアと、涙で顔がぐちゃぐちゃなサラスと共に涙を浮かべながら・・・ルナは久しぶりの思わぬ再会に涙を流した。
もう二度と会うことがないと思っていた再会にーーーそれを叶えてくれた遥に心底惚れ直してルナはこの時間を喜びからの涙を浮かべて分かち合った。
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