4 / 4
3 魔王様ストーリーを読む
しおりを挟む
「ふむふむ、なるほどそういうことか」
婚約のための顔合わせが終わり、自室に戻ってから俺は1人で未来視の魔法を使って詳細な情報を得ていた。
婚約の顔合わせは予想通りというか、面倒そうに終わらせた我が兄と、常に俺のことを意識しまくっていたミーシャというお互いに全く相手を見てない状況に終わり、我が父はかなり深刻そうな顔をしていたのが特に見物だった。
病弱キャラの俺が突然人外な動きをした件についても色々問われたが首を傾げていると勘違いという形で勝手に処理をしてくれたので助かる。まあ、超常的な現象というのは人の思考力を低下させるからな。くくく。本当に愉快だ。
「悪役令嬢、乙女ゲーム………これは異世界のものか?やはりこのゲームが終わったら異世界に行くのも1つの手だな」
未来視に出てきた我が兄とくっ付く人間が呟いていた単語が気になって調べたが、どうやら異世界の知識を持っているようだ。おまけに我が兄以外にもその側近を籠絡したようでなんとも面白い光景が見えるが………一つだけ不愉快なこともある。
「ふむ、嫉妬する姿は大変可愛いものだが、冤罪をふっかけられて滅びを迎えるのは納得しかねるな」
人間とは元来欲に忠実な生き物だ。それを否定はしないし、俺はそれを見て楽しむが……自分の物にしたいミーシャがこのような不愉快な結末を迎えるのは受け入れ難いものだ。まあ、俺が介入したことでその未来は大きく変わるが。
「さてさて、この将来出てくる女今すぐにでも殺すことは容易だが………それではつまらんな」
せっかくだ。どうせなら奴等には楽しく踊って貰ってから退場して貰うとしよう。ふむ……そうなると今すぐミーシャを俺の物にしたいが……この女が出てくるまでは軽いスキンシップで辛抱するとしよう。
どうせなら我が兄とこの女達には愉快に踊って貰って楽しい夢を見せてやってから奈落に突き落とすことにしよう。その時の絶望も見物だが、あとはミーシャが俺の物になってからの楽しみが大きいものだ。
「さてさて、そうなるとあと何年か我慢せねばならぬか……まあ、勇者を待つよりは短いが、早いとこミーシャを俺の女にしたいものだ」
あの愛らしい生き物を愛でたくて辛抱堪らなくなりそうだ……こんな気持ちは久しく味わってなかったな。俺だってこれまで数々の美女、美少女を愛でてきたものだが……たまにはこんな焦らしもありだろう。
「さしあたってはミーシャを愛でつつも、俺が動きやすいようにするとしよう」
俺が魔王を名乗ったところで信じる輩はいないだろうが……用心するにこしたことはない。とりあえず俺は俺で力を抑えてこのゲームを裏から操るのと、ミーシャを愛でることに専念しようと決めてほくそ笑むのだった。
婚約のための顔合わせが終わり、自室に戻ってから俺は1人で未来視の魔法を使って詳細な情報を得ていた。
婚約の顔合わせは予想通りというか、面倒そうに終わらせた我が兄と、常に俺のことを意識しまくっていたミーシャというお互いに全く相手を見てない状況に終わり、我が父はかなり深刻そうな顔をしていたのが特に見物だった。
病弱キャラの俺が突然人外な動きをした件についても色々問われたが首を傾げていると勘違いという形で勝手に処理をしてくれたので助かる。まあ、超常的な現象というのは人の思考力を低下させるからな。くくく。本当に愉快だ。
「悪役令嬢、乙女ゲーム………これは異世界のものか?やはりこのゲームが終わったら異世界に行くのも1つの手だな」
未来視に出てきた我が兄とくっ付く人間が呟いていた単語が気になって調べたが、どうやら異世界の知識を持っているようだ。おまけに我が兄以外にもその側近を籠絡したようでなんとも面白い光景が見えるが………一つだけ不愉快なこともある。
「ふむ、嫉妬する姿は大変可愛いものだが、冤罪をふっかけられて滅びを迎えるのは納得しかねるな」
人間とは元来欲に忠実な生き物だ。それを否定はしないし、俺はそれを見て楽しむが……自分の物にしたいミーシャがこのような不愉快な結末を迎えるのは受け入れ難いものだ。まあ、俺が介入したことでその未来は大きく変わるが。
「さてさて、この将来出てくる女今すぐにでも殺すことは容易だが………それではつまらんな」
せっかくだ。どうせなら奴等には楽しく踊って貰ってから退場して貰うとしよう。ふむ……そうなると今すぐミーシャを俺の物にしたいが……この女が出てくるまでは軽いスキンシップで辛抱するとしよう。
どうせなら我が兄とこの女達には愉快に踊って貰って楽しい夢を見せてやってから奈落に突き落とすことにしよう。その時の絶望も見物だが、あとはミーシャが俺の物になってからの楽しみが大きいものだ。
「さてさて、そうなるとあと何年か我慢せねばならぬか……まあ、勇者を待つよりは短いが、早いとこミーシャを俺の女にしたいものだ」
あの愛らしい生き物を愛でたくて辛抱堪らなくなりそうだ……こんな気持ちは久しく味わってなかったな。俺だってこれまで数々の美女、美少女を愛でてきたものだが……たまにはこんな焦らしもありだろう。
「さしあたってはミーシャを愛でつつも、俺が動きやすいようにするとしよう」
俺が魔王を名乗ったところで信じる輩はいないだろうが……用心するにこしたことはない。とりあえず俺は俺で力を抑えてこのゲームを裏から操るのと、ミーシャを愛でることに専念しようと決めてほくそ笑むのだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
キムチ鍋
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこからいろいろな人に愛されていく。
作者のキムチ鍋です!
不定期で投稿していきます‼️
19時投稿です‼️
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
転生したら4人のヤンデレ彼氏に溺愛される日々が待っていた。
aika
恋愛
主人公まゆは冴えないOL。
ある日ちょっとした事故で命を落とし転生したら・・・
4人のイケメン俳優たちと同棲するという神展開が待っていた。
それぞれタイプの違うイケメンたちに囲まれながら、
生活することになったまゆだが、彼らはまゆを溺愛するあまり
どんどんヤンデレ男になっていき・・・・
ヤンデレ、溺愛、執着、取り合い・・・♡
何でもありのドタバタ恋愛逆ハーレムコメディです。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
悪役令嬢に転生しましたが、全部諦めて弟を愛でることにしました
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢に転生したものの、知識チートとかないし回避方法も思いつかないため全部諦めて弟を愛でることにしたら…何故か教養を身につけてしまったお話。
なお理由は悪役令嬢の「脳」と「身体」のスペックが前世と違いめちゃくちゃ高いため。
超ご都合主義のハッピーエンド。
誰も不幸にならない大団円です。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる