風華風唱-400年経った世界は残酷で優しかった

Aime

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2章

閑話※

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Noside

コポリ、コポリ


大きな人が入りそうな培養器がいくつも並ぶ部屋に男はいた。


手に持つのは青い薬と、赤い薬。


培養器の影には檻があり、その中には犬や、猫、ネズミといったあらゆる動物が囚われている。


男の前には診察台のような物があるが、それには拘束具があり年端もいかない少年が拘束されていた。


拘束された少年は男が持つ赤い薬をみて何やら叫ぼうとするが、猿轡をされて唸るだけになっている。


「ゔー、ゔー!」


「うん?もう薬が切れたのかい?…ふむ、最後に摂取してから6時間後に禁断症状発生、これならそろそろゼロスになるな。」


男は呟くと、手帳を取り出し書き込む。


「前回はゼロスになってからこの青の薬をのませたが、ダメだった。6時間前だとどうなるかな…」


男は青色の方の薬からスポイトで1滴取り出すと、少年の口に猿轡の隙間から飲ませた。



「ゔぅ、あがぁ……」


すると、少年は少しもがき苦しんだが、しばらくすると落ち着いたのか気絶してしまった。



「おぉ!1滴でもこの効能!」


男は興奮し、メモするスピードを早める。



「なるほど、なるほど、ゼロス化したものは治せないが、する直前のものは治すことができるとは…。この青の薬。早く製法を解析したいところだ。」



手帳を置くと男は少年の拘束を解き、檻へ戻すと扉がノックされる音がした。



「入りたまえ。」



入ってきたのは青年と青年に引きずられるように金髪の少年。


服は一切着せられておらず、白い肌に似合わない黒い首枷からは同じく黒い鎖。


当然のように引きずられる少年の目は何も移していない。


「ドクター。調子はどうだ?」



「おぉ!これはこれはわざわざこんなに辺鄙な場所までお越しいただかなくとも、私めが馳せ参じましたのに。」



「いい。今日は薬を渡しに来たついでだ。」



青年はドクターにすすめられた椅子に座ると少年を足元にはべらす。



懐から青色の薬を机に置くと、ドクターは一目散に薬に飛びついた。



「おぉ、おぉ!今回の追加分ですね!ありがたき幸せ!」



「実際はどうなんだ?ドクター。この薬の製法はわかったのか?」



青年はドクターの机に置かれた資料を取り上げる。



「いえ…成分の分析は終わったのですが、あと1つが分からないのです。」



「ふむ…恐らく鍵となるのはセルフォードか。…そうだ、ドクター。シャインから連絡があった。今日、この森に学生が来るそうだ。その中にセルフォードの候補者がいる。」



「前回おっしゃっていたのは、春野冥夜でしたな。」



「そいつもだが、今はもう1人候補者がいる。…志野唯都だ。」


ドクターはイヒヒヒヒヒと笑い、ベルを鳴らす。


「2人とも来るのであれば、こやつと相対させてみましょうぞ。」



ドアの奥から現れたのはローブ姿の人影。



「ほほぅ、を使うのか。」



「ええ、を見て風の姫は必ず動揺するでしょう。…見ていかれますか、?」



陛下ーイグリードはその光景を思い描き興奮する。


足元に大人しく座っていた少年はイグリードの興奮に震えがはしる。


彼の膝にしなだれるようにしていたため、彼の股間が大きくなっていくのを察したからだ。


「いいな、ドクター。セルフォードをまずは確定させろ。…それからだ。それからやつを我が手に…!」


興奮を抑えきれないイグリードはおもむろに少年の腰を掴むとその蕾に己の怒張したものを突き立てた。


普段から犯させているのか、スムーズに受け入れていく少年の蕾。


「…っ、…!…」


声が出ないのか、喘ぐことも出来ない少年を無視してイグリードは少年の腰に叩きつける。


ーパンっ、パンパンっ、


「っふぅ」



ドクターはそんなイグリードを見つつも報告を続ける。



「承知しました。セルフォード・ミラ・シルフのあぶり出しと…許可を頂けるのであれば、やつを捕まえた際に薬の製法も聞き出すことは可能でしょうか?」



「ふっ、いいだろう。許可しよう。だが、奴を犯るのは我だ。」



「承知。では、最高のおもてなしを用意致しましょう。」



そう言うとドクターはごゆっくり。と言い残して部屋を後にした。


「ふふふ、はははは!やっとだ、400年待ってようやくセルフォードの行方を掴めたぞ!待っておれ、必ずやお前を我が手に…っ!」



ーズチュ、ズチュ、、ズドンっ



「…!!!」



己の怒張を少年の最奥に叩きつけ、イグリードは精を放った。



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