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『何か』が始まるみたいだ
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時期的に丁度良かったのか、リビングから海へと日が沈んでいく様子が見られた。
夕日でオレンジに染まった空がどんどん暗くなっていく。
そんな様子を見ながら俺達は……
「……んっ、綺麗だね、桃くん」
「はぁっ、んっ、太陽が海に沈んでいってるみたいだな」
「ふぅっ、んっ、みんなでこんな景色を見られて良かったです」
「はぁっ、はぁっ、おだんごも夕日で赤く染まってますわぁ」
身体を更に密着させた状態のまま、外を眺めていた。
両腕はソファーに座っている千和と輝衣にがっちりと抱き着かれ、たまに身体を動かしながらフルーツをムニュっと押し付けられ、俺の足元にはソファーから下り、床に座りながら俺の両太ももに寄りかかる美鳥と葵…… こちらも足に抱き着かれフルーツや大福を押し付けている。
結局生殺しのまま日が沈むまで過ごしていたのだが、途中から明らかにおだんごを食べたそうな素振りを見せ始めた四人。
モジモジとしたり、膝枕と見せかけておだんごに近付いたり…… だけど頑なに食べようとしない姿に、さすがの俺も何かあるんじゃないかって気が付いた。
「暗くなったね……」
「暗くなったな……」
「そろそろですかね……」
「では、準備をしますわよ……」
そしていよいよ、その『何か』が始まるみたいだ。
四人が無言で立ち上がり、俺の手を引いて風呂場まで連れて行かれた。
「…………」
無言…… だが、荒くなる息づかいで俺の身体を洗ってくれる千和。
「…………」
同じく無言で念入りに自分の身体を洗う美鳥。
「…………」
少しすると先に身体を洗っていた輝衣が千和と交代して俺の身体を洗い始める。
「…………」
そして葵は身体を洗い終え、先に風呂場から出ていった。
浴槽には入らず、身体を洗い終えると三人に身体を拭いてもらい、また手を引かれ、今度は寝室に連れて行かれる。
そして寝室に入ると……
カチャッ、と音がしたと思った瞬間、飢えた獣達は動き出した。
「桃くん!」
「早く! こっちだ」
「はぁっ、桃太さん、桃太さん」
「ふ、ふふっ…… もう我慢出来ませんわ!!」
ひぃっ!!
薄暗い寝室、外をぼんやりと照らす証明と月明かりでかろうじて見える四人、だがそんな四人の目が光輝いたように見えて、一瞬ビクッとなってしまった。
四人が一気に距離をつめてきて、俺の腕を力強く引っ張りベッドに押し倒される。
そして……
「もういいよねっ? ねっ?」
「へへっ、あたし達、お腹ペコペコなんだ」
「生おだんごを食べられるのを楽しみにしていたんです」
「それに食べ放題、ですものね…… ふふっ、では、桃太様?」
「桃くん……」
「桃太」
「桃太さん……」
「「「「おだんご、太るまで私達に下さいな……」」」」
…………
…………
…………気が付けば、リビングの反対側にある寝室、その窓から朝日が昇ってくる様子が見える。
……本当だ、ベッドで横になっていると、まるで自分のすぐ横から太陽が出てくるように見えるな。
そして部屋が明るく照らされると……
「……え、へ、へへっ……」
「あっ…… うぅ……」
「っ、あ、あぁ、ん……」
「…………」
本能のまま貪り喰らった獣達が、息を荒くしながらだらしなく足を広げ、幸せそうな顔で倒れていた。
千和はひっくり返ったカエルのように、美鳥はうつ伏せになって、輝衣は大の字になり、葵は…… 枕に顔を埋め膝立ちで桃を突き出したまま、気を失っていた。
それにしても食べ過ぎだよ…… 『美味しく食べるために熟成』? おだんごを熟成させるなんて聞いたことないぞ?
それよりもフルーツの方が熟しちゃって、たっぷりの果汁で大変な事になっている。
果汁とみたらし、練乳もかけての食べ放題だもんな……
「え、へへっ、桃くぅん…… ごちそうさまぁ…… 愛してるぅ……」
カエルの体勢からヨロヨロと身体を動かし、抱き着いてお礼のキスをしてくる千和。
「も、桃太さん…… 凄く、美味しかったですぅ……」
千和の様子を見ていた美鳥も動かない身体を必死に動かしキスをしてきた。
「……すぅ ……すぅ」
輝衣はお腹いっぱい過ぎて限界になり寝てしまったみたいだ。
「…………」
食べ放題に慣れてない葵は途中でお腹いっぱいになりすぎて反応が失くなってしまった。
息はある…… あまりに美味しそうに食べていたから、つい食べさせ過ぎてしまったかな。
あぁ…… 疲れた……
おだんごを作れない、食べてくれない状態が続いたのがいけなかったのかもしれないが、食べる人の事を考える余裕なんてなかったし…… 作るペースも早かった。
生おだんごということもあって、いつもより作るのも早く、美味しさも増していたようで、どちらも満足はしていると思う。
「…………」
「桃…… くん……」
美鳥も、そして千和も限界を迎え寝てしまったので、枕元にあったリモコンに手を伸ばし、カーテンを閉めてから俺も目を閉じた。
◇
これは一体…… どういう事ですの?
凄く怖くて、頭が真っ白になって、でも気が付けばお腹が満たされ、凄く幸せ……
『もう要らないからおだんごを作るのは止めて』とわたくしは声に出していたはずなのに、心の中では『もっと! もっと食べさせて下さいまし!』と叫んでいた。
そして…… 桃太様のおだんごでお腹がいっぱいになったわたくしは気を失って…… そうですわ!
「……っ!! ……あ、あら? わたくし、寝てしまったですの?」
特注のベッドは食べ散らかしてしまいシーツはあちこち汚れている。
そんなベッドでも気にせず…… というより気にかける余裕がないくらい皆さん疲れて眠っていますわ。
そう言うわたくしも身体もあちこち汚れて…… 凄い事になってますわね。
果汁や練乳でベタベタ…… 早く洗いたいような、もう少しこのままでいたいような不思議な気分ですわ。
でも、おだんごに食べ慣れてきたと思ってましたのに…… おだんごは奥深いですわ。
皆さんはあんなペースでパクパク食べていましたが、わたくしにはまだ早かったのかもしれません、お腹が空いていた時にはいっぱい食べられると思っていたんですけど。
……千和さんと葵さんは桃太様に寄り添って寝てますわね、わたくしの入る隙間は…… なさそうですわね。
「んぅっ…… えへっ、葵さん…… こっちぃ……」
千和さん? ……きゃっ! わ、わたくしベタベタですわよ? 抱き着いたら汚く…… 千和さんもわたくしに負けないくらいベタベタですわね。
「葵さんも…… だーい好き…… えへへっ……」
まあっ! ふふっ、本当に千和さんは……
やはり桃太様のために皆さんの仲を取り持っただけありますわね、わたくし達が争わないよう楽しく過ごせるのも、皆さん平等に桃太さんに愛していただけるのも千和さんが居るから……
「みんな、一緒…… 太る時も…… 一緒だからねぇ……」
ふふっ…… はい。
でも、神様……
こんな健気で可愛い千和さんには…… ちゃんとご褒美を与えて下さいまし。
千和さんには一番を……
それにしても、千和さんの身体…… 温かいですわぁ…… また眠たくなって……
◇
……くぅっ! お、重っ。
な、何だ? この感じは…… 輝衣だな。
少し苦しさを感じ、目を開けてみると、俺の上で抱き着くように寝ている輝衣の姿が目に入ってきた。
やっぱり…… 俺の上で寝ようとするのは輝衣か千和くらいだもんな、美鳥と葵は身長が高めだから、足を俺に絡ませて寝る方が多いから……
「ん、へへっ…… もう食べられないってばぁ……」
夢の中でも食べているのか、少しよだれを垂らしながら寝ているし。
「桃太ぁ…… へへっ…… あたし、幸せぇ……」
またギュッと抱き締められ、笑いながらで寝言…… 仕方ない、もう少しこのままでもいいか。
ふと横を向くとすぐ側には美鳥の寝顔が見え、そして反対側では抱き合いながら寝る千和と葵がいた。
やっぱりみんなと居ると幸せだと感じながら目を閉じ、もう一眠りすることにした。
夕日でオレンジに染まった空がどんどん暗くなっていく。
そんな様子を見ながら俺達は……
「……んっ、綺麗だね、桃くん」
「はぁっ、んっ、太陽が海に沈んでいってるみたいだな」
「ふぅっ、んっ、みんなでこんな景色を見られて良かったです」
「はぁっ、はぁっ、おだんごも夕日で赤く染まってますわぁ」
身体を更に密着させた状態のまま、外を眺めていた。
両腕はソファーに座っている千和と輝衣にがっちりと抱き着かれ、たまに身体を動かしながらフルーツをムニュっと押し付けられ、俺の足元にはソファーから下り、床に座りながら俺の両太ももに寄りかかる美鳥と葵…… こちらも足に抱き着かれフルーツや大福を押し付けている。
結局生殺しのまま日が沈むまで過ごしていたのだが、途中から明らかにおだんごを食べたそうな素振りを見せ始めた四人。
モジモジとしたり、膝枕と見せかけておだんごに近付いたり…… だけど頑なに食べようとしない姿に、さすがの俺も何かあるんじゃないかって気が付いた。
「暗くなったね……」
「暗くなったな……」
「そろそろですかね……」
「では、準備をしますわよ……」
そしていよいよ、その『何か』が始まるみたいだ。
四人が無言で立ち上がり、俺の手を引いて風呂場まで連れて行かれた。
「…………」
無言…… だが、荒くなる息づかいで俺の身体を洗ってくれる千和。
「…………」
同じく無言で念入りに自分の身体を洗う美鳥。
「…………」
少しすると先に身体を洗っていた輝衣が千和と交代して俺の身体を洗い始める。
「…………」
そして葵は身体を洗い終え、先に風呂場から出ていった。
浴槽には入らず、身体を洗い終えると三人に身体を拭いてもらい、また手を引かれ、今度は寝室に連れて行かれる。
そして寝室に入ると……
カチャッ、と音がしたと思った瞬間、飢えた獣達は動き出した。
「桃くん!」
「早く! こっちだ」
「はぁっ、桃太さん、桃太さん」
「ふ、ふふっ…… もう我慢出来ませんわ!!」
ひぃっ!!
薄暗い寝室、外をぼんやりと照らす証明と月明かりでかろうじて見える四人、だがそんな四人の目が光輝いたように見えて、一瞬ビクッとなってしまった。
四人が一気に距離をつめてきて、俺の腕を力強く引っ張りベッドに押し倒される。
そして……
「もういいよねっ? ねっ?」
「へへっ、あたし達、お腹ペコペコなんだ」
「生おだんごを食べられるのを楽しみにしていたんです」
「それに食べ放題、ですものね…… ふふっ、では、桃太様?」
「桃くん……」
「桃太」
「桃太さん……」
「「「「おだんご、太るまで私達に下さいな……」」」」
…………
…………
…………気が付けば、リビングの反対側にある寝室、その窓から朝日が昇ってくる様子が見える。
……本当だ、ベッドで横になっていると、まるで自分のすぐ横から太陽が出てくるように見えるな。
そして部屋が明るく照らされると……
「……え、へ、へへっ……」
「あっ…… うぅ……」
「っ、あ、あぁ、ん……」
「…………」
本能のまま貪り喰らった獣達が、息を荒くしながらだらしなく足を広げ、幸せそうな顔で倒れていた。
千和はひっくり返ったカエルのように、美鳥はうつ伏せになって、輝衣は大の字になり、葵は…… 枕に顔を埋め膝立ちで桃を突き出したまま、気を失っていた。
それにしても食べ過ぎだよ…… 『美味しく食べるために熟成』? おだんごを熟成させるなんて聞いたことないぞ?
それよりもフルーツの方が熟しちゃって、たっぷりの果汁で大変な事になっている。
果汁とみたらし、練乳もかけての食べ放題だもんな……
「え、へへっ、桃くぅん…… ごちそうさまぁ…… 愛してるぅ……」
カエルの体勢からヨロヨロと身体を動かし、抱き着いてお礼のキスをしてくる千和。
「も、桃太さん…… 凄く、美味しかったですぅ……」
千和の様子を見ていた美鳥も動かない身体を必死に動かしキスをしてきた。
「……すぅ ……すぅ」
輝衣はお腹いっぱい過ぎて限界になり寝てしまったみたいだ。
「…………」
食べ放題に慣れてない葵は途中でお腹いっぱいになりすぎて反応が失くなってしまった。
息はある…… あまりに美味しそうに食べていたから、つい食べさせ過ぎてしまったかな。
あぁ…… 疲れた……
おだんごを作れない、食べてくれない状態が続いたのがいけなかったのかもしれないが、食べる人の事を考える余裕なんてなかったし…… 作るペースも早かった。
生おだんごということもあって、いつもより作るのも早く、美味しさも増していたようで、どちらも満足はしていると思う。
「…………」
「桃…… くん……」
美鳥も、そして千和も限界を迎え寝てしまったので、枕元にあったリモコンに手を伸ばし、カーテンを閉めてから俺も目を閉じた。
◇
これは一体…… どういう事ですの?
凄く怖くて、頭が真っ白になって、でも気が付けばお腹が満たされ、凄く幸せ……
『もう要らないからおだんごを作るのは止めて』とわたくしは声に出していたはずなのに、心の中では『もっと! もっと食べさせて下さいまし!』と叫んでいた。
そして…… 桃太様のおだんごでお腹がいっぱいになったわたくしは気を失って…… そうですわ!
「……っ!! ……あ、あら? わたくし、寝てしまったですの?」
特注のベッドは食べ散らかしてしまいシーツはあちこち汚れている。
そんなベッドでも気にせず…… というより気にかける余裕がないくらい皆さん疲れて眠っていますわ。
そう言うわたくしも身体もあちこち汚れて…… 凄い事になってますわね。
果汁や練乳でベタベタ…… 早く洗いたいような、もう少しこのままでいたいような不思議な気分ですわ。
でも、おだんごに食べ慣れてきたと思ってましたのに…… おだんごは奥深いですわ。
皆さんはあんなペースでパクパク食べていましたが、わたくしにはまだ早かったのかもしれません、お腹が空いていた時にはいっぱい食べられると思っていたんですけど。
……千和さんと葵さんは桃太様に寄り添って寝てますわね、わたくしの入る隙間は…… なさそうですわね。
「んぅっ…… えへっ、葵さん…… こっちぃ……」
千和さん? ……きゃっ! わ、わたくしベタベタですわよ? 抱き着いたら汚く…… 千和さんもわたくしに負けないくらいベタベタですわね。
「葵さんも…… だーい好き…… えへへっ……」
まあっ! ふふっ、本当に千和さんは……
やはり桃太様のために皆さんの仲を取り持っただけありますわね、わたくし達が争わないよう楽しく過ごせるのも、皆さん平等に桃太さんに愛していただけるのも千和さんが居るから……
「みんな、一緒…… 太る時も…… 一緒だからねぇ……」
ふふっ…… はい。
でも、神様……
こんな健気で可愛い千和さんには…… ちゃんとご褒美を与えて下さいまし。
千和さんには一番を……
それにしても、千和さんの身体…… 温かいですわぁ…… また眠たくなって……
◇
……くぅっ! お、重っ。
な、何だ? この感じは…… 輝衣だな。
少し苦しさを感じ、目を開けてみると、俺の上で抱き着くように寝ている輝衣の姿が目に入ってきた。
やっぱり…… 俺の上で寝ようとするのは輝衣か千和くらいだもんな、美鳥と葵は身長が高めだから、足を俺に絡ませて寝る方が多いから……
「ん、へへっ…… もう食べられないってばぁ……」
夢の中でも食べているのか、少しよだれを垂らしながら寝ているし。
「桃太ぁ…… へへっ…… あたし、幸せぇ……」
またギュッと抱き締められ、笑いながらで寝言…… 仕方ない、もう少しこのままでもいいか。
ふと横を向くとすぐ側には美鳥の寝顔が見え、そして反対側では抱き合いながら寝る千和と葵がいた。
やっぱりみんなと居ると幸せだと感じながら目を閉じ、もう一眠りすることにした。
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