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1-3.アヤカシ屋敷で同居?
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しおりを挟むそれで、父さんがじいちゃんに電話で相談して――わたしは一年間、この町で修行することになったんだよね。
「そう、落ちこまんでいい。コントロールさえ覚えれば、ふつうの生活を送れる。そのへんは、司狼から教わればいいさ」
「えっ、じいちゃんが教えてくれるんじゃないの?」
「人間のじいちゃんより、アヤカシの司狼に聞いたほうが、早いと思うぞ」
そう言われて、司狼とじいちゃんを交互に見る。
どっちかっていうと、じいちゃんのほうがアヤカシっぽいんだけど――ここで、司狼と目が合った。
「学校に通いたければ、修行にはげむことだな。これから俺のことは、師匠と呼べ」
と、司狼からそっけなく一言。
スパルタの予感しかしないけど、それよりも、わたしには落ちこむことがあった。
「……どうした?」
司狼が、目ざとくたずねてくる。
なんでもないと首を横にふったけど、司狼は見逃してくれなかった。
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