敷知の庭先

敷知遠江守

文字の大きさ
15 / 19

第15話 観葉植物「コーヒー」

しおりを挟む
 新年明けましておめでとうございます。
 今年も「敷知の庭先」をよろしくお願いします。


 新年一発目のお話はコーヒーです。

 ある時、私はテレビで見てしまったのです。コーヒーの木を。それから私はコーヒーの木の苗を見る度に、とりあえず購入する事にしています。今まで何度も栽培にトライしてみているのですけど、残念ながら敗北の歴史をこれまで築き続けてきています。

 コーヒーというと、私たちがすぐに思い浮かべるのはカルディのショーケースに入った茶色い豆だと思うのです。ご存知の方も多いと思うのですが、あの豆はコーヒーの豆を焙煎したものです。

 あ、言い忘れました。今回は再生栽培の話ではありません。

 あれが豆、そして木があると言う事は、当たり前の話ですけど、その木に何か果実的な物がなって、そこの中にあの種があるんだろうなという想像はできると思うのです。
 カルディでコーヒーを購入すると、パッケージにコーヒーの木が描かれている事があります。それで知っている方がいるかもしれませんが、実はコーヒーはあの豆の周りに赤い果肉が付いているんです。果肉だけを見ればさくらんぼやグミの実に近いかもしれません。

 私がコーヒーの木の栽培に何度失敗してもチャレンジし続ける理由、それが実はこのコーヒーの実なんです。有体に言ってしまえば、種はどうでも良いです。どうせ焙煎して豆を挽いて、自家製の美味しいコーヒーを淹れるなんて芸当、できやしないでしょうからね。そもそもコーヒー豆の焙煎ってめちゃくちゃ難しいって聞きますし。

 コーヒーの実は非常に腐りやすく、産地でしか食べる事ができないのだそうです。ですけど、食べた方の話によると、実は非常に薄いけど酸味があって、種の大きなさくらんぼみたい、そしてカフェインが多く癖になるとの事。気になりませんか?

 コーヒーは栽培できる限界の緯度というのがあるんです。ずば抜けて高い日本の農業技術を持ってすれば、いずれその限界は軽々突破し、気が付いたら北海道で栽培できていたりするのでしょうが、今のところはそんな事にはなっていません。
 このコーヒー栽培に適した地域を「コーヒーベルト」と呼ぶんですけど、日本だと沖縄がギリギリ入るか入らないか。頑張っても宮崎、和歌山くらいが北限なんて言われているそうです。

 これまで何度も栽培に失敗し続けている私。きっと失敗の要員というものがあるはずと、調べに調べました。そしてとある記述を見つけました。
 原因は恐らく二つ。水のあげすぎと、直射日光が強すぎ。
 不思議だったんですよね。熱帯の作物なのに、毎日水やりをしているのに、なぜか夏に枯れるていたんです。
 南国の植物だからと、非常に日当たりのよいところにプランターを置き、バナナのようにたっぷりと水をあげていたのですけど、どうやらそれが悪かったようなのです。

 まず、風通しの良い日陰に設置するのが正解なのだとか。そこで今年は塀で陰になるような場所にプランターを置いてみました。水は土が乾いたらたっぷりあげる程度の頻度で良いんだそうで。

 さすが、先人の教えというのは素晴らしいですね。今回、初めてひと夏を越える事に成功したんです!
 土の状態を確認してわかったのですけど、コーヒーは思ったほど水を吸わないようなのです。真夏だというに、今年は雨が絶望的に少なかったというに、一週間に一回くらいしか水やりを必要としなかったんです。それでもすくすくと成長してくれました。
 これ、例年くらい雨が降ったら一回も水やりしなくても良かったかも。もしかしたら台風の時なんかは雨宿りが必要なレベルなのかも。

 現在、100均で買った金網やビニールなどで作った簡易温室でプランターを囲って越冬中です。春になったら少し大きめのプランターにお引越ししようと思っています。
 春が来るのが待ち遠しいですね!


 新年最初のお話はちょっと珍しい植物の栽培のお話でした。
 次回は何を栽培するのか、次回をお楽しみに。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

処理中です...