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18-1 俺が優成を大好きだってこと
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優成から返信が来たのは、22時を過ぎた頃だった。
風呂上がりの俺は急いでLINEを確認した。
どうやら優成はトラブルの対応に追われていたらしく、俺に連絡する時間も取れなかったようだ。
優成はいつもより元気がなく、文面からでも疲れが滲んでいた。
俺は通話もしたかったけれど、今夜は我慢することにした。
それに──
『俺も世利に会って抱きしめたい』
この糖度100%の言葉をもらったおかげで、通話を我慢できたと言ってもいい。
はぁ……恋人同士の甘いやり取りエグいって。
俺はベッドに寝転びながら、緩んだ顔でスマホを見ていた。
そして、LINEを返すために指を動かした。
『いつ頃帰れそう?』
早く帰ってきて欲しくて、忙しいとわかっているのにそんなことを聞いてしまった。
その時の優成の返信は早かった。
『順調なら日曜の夜になりそう』
日曜の夜ってことは、今日が木曜日だから──
俺は卓上カレンダーに目をやった。
「三日後じゃん……」
今の俺にとっては、気が遠くなるほど先に感じられた。
ため息とともに体の力が抜けていき、そのままベッドに寝転んだ。
俺は見慣れた天井を眺めてから、ゆっくりとまぶたを閉じた。
風呂上がりの火照った体が、静かに冷めていくのを感じる。
優成は日曜日に帰ってくるんだ。
俺は、これから自分のやるべきことを頭の中に思い浮かべた。
まず優成に会う前にいくつか準備をしなくちゃいけない。
それと優成を安心させる方法も見つけないと。
あとは……ちゃんと仕事も行かなきゃだよな。
そう思うと3日なんて短いほどだ。
俺は目を開いてガバっと起き上がった。
そして、優成に返信する。
──トトト……
優成が安心してくれるような言葉を選んでいく。
『3日後に会えるの楽しみだ!』
『仕事頑張りすぎるなよ』
そして最後に、俺の持ってるスタンプの中で唯一かわいい気がしてる、足が生えてる大根のスタンプを送った。
『おやすみ』
その夜、俺は優成からの返信を待たずに眠ってしまった。
夢も見ないで爆睡して、気がついたら朝だった。
その日から、優成が帰って来るまでの期間で準備を始めた。
優成に会えないのは寂しかったけど、何かをするにはあっという間だ。
その間も俺たちはお互いに連絡を取り合っていた。
優成から返信が来るたびに、仕事中だろうとスマホに飛びついて返事をした。
スマホを睨みつける俺を心配して、塩野に軽く声をかけられたほどだ。
「先輩……そんなスマホばっかり気にして、どうしたんすか。
人質でも取られてるんすか?」
そうこうしていると、待ちに待った優成が帰ってくる日曜日になっていた。
『16時頃に帰る』
そんな連絡が来てから約半日。
俺はアパートの自分の部屋で、優成の帰りを待っていた。
壁掛時計を見ると、16時を10分くらい過ぎていた。
俺はいつもなら10分なんて気にもならないのに、今日ばかりはその時間を永遠に感じていた。
我慢できなくなった俺は優成に連絡をしようとスマホを持ち上げLINEを開いた。
その瞬間──
ピンポーン
インターホンが鳴ったと同時に俺は立ち上がり、玄関に駆け出した。
鍵を開けて思い切り扉を開けると、そこには待ち望んだ人が立っていた。
「優成!」
「世利、ただいま」
優成は茶色のパーカーに黒のパンツ姿で、一度着替えてからここに来たことがわかった。
「おかえりっ!」
俺は両手を広げて、優成に抱きつこうと足を一歩近づける。
すると案の定、優成は俺から一歩後退りした。
目の前の理性ガチガチ男を、俺は無言で睨みつけた。
「そんな顔しても駄目だ」
優成は困ったように笑った。
俺は呪いが解けていることをすぐにでも伝えたかったけれど、まずは優成を家に招き入れることにした。
──コトン
俺はリビングのテーブルに冷たい麦茶を二人分置いた。
カーペットの上に直に座る優成は、グラスを手に取り麦茶を一気に飲み干した。
「はぁ……急いで来たから喉カラッカラだった」
優成は空のグラスをテーブルに置くと、ベッドに腰掛けた俺に顔を向けた。
「世利、それでレイチェルとの話はどうだった?」
優成の真剣な表情を見つめて、俺は一度拳を握った。
これから話す内容を考えると、胸がドキドキと激しく動き出す。
俺は小さく息を吸って口を開いた。
「レイチェルとトモロウから聞いた話を全部伝えるよ」
優成は俺を見て小さく頷く。
俺は部屋の隅に置いた荷物をちらっと見てから、もう一度優成に向き直った。
「それと、ひとつ信じて欲しいことがある」
「……信じて欲しいこと?」
不思議そうな顔をして優成は俺を見つめた。
そして俺はそのまま話を続ける。
「うん、俺が優成を大好きだってことは信じて欲しいんだ」
俺の言葉に、優成は目を丸くしていた。
風呂上がりの俺は急いでLINEを確認した。
どうやら優成はトラブルの対応に追われていたらしく、俺に連絡する時間も取れなかったようだ。
優成はいつもより元気がなく、文面からでも疲れが滲んでいた。
俺は通話もしたかったけれど、今夜は我慢することにした。
それに──
『俺も世利に会って抱きしめたい』
この糖度100%の言葉をもらったおかげで、通話を我慢できたと言ってもいい。
はぁ……恋人同士の甘いやり取りエグいって。
俺はベッドに寝転びながら、緩んだ顔でスマホを見ていた。
そして、LINEを返すために指を動かした。
『いつ頃帰れそう?』
早く帰ってきて欲しくて、忙しいとわかっているのにそんなことを聞いてしまった。
その時の優成の返信は早かった。
『順調なら日曜の夜になりそう』
日曜の夜ってことは、今日が木曜日だから──
俺は卓上カレンダーに目をやった。
「三日後じゃん……」
今の俺にとっては、気が遠くなるほど先に感じられた。
ため息とともに体の力が抜けていき、そのままベッドに寝転んだ。
俺は見慣れた天井を眺めてから、ゆっくりとまぶたを閉じた。
風呂上がりの火照った体が、静かに冷めていくのを感じる。
優成は日曜日に帰ってくるんだ。
俺は、これから自分のやるべきことを頭の中に思い浮かべた。
まず優成に会う前にいくつか準備をしなくちゃいけない。
それと優成を安心させる方法も見つけないと。
あとは……ちゃんと仕事も行かなきゃだよな。
そう思うと3日なんて短いほどだ。
俺は目を開いてガバっと起き上がった。
そして、優成に返信する。
──トトト……
優成が安心してくれるような言葉を選んでいく。
『3日後に会えるの楽しみだ!』
『仕事頑張りすぎるなよ』
そして最後に、俺の持ってるスタンプの中で唯一かわいい気がしてる、足が生えてる大根のスタンプを送った。
『おやすみ』
その夜、俺は優成からの返信を待たずに眠ってしまった。
夢も見ないで爆睡して、気がついたら朝だった。
その日から、優成が帰って来るまでの期間で準備を始めた。
優成に会えないのは寂しかったけど、何かをするにはあっという間だ。
その間も俺たちはお互いに連絡を取り合っていた。
優成から返信が来るたびに、仕事中だろうとスマホに飛びついて返事をした。
スマホを睨みつける俺を心配して、塩野に軽く声をかけられたほどだ。
「先輩……そんなスマホばっかり気にして、どうしたんすか。
人質でも取られてるんすか?」
そうこうしていると、待ちに待った優成が帰ってくる日曜日になっていた。
『16時頃に帰る』
そんな連絡が来てから約半日。
俺はアパートの自分の部屋で、優成の帰りを待っていた。
壁掛時計を見ると、16時を10分くらい過ぎていた。
俺はいつもなら10分なんて気にもならないのに、今日ばかりはその時間を永遠に感じていた。
我慢できなくなった俺は優成に連絡をしようとスマホを持ち上げLINEを開いた。
その瞬間──
ピンポーン
インターホンが鳴ったと同時に俺は立ち上がり、玄関に駆け出した。
鍵を開けて思い切り扉を開けると、そこには待ち望んだ人が立っていた。
「優成!」
「世利、ただいま」
優成は茶色のパーカーに黒のパンツ姿で、一度着替えてからここに来たことがわかった。
「おかえりっ!」
俺は両手を広げて、優成に抱きつこうと足を一歩近づける。
すると案の定、優成は俺から一歩後退りした。
目の前の理性ガチガチ男を、俺は無言で睨みつけた。
「そんな顔しても駄目だ」
優成は困ったように笑った。
俺は呪いが解けていることをすぐにでも伝えたかったけれど、まずは優成を家に招き入れることにした。
──コトン
俺はリビングのテーブルに冷たい麦茶を二人分置いた。
カーペットの上に直に座る優成は、グラスを手に取り麦茶を一気に飲み干した。
「はぁ……急いで来たから喉カラッカラだった」
優成は空のグラスをテーブルに置くと、ベッドに腰掛けた俺に顔を向けた。
「世利、それでレイチェルとの話はどうだった?」
優成の真剣な表情を見つめて、俺は一度拳を握った。
これから話す内容を考えると、胸がドキドキと激しく動き出す。
俺は小さく息を吸って口を開いた。
「レイチェルとトモロウから聞いた話を全部伝えるよ」
優成は俺を見て小さく頷く。
俺は部屋の隅に置いた荷物をちらっと見てから、もう一度優成に向き直った。
「それと、ひとつ信じて欲しいことがある」
「……信じて欲しいこと?」
不思議そうな顔をして優成は俺を見つめた。
そして俺はそのまま話を続ける。
「うん、俺が優成を大好きだってことは信じて欲しいんだ」
俺の言葉に、優成は目を丸くしていた。
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