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17話 スカーレットside
しおりを挟むムカつく!
お姉様はいつも私の邪魔ばっかりしてきて!
何が、私の目の前で婚約者を奪おうとする、よ!
そんな言い方したら皆私が悪いみたいな考えになっちゃうって気づかないわけ?
やっぱり悪役令嬢だからなの?
殿下なら私に婚約者が出来たって聞いたら止めてくれるって思ったのに、婚約者のところに行け、だって。
私のことが好きなんじゃないの?
ユリウス様だって、絶対ヒロインに惚れるキャラなのに私に見向きもせず自分の婚約者に必死に否定するしさぁー。
しかも婚約者になった奴を見たけど有り得ないくらい地味男じゃない!
あんな、さえない男が私の婚約者なんて...お父様は何を考えているのよ!?
あの男、私の姿を見るなり
「本当に......見た目だけは美しいですね」
って言ってきたのよ?
見た目だけって何よ!私は身も心も美しいヒロインなのに!
あぁ、でもあの男が話していたことは少し良いと思ったわよ?
「僕達は婚約者だけど、君に興味はない。結婚したとしても白い結婚だから好きにしててくれ」
って話!
つまり、私は好き勝手しててもいいってことだよね?
白い結婚?が何かは知らないし、私に興味がない男なんて信じられないって思ったけど悪い条件じゃないわ。
それなのに、お父様は婚約者がいるんだからもう少し行動に気をつけろって口煩くなってきたし。
あ、そういえば最近、お母様に会っていない気がする。
まぁ、別に会ったとしても話すことないから別にいいんだけどさ。
そう思いながら夕飯を食べるために食堂に向かったんだけど、お父様からビックリすることを言われた。
この婚約がなくなったら修道院に入れる、ですって?
いやいや、なんでヒロインなのに修道院に入るの?
その役目は悪役令嬢.........いや、お姉様の方でしょ?
って心の中で言ったと思ってたんだけど口に出ちゃってたみたい。
まぁ、口に出ちゃったもんは仕方ないよね。
だって、私が何をしたって言うの?
ヒロインだから王子様を攻略してあげようと思っただけじゃん?
そう思っていたら
「イベントが一つも起こらないんだからヒロインでもなんでもないわ」
って聞こえてきたんだけど!
絶対お姉様だよね?
え!?イベントって知ってるってことはお姉様も転生者ってこと?
だから今まで上手くいかなかったんじゃないの!?
そう思ったら睨まずにはいれなかった。
部屋に入って今後のことを考えた。
だって、お父様の顔は本気だったもん。
失敗したら修道院に入れられちゃう。
どうしたらいい?攻略の仕方もわかんないんだから、諦める?
いや、でも王妃になったら贅沢できるんだよ?
そんな生活が手に入るかもしれないのに諦められないよね?
でも修道院に入っちゃったら小さな贅沢も難しくなるんだよ?
子供とか...遊んであげたりとかするんでしょ?
無理無理無理、私子供が嫌いだから。
校則とかに縛られるのだって嫌いだし。
あー......とりあえず、考えるのやめよ。なんとかなるでしょ!
明日街にでも行って、気晴らしして考えよー。
そう思いながら眠りについた。
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