どうやら我が家は国に必要ないということで、勝手に独立させてもらいますわ~婚約破棄から始める国づくり~

榎夜

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15話

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私とお兄様、そしてお母様が話をしていると、お父様が

「とりあえず、我が家は独立というよりもとに戻る、というのが正解なのかもしれないな」

と言って苦笑していたのが凄く印象的でしたわ。

ですが、言っていることは確かに......と思ってしまいますわよね。

なんて呑気に思っていると、お兄様がふと思い出したかのように

「そう言えば、今回の話は隣国にもするんですよね?」

とお父様に聞いていましたわね。

一応我が家は辺境にある、というのもありますが、この国と隣国とのちょうど中間地点なんですのよね。

なので、国の中で一番隣国との関りがあると言っても良いと思っていますわ。

まぁ.....それを考えると報告をしないわけにもいきませんわよね。

そう思ってお父様を見ると、やっぱり私と同じことを考えているみたいで

「まぁ、そうだな。流石にしないわけにもいかないだろう」

と小さく呟きましたわ。

ただ、隣国までも結構時間がかかりますからね。

流石にこんなに大事な内容を手紙で伝えるわけにもいかないでしょうし、国に行って話をする、という流れになるので、面倒だと思っているんでしょうね。

意外とお父様はわかりやすいので、見ていて面白くなってきますわ。

なんて思いながら、お父様の様子を眺めていると、この会話の様子を眺めていたお母様が急に

「それでもし、我が国に来て欲しい、と言われたらどうするつもり?」

とお父様に声をかけていますわ。

ニコニコとしてサラッと聞きましたが、あり得ない話ではないんですのよね。

なので、お父様もお兄様も、この質問には

「あー......それはどうなるかわからないな......。多分断るとは思っているが.......」

「正直、隣国からの申し出を断るのももったいない話ですよね」

と複雑そうな顔をしていますわ。

隣国というのは、竜騎士が3人ほど存在していますからね。

基本的に争いごとは好んでいませんが、なぜか筋肉質の人が多いんですのよ。

きっと、皆が積極的に鍛えているからなんでしょうけど、我が家と似ているところが多々あるのでこの国より隣国の方が仲良くしているような気がしますわ。

なんて思っていると、お父様とお兄様が頭を抱えて隣国から誘いがあった場合のことを考えている中、お母様は

「あ!せっかくだしディーヴァンをつれてアリスティアが報告をしにいったらどうかしら?喜ぶと思うわよ」

と呑気に言ってきましたわね。

えーっと.....急に話が振られると私としても驚いてしまいますが、最近隣国に行けていないので喜んでいきますわよ?

そう思ってお父様を見ると

「まぁ、そうだな。その方が早いし、俺からは手紙を書くから、報告ついでに渡してもらって良いか?」

なぜかホッとしたような表情でそう言ってきましたわね。

やっぱり私が思っていた通り、隣国に行くのが面倒くさかったんでしょう。

ただ、そこまでわかりやすくホッとした顔をされると、なんだか複雑な心境になってしまいますわよ。

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