どうやら我が家は国に必要ないということで、勝手に独立させてもらいますわ~婚約破棄から始める国づくり~

榎夜

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17話

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心の中で、ディーヴァンに感謝をしながら、私は早速明日のことについて話をしましたわ。

えっと....確か明日のお昼ごろに家を出れば手紙が到着した後だし丁度いいだろう、とのことでしたわよね?

ただ、明日届く手紙には王宮に行く、という内容が書かれているだけなので、今回の独立の話は私がしないといけない、と。

なんて頭の中でお父様に言われたことを整理しながらディーヴァンに話をすると

「とりあえず、明日の昼頃に隣国へ出発する、ということで合っているんだな?」

ディーヴァンは頭を掻きながらそう聞いてきましたわ。

あ....そんなに強く引っ搔いてしまうと、その姿でも小さな鱗が剝がれてしまう可能性がありますわよ?

自分の体なのでわかっているとは思いますが大丈夫ですわよね?

なんて心の中で心配しながら、

「えぇ、そうですわね」

と短く頷きましたわ。

明日の昼頃、ですか。

一応、報告だけして戻ってくるつもりではいますが、もしかしたら話が長くなってしまう可能性がありますからね。

念のために着替えを持って行った方が良いのかもしれませんが.......メイドは連れて行かないので、着替えと言ってもワンピースが限界ですわよね。

いや、そもそもディーヴァンに乗っていく時点でドレスは間違っていますのよ。

あの時は緊急事態でしたし、わざわざ着替えるのも面倒だったのでドレスで乗っただけですわよね。

なんて思いながら、明日のことについて考えていると、急にディーヴァンが

「ということは、アリスティアの婚約者はあいつになる、ということか?」

と質問してきましたが.....

「えーっと......あいつというのは」

一体何のことを言っているのかわからず、首を傾げてしまいましたわ。

だって、本当に意味が分からないんですもの。

一昨日婚約破棄されたばかりの私に、もう婚約者が....なんて絶対にありえない話ですし、そもそも相手がいません。

今のディーヴァンの言葉が何を意味するのか、と思いながら言葉を待っていますが

「まぁ、明日聞いてみればいいことか」

と言うだけで、何のことなのか結局教えてくれませんでしたし。

まぁ、明日聞く、ということは明日わかりますわよね?

そう思った私は、これ以上ディーヴァンに聞くだけ無駄だ、と思ったので

「と、とにかく、明日は少し頑張ってもらうから今日はしっかりと休んで、と言いたかったんですわ」

そう言って話を終わらせようとしましたわ。

すると、そんな私の想いを察してくれたみたいで、ディーヴァンは他に何かを言う訳でもなく

「あぁ、わかった」

と短く返事をしてくれましたわね。

ただ、それもそれで悲しいと言いますか.....何か言うことは?と聞きたくなる.....いや、無駄なことは言わない方が良いですわね。

なんて思いながら、とりあえず明日のことを改めてお父様に聞きに行こうと、稽古場に背中を向けると

「一緒に稽古をしていくか?」

なんとも私が悩む言葉をかけられましたわね。

最近稽古をしていない、ということもあって、そう聞かれるとやることがあるのに参加したくなりますわ。

うーん......ですが、お父様と話をして何時になるかわかりませんからね。

今参加して、徹夜になるのも嫌ですわよね。

なので

「後で、まだ時間があったら来ますわ」

とだけ言って、その場を後にしましたわ。

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