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48話
しおりを挟む私の質問に対して、ディーヴァンもシャリューアもなぜかキョトンとした顔をしていますわね。
え、えーっと?もしかして、変なことでも聞いてしまったんでしょうか?
いや、ですが私としては本当に大事なことですし......。
なかなか返事をしない2人に動揺しながら、心の中で早く答えて欲しい、と願っていると
[えーっと.....もしかして竜の知識がないのに俺と契約をしているのか?]
恐る恐るという様子でディーヴァンがそんな質問をしてきましたわね。
竜の知識がないって......
「そ、そんなことはないですわ!だって竜と契約するんですのよ?しっかりと勉強しました!」
失礼ですわね!
一応、私たち人間の間でも竜騎士になる為に必要な知識がないと契約してはいけない、と決まっていますのよ?
竜検定なんてものもあって、竜騎士の私は自然とS級ですが、元々A級を持っていましたわ!
なんて思っていると、そんな私を見てディーヴァンは
[だったらなぜ、そんなに基本的なことを知らないのか........]
と呆れたようにそう呟きましたわね。
これが基本的なこと、ですか......。
私たちの中ではそのような話になったこと....いや、そもそも竜の赤ちゃんの面倒を見ること事態が想定外のことなので、学ぶわけがありませんのよ。
しかも女の子の竜なので、色々と違うのでしょう?
そう思いながらも、ため息をついているディーヴァンは答えてくれる気配がないので、助けを求める様にシャリューアの方を見ましたわ。
すると
[一応竜は、自分の想像する姿に変化することが可能な生物なんです。なので、コシューミアが望めば人の姿になることが可能ですよ]
優しくそう教えてくれましたのはいいですが、なぜか苦笑されてしまったので、
「そ、そうなんですのね」
と戸惑ってしまいましたわよ。
そんなに変なことを聞いてしまったでしょうか?
私としては当然のことですし、重要な内容だったと思っているんですけど.......。
2人の反応を見て、少し不服に思いましたが仕方ありませんわ。
知らなかった私が悪い、と言うことにしておきましょう。
そう心の中で思いながら、再び私の近くに来たコシューミアに
「コシューミア、私と同じような姿になれる?」
と自分のことを指さしながら聞いてみましたわ。
とりあえず、シャリューアの話によると、コシューミアがこの姿になりたい、と思ったら変わることが出来る、と言うことで合っていますわよね?
なんて思っていると、私の質問に対してコシューミアは
[ぴぃ!]
と元気に返事をすると、急に体が白く光り始めましたわ。
あら、今思うとこうやって人間の姿に変わる瞬間を見るのは初めてですわね。
ディーヴァンの場合は、気付いたら人間の姿に変わっていますし、気付いたら元に戻っていますし、でなかなか見ることが出来なかったんですのよ。
多分、ディーヴァンも同じような感じで変化するんでしょうね。
なんて思いながら、チラッとディーヴァンの方を見ると、私の視線に気付いたみたいで不思議そうな顔をしていましたわ。
まぁ、見られたくない人もいるでしょうし、見せて欲しいなんてお願いするのはおかしいですわよね。
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