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祖父との対面
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お祖父様から返信が届きました。とても混乱されたようで、私に会いに来ると、聞かなかったそうです。
近衛の方と共に、お祖父様が来て下さいました。
手紙で状況は伝えたはずですが、本当に私がエランド王国の、王宮に住んでいたと、大変驚いていました。
「お祖父様…!身体は大丈夫ですの?本当にご迷惑をおかけしました」
「マリー!…ああ…実際にこうして会えるとは…!ジークハルト殿下、孫を救って下さり、本当にありがとうございました」
お祖父様ったら、私に足があるかまで確認してしまうのです。恥ずかしいですわ。
「エストファイム侯爵。もっと早くにお知らせ出来れば良かったのですが」
「エルシーナの事じゃな…アレクに唆されただけとはとても言えん。自己中心的な性格で、まさか実の妹すら手にかけるとは…」
「お姉様は、今は?」
「アレクとは別れさせた。殺人を犯すような者を、一族に加える訳にはいかんからな」
「あの、お祖父様が直接お調べに?」
「当然だ。良からぬ輩とも繋がりがあったようだし、儂はどこも悪くなどない。王宮の騎士にも調べて貰ったが、馬車を横に押した形跡が残っていた」
「レオニダス殿、実は…手紙にもあったと思いますが、マルローネを妃に迎えたいのです」
「…元々、領地と爵位の返上は考えていた。領民の事を考えると、エルシーナに任せる事は出来ないと思っていたからな…あとは陛下にお許し願うだけとなっている」
「お姉様は逆上されたのでは?」
「まだ言ってはおらん。マルローネの手掛かりだけでも見つかれば良いと考えて…最悪遺体でも見つかれば、すぐにでも実行に移しただろうが…まさかエランド王国にまで流されていたとは…本当に、よく生きていてくれた」
「ふうん?なら、妹の幸せと己の罪をこの際しっかりと分からせてやるとしようか」
「ジーク殿下…悪いお顔をなさってますわ」
「俺があの日あの場所で釣りをしていなかったら、マリーは死んでいたかもしれないんだぞ?」
これは、相当怒っていらっしゃるわね…
「それに、アシュトン王国の侯爵令嬢を嫁に頂くんだ。黙っている訳にはいかんだろう?」
それもそうですわね。それに侯爵家が無くなるのですから、広く知られなければなりません。
近衛の方と共に、お祖父様が来て下さいました。
手紙で状況は伝えたはずですが、本当に私がエランド王国の、王宮に住んでいたと、大変驚いていました。
「お祖父様…!身体は大丈夫ですの?本当にご迷惑をおかけしました」
「マリー!…ああ…実際にこうして会えるとは…!ジークハルト殿下、孫を救って下さり、本当にありがとうございました」
お祖父様ったら、私に足があるかまで確認してしまうのです。恥ずかしいですわ。
「エストファイム侯爵。もっと早くにお知らせ出来れば良かったのですが」
「エルシーナの事じゃな…アレクに唆されただけとはとても言えん。自己中心的な性格で、まさか実の妹すら手にかけるとは…」
「お姉様は、今は?」
「アレクとは別れさせた。殺人を犯すような者を、一族に加える訳にはいかんからな」
「あの、お祖父様が直接お調べに?」
「当然だ。良からぬ輩とも繋がりがあったようだし、儂はどこも悪くなどない。王宮の騎士にも調べて貰ったが、馬車を横に押した形跡が残っていた」
「レオニダス殿、実は…手紙にもあったと思いますが、マルローネを妃に迎えたいのです」
「…元々、領地と爵位の返上は考えていた。領民の事を考えると、エルシーナに任せる事は出来ないと思っていたからな…あとは陛下にお許し願うだけとなっている」
「お姉様は逆上されたのでは?」
「まだ言ってはおらん。マルローネの手掛かりだけでも見つかれば良いと考えて…最悪遺体でも見つかれば、すぐにでも実行に移しただろうが…まさかエランド王国にまで流されていたとは…本当に、よく生きていてくれた」
「ふうん?なら、妹の幸せと己の罪をこの際しっかりと分からせてやるとしようか」
「ジーク殿下…悪いお顔をなさってますわ」
「俺があの日あの場所で釣りをしていなかったら、マリーは死んでいたかもしれないんだぞ?」
これは、相当怒っていらっしゃるわね…
「それに、アシュトン王国の侯爵令嬢を嫁に頂くんだ。黙っている訳にはいかんだろう?」
それもそうですわね。それに侯爵家が無くなるのですから、広く知られなければなりません。
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