ぽむ・ぽむ・ぽえむ【詩集】

みこと。

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育児・子育て

私の片手は封じられている

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私の片手は 常に封じられている

これがなかなかに不便だ

お財布を取り出そうとするとき
使える方の手だけでバッグを開ける

物を受け取るのも当然片手でだけ

何かしようとしても両手を使えない

とても、もどかしい


しかし 封印を解くわけにはいかない

何故なぜなら、ひと一人分ひとりぶんの大切な命がかかっているから



突然、手が自由になった



「あっ、待って。ひとりで走っちゃダメ!!
ママとお手てつないで、ね。
駐車場でもとつぜん車来るよ?」



私の片手は 私みずからの意志で 封じられている

子どもがもう少し大きくなるまで 数年

私の片手は この子のものだ

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