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悪夢
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狭い。寒い。薄暗い。
どうして僕はこんなところにいなきゃいけない? なにも悪いことしてないのに。
「…………、…………だろう」
ああ、出してくれるんだ。助けてくれるんだ。やっと。そうだよね、長すぎたよね。本当に長すぎたよ。
「…………は、…………」
何を話してるんだろう。啾。いつものことだけど、なんだか怖い。
「お前の…………は、……前に、…………した」
えっ? 今なんて?
「…………からだ」
嘘だろ? どうしてそんなことになってるの? 啾。なぜ? 僕たちが一体何をしたっていうの? 啾。
「だからもう、…………」
分からない。受け入れら啾。れない。怖い。目の前にいる、卑劣で冷酷な悪意の塊に近寄りたくない。啾啾。
そんなわけない。いくらなんでも、そんな啾啾。ことになるはずが。
「これからお前には、…………」
こんなやつだったなんて。分かってたけど、ここまでひどい啾。奴だったなんて。
こいつが……こいつと、あの人殺しジジイが。いつもいつも僕の大切なものを、そして僕自身の尊厳をも、全て根こそぎ奪い取っていく……!
啾。啾。啾。啾。啾啾。啾啾。啾。啾啾。啾。
――――――――――
どうして僕はこんなところにいなきゃいけない? なにも悪いことしてないのに。
「…………、…………だろう」
ああ、出してくれるんだ。助けてくれるんだ。やっと。そうだよね、長すぎたよね。本当に長すぎたよ。
「…………は、…………」
何を話してるんだろう。啾。いつものことだけど、なんだか怖い。
「お前の…………は、……前に、…………した」
えっ? 今なんて?
「…………からだ」
嘘だろ? どうしてそんなことになってるの? 啾。なぜ? 僕たちが一体何をしたっていうの? 啾。
「だからもう、…………」
分からない。受け入れら啾。れない。怖い。目の前にいる、卑劣で冷酷な悪意の塊に近寄りたくない。啾啾。
そんなわけない。いくらなんでも、そんな啾啾。ことになるはずが。
「これからお前には、…………」
こんなやつだったなんて。分かってたけど、ここまでひどい啾。奴だったなんて。
こいつが……こいつと、あの人殺しジジイが。いつもいつも僕の大切なものを、そして僕自身の尊厳をも、全て根こそぎ奪い取っていく……!
啾。啾。啾。啾。啾啾。啾啾。啾。啾啾。啾。
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