堅物上司の不埒な激愛

結城由真《ガジュマル》

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 恥ずかしくて両手で顔を覆う。
 まさかあの堅物課長が、私のストッキングを脱がしているなんて。
 鎌田さんの荒い呼吸が聞こえて、彼も私と同じように興奮しているのがわかった。

「ぁっ」

 愛撫は下半身に移って、課長の指や唇が私の太腿に滑る。
 それだけでも充分気持ち良いのは変わりないけれど、徹底した焦らし方がもどかしくて、意地悪に思えてくる。

 お願い。早く触って。
 そんな懇願が伝わったのか、ついに課長の指は敏感な部分を撫でた。

「ぁあっ……!」

 さっきイッたばかりなのに、下着越しに少し触れただけで呆気なく絶頂を迎えてしまった私に、鎌田さんはクスッと笑う。

「感じやすくて可愛い」

 どこか嬉しそうに呟くと、ゆっくりと私のショーツを脱がす。

「あっ待ってっ……ダメッ」

 彼の手が私の潤ったそこをダイレクトに擦って、また口から自然に漏れてしまい、ハッとして口ごもる。
 ダメと言ったら、優しい課長はすぐにやめてしまうから。

「……すごい……熱くて蕩けそうだ」

「えっ!? ……や……あぁっ」

 だけど予想とは反して、彼の手は止まらなかった。
 それどころか、自分でもわかるくらい溢れんばかりに濡れているナカに躊躇なく長い指をねじ込む。

「ひあっ! や……やだっやだっ」

 初めての感覚に身体が強張り腰が引ける。
 それでも彼は容赦なく私のナカをかき乱していった。

「申し訳ないけど止められません……望月さんのが絡みついて……離してくれないので」

「やっ……ほん……ダメだからぁ……」

 シーツにしがみついて、深い快感に必死に耐える。

「あぁ……すごい……望月さんが、こんな……」

 私の反応をじっと観察しながらナカを激しく刺激する課長はやっぱりSっぽく、私の心の奥に隠れていた攻められたい願望を暴いていった。
 グチュグチュといやらしい音を立ててナカはとろとろに溶けていき、飽きもせずに絶頂へと押し上げられる。

 その頃には羞恥心もどこかへ消え失せてしまって、動物のように鳴きながら快感に没頭していた。
 気持ち良すぎて、他のことが何も考えられない。

「あぁ……も……イクっ」

「もう少し待ってください」

「ぁ……? やぁっ!」

 ナカを激しくかき混ぜられながら、外側を強く唇で吸われ、今度こそ意識を失うほどの快感が走った。
 ボロボロ涙を流しながら、許容オーバーの刺激に咽び泣く。

「ぁんっ……も……やだぁ……」

 もう無理だ。
 こんな気持ち良いこと知ってしまったら、私は……

「イッ……」

 もう元には戻れない。
 三度目の絶頂を迎え、ぎゅうぎゅうと彼の指を締めつけながらナカが痙攣しているのがわかった。
 お尻に感じるシーツはびっしょりと濡れてしまい、気怠い背徳感と快感の余韻で頭がぼんやりする。

「疲れたら寝てもいいですよ」

 そんなのいや。
 優しくキスをくれる課長の背中に腕を回して、落ちそうになる意識をギリギリのところで留める。

 
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