君と会う日はいつも雨だった

k.poko

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初対面

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土曜日の朝。
「何を着ていこうかなぁ?」
あまり服を持っていないにも関わらず、色々と迷う僕。とりあえず、清潔感だけを意識して白シャツにジーンズというありがちな格好で出かけた。
 集合場所は牛タン屋さんの最寄り駅、僕の家からは電車で約1時間だ。電車に乗りながら、緊張を隠せない僕。たぶん、周りから見たら挙動不審だろう。とりあえず、落ち着くために音楽を聴く。徐々に近づいてくる集合場所の駅。携帯を触っていると綾香さんからLINEが来た。
「11時22分に到着予定です!」
集合は11時30分。僕が乗っている電車は、11:27分着予定だ。
「了解です。僕は11時27分に到着予定です!」
すると、すぐに綾香さんから連絡が来た。
「分かりました!改札出たところで待ってますね!」
こんなやり取りをしていたら、電車の窓から見慣れた景色が目に入った。実は、集合場所は僕が通っていた大学の近く。今日行く予定の牛タン屋さんも大学のときに何度も行ったことのあるお店だ。懐かしさと緊張が入り交じった複雑な心境で外の景色を眺めていたら、あっという間に目的の駅に到着した。
「ふぅー。」
緊張から思わず大きく息を吐き、改札に向かった。改札を抜け、辺りを見回す僕。綾香さんを見つけるのに、時間はかからなかった。
真っ白なワンピースに薄手のカーディガン。髪は黒髪のロングでぱっちりとした大きな目がとても印象的だ。
向こうも僕に気づいたのか、こっちを向いてお辞儀した。僕は綾香さんの方に向かって歩いていった。一歩また一歩とお互いの距離が縮まる。そして、ついに目の前まで来た。
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