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第2章「新たな地、灯ノ原」
第35話「美しい金髪の女性と銀髪の男性」
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若矢たちが食事や酒を楽しんでいると、食堂の入り口が開いて2人組の男女が入って来る。
最初に入ってきたのは美しい金髪の若い女性、そして彼女に続いて銀髪のどこか浮世離れした美しさを持つ男性だった。
顔立ちからこの辺りの人ではなく、むしろファブリスたちと同じ西洋人のように感じられた。
2人とも軍服のような服装をしているが、華美な装飾はなく服の色は女性が白、男性の方が黒い。
彼らが入ってきてから席を見つけて座るまでの間、まるでその場にいたみんなが魅入られたように、ずっと彼らを見ていた。
彼らが席に着くと、我に返った店員が2人のところへ注文を取りに行く。
「何になさいますか?」
すると女性は微笑み答える。
「そうね……私は麦酒をいただこうかしら」
男性もうなずくと、彼も麦酒を注文する。
「かしこまりました! お食事はもうお済みですか?」
女性が微笑みながら言う。
「いいえ? もう1品何か頼もうかと思っているけれど……」
そんな彼らの様子をニヤニヤしながら見ていたのは、ガラの悪い男たちだった。
「おいおい、あの2人組の女の方、すげぇ美人だな! 今夜はあの女にしねぇか? 外国のやつみてぇだし、案内するふりして宿に連れ込めば、あとは簡単だろ?」
「男の方はどう見ても優男だし、ちょっと脅せばビビッて逃げてくだろうぜ。そしたら女の方は俺らで好きにできるってワケだ、ヒヒヒ!」
下卑た笑いを浮かべる男たちに、若矢は嫌悪感を隠せなかった。
(なんだあいつら……。酒が入ってるからって、なんて奴らだ!)
するとガラの悪い男性たちが5人、酒を片手に立ち上がり2人の席へと向かっていき、彼らを取り囲む。
「よぉ姉ちゃんたち、どっから来たんだい? ここいらは温泉以外何もなくてつまらねぇよな? 俺らと一緒に飲もうぜ? 酒はイケるほうかい?」
男たちはそう言うと、酒をグビッと飲み干す。
金髪の女性は、届いた酒を一口飲むと
「長旅で疲れているので、遠慮させていただきます。明日も早いので」
と、冷静に断る。
だが男たちは一向に引こうとしない。
「いいじゃねぇかよ! 長旅の疲れを癒す方法を俺たちは知ってるぜ? もちろん温泉以外でな、へへへへ」
1人の男は女性の肩に手を回し、やらしい表情を浮かべる。
その状況でも黙っている銀髪の男性を見て、ガラの悪い男たちは自分の連れ合いの女性が絡まれているのにも関わらず、助けることもできないでいる彼に侮辱したような視線を向ける。
女性が絡まれているにも関わらず、虚空を見てゆっくりと酒を煽る彼の姿は嵐が過ぎるのを待っているかのように情けないものに、男たちには見えたのだ。
(へっ! だらしのねぇ野郎だぜ)
男たちは内心ほくそ笑む。
「お客様、申し訳ありませんが他のお客様のご迷惑になりますので……」
店員は男たちに声をかける。
男たちは一瞬その店員を睨みつけるが、すぐに表情を和らげて言う。
「ああ? なんだお前、俺たちに文句でもあンのかい?」
店員は怯えながらも勇気を出して言う。
「い、いいえ! とんでもありません!」
しかしガラの悪い男はそんな店員をも睨みつけながら言う。
「だったらお前は黙ってろや」
「なあ姉ちゃんよ、俺たちと遊ぼうぜ? 金ならたんまりあるからよ」
しかし彼女は全く動じない様子で言う。
「お引き取りください。不愉快です」
だが男たちに引く気は全くなかった。
「そうか、じゃあその気にさせてやらねぇとな。姉ちゃんを喜ばせる方法ならいくらでもあるぜ? ヒヒッ!」
そう言って男の1人が彼女の手を掴み引き寄せようとするが、彼女は全く動じなかった。
若矢が止めに入ろうと立ち上がると同時に、六村も同じように立ち上がった。
2人は顔を見合わせてうなずく。これ以上、他人に嫌がらせをするガラの悪い男たちを見過ごすことなどできなかったからだ。
「ちょっと度が過ぎてるし、ああやって旅人を騙して酔わせて酷いことをしているんだとしたら、絶対に許せない」
「ああ、まったくだ。女性が嫌がってるのにしつこい野郎だぜ。ああいう手合いがいると酒が不味くならぁなぁ」
若矢と六村はお互いの意志を確認する。
だが彼らが動く前に、銀髪の男性が声を発した。
「ご店主。この焼き魚は美味だな……。ご店主が味付けを……? うん、素晴らしい……。実に素晴らしい……」
突然話しかけられた店主は驚いたものの、褒められて悪い気はしないようだった。
「あ、ああ! ありがとうございます! それは大堺の港で仕入れた魚を、祖父のそのまた祖父の代から秘伝のタレで味付けしたものでございます!」
嬉しそうに目を輝かせ、そう語る店主。
だがそれを見ていたガラの悪い男たちは不快な表情を露わにして言う。
「なんだぁ? テメェ……」
「今俺たちが話してんだろうがよ! ビビッて話題逸らそうとしてんのか?」
しかし銀髪の男性はそれでも虚空を見つめ料理を楽しむのみで、男たちの方を見ようともしない。
そんな彼の態度に怒った1人がついに激昂する。
「無視してんじゃねぇぞ!?」
銀髪の男性の胸ぐらを掴もうとした時だった。女性が物凄い形相で、その男の腕を押さえる。
「その人に触れたら、命はないわよ?」
やり返そうとした男たちだったが、女性の鋭い目と刺すような声に思わずたじろぐ。
「やめるんだ、サーシャ。ちょっと酔いすぎて気が大きくなったのだろう。こんなところで揉め事を起こす必要はない」
銀髪の男性の落ち着いた一言を受け、サーシャと呼ばれた女性は掴んでいた男の腕を放す。
すると銀髪の男性は初めて、ガラの悪い男たちに視線を向ける。
「私の同行者は、見ての通り私に対して過保護でね。それが脅威であろうとなかろうと、私に降りかかる厄介ごとは全て払おうとするのだよ。楽しく飲んでいるところ済まなかった」
銀髪の男性の言葉に、男性たちは何も言い返せないでいる。
細身で気の弱い優男だと思っていた銀髪の男性だが、背は高く、よく見ると身に着けている軍服のような服の上からでも鍛え上げられた大胸筋が分かる。
それでいて知的さを感じさせる表情、余裕のある話し方。
ガラの悪い男たちは完全に、その銀髪の男性の雰囲気に圧倒されていた。
「さて、わたしたちと飲みたいんだったかな?」
そして何より、優しい口調で語りかけているにも関わらず、その威圧感は男たちを黙らせるには十分だった。
「い、いや……」
「す、すすまねぇ!」
男たちは金を支払うと逃げるようにして、店を出ていく。
そんな彼らを見て銀髪の男性は軽く微笑むと、再び酒に口を付けたのだった……。
(な、なんだ……あの人……)
若矢は銀髪の男性の異様な雰囲気に、しばらく彼から目が離せなかった。
「にゃ、にゃんだったんだ!?」
タイニーも若矢同様に驚いた様子で、その男性を見ていた。
「あの銀髪の男……ただ者ではないな」
六村が呟くと、ラグーも頷いて同意する。
(……他の者たちは気付いておらんようじゃが、あの時一瞬だけあの男の目が白く光った……。しかし闘気とは違う……)
ラグーはジッと銀髪の男性を見つめるのだった。
最初に入ってきたのは美しい金髪の若い女性、そして彼女に続いて銀髪のどこか浮世離れした美しさを持つ男性だった。
顔立ちからこの辺りの人ではなく、むしろファブリスたちと同じ西洋人のように感じられた。
2人とも軍服のような服装をしているが、華美な装飾はなく服の色は女性が白、男性の方が黒い。
彼らが入ってきてから席を見つけて座るまでの間、まるでその場にいたみんなが魅入られたように、ずっと彼らを見ていた。
彼らが席に着くと、我に返った店員が2人のところへ注文を取りに行く。
「何になさいますか?」
すると女性は微笑み答える。
「そうね……私は麦酒をいただこうかしら」
男性もうなずくと、彼も麦酒を注文する。
「かしこまりました! お食事はもうお済みですか?」
女性が微笑みながら言う。
「いいえ? もう1品何か頼もうかと思っているけれど……」
そんな彼らの様子をニヤニヤしながら見ていたのは、ガラの悪い男たちだった。
「おいおい、あの2人組の女の方、すげぇ美人だな! 今夜はあの女にしねぇか? 外国のやつみてぇだし、案内するふりして宿に連れ込めば、あとは簡単だろ?」
「男の方はどう見ても優男だし、ちょっと脅せばビビッて逃げてくだろうぜ。そしたら女の方は俺らで好きにできるってワケだ、ヒヒヒ!」
下卑た笑いを浮かべる男たちに、若矢は嫌悪感を隠せなかった。
(なんだあいつら……。酒が入ってるからって、なんて奴らだ!)
するとガラの悪い男性たちが5人、酒を片手に立ち上がり2人の席へと向かっていき、彼らを取り囲む。
「よぉ姉ちゃんたち、どっから来たんだい? ここいらは温泉以外何もなくてつまらねぇよな? 俺らと一緒に飲もうぜ? 酒はイケるほうかい?」
男たちはそう言うと、酒をグビッと飲み干す。
金髪の女性は、届いた酒を一口飲むと
「長旅で疲れているので、遠慮させていただきます。明日も早いので」
と、冷静に断る。
だが男たちは一向に引こうとしない。
「いいじゃねぇかよ! 長旅の疲れを癒す方法を俺たちは知ってるぜ? もちろん温泉以外でな、へへへへ」
1人の男は女性の肩に手を回し、やらしい表情を浮かべる。
その状況でも黙っている銀髪の男性を見て、ガラの悪い男たちは自分の連れ合いの女性が絡まれているのにも関わらず、助けることもできないでいる彼に侮辱したような視線を向ける。
女性が絡まれているにも関わらず、虚空を見てゆっくりと酒を煽る彼の姿は嵐が過ぎるのを待っているかのように情けないものに、男たちには見えたのだ。
(へっ! だらしのねぇ野郎だぜ)
男たちは内心ほくそ笑む。
「お客様、申し訳ありませんが他のお客様のご迷惑になりますので……」
店員は男たちに声をかける。
男たちは一瞬その店員を睨みつけるが、すぐに表情を和らげて言う。
「ああ? なんだお前、俺たちに文句でもあンのかい?」
店員は怯えながらも勇気を出して言う。
「い、いいえ! とんでもありません!」
しかしガラの悪い男はそんな店員をも睨みつけながら言う。
「だったらお前は黙ってろや」
「なあ姉ちゃんよ、俺たちと遊ぼうぜ? 金ならたんまりあるからよ」
しかし彼女は全く動じない様子で言う。
「お引き取りください。不愉快です」
だが男たちに引く気は全くなかった。
「そうか、じゃあその気にさせてやらねぇとな。姉ちゃんを喜ばせる方法ならいくらでもあるぜ? ヒヒッ!」
そう言って男の1人が彼女の手を掴み引き寄せようとするが、彼女は全く動じなかった。
若矢が止めに入ろうと立ち上がると同時に、六村も同じように立ち上がった。
2人は顔を見合わせてうなずく。これ以上、他人に嫌がらせをするガラの悪い男たちを見過ごすことなどできなかったからだ。
「ちょっと度が過ぎてるし、ああやって旅人を騙して酔わせて酷いことをしているんだとしたら、絶対に許せない」
「ああ、まったくだ。女性が嫌がってるのにしつこい野郎だぜ。ああいう手合いがいると酒が不味くならぁなぁ」
若矢と六村はお互いの意志を確認する。
だが彼らが動く前に、銀髪の男性が声を発した。
「ご店主。この焼き魚は美味だな……。ご店主が味付けを……? うん、素晴らしい……。実に素晴らしい……」
突然話しかけられた店主は驚いたものの、褒められて悪い気はしないようだった。
「あ、ああ! ありがとうございます! それは大堺の港で仕入れた魚を、祖父のそのまた祖父の代から秘伝のタレで味付けしたものでございます!」
嬉しそうに目を輝かせ、そう語る店主。
だがそれを見ていたガラの悪い男たちは不快な表情を露わにして言う。
「なんだぁ? テメェ……」
「今俺たちが話してんだろうがよ! ビビッて話題逸らそうとしてんのか?」
しかし銀髪の男性はそれでも虚空を見つめ料理を楽しむのみで、男たちの方を見ようともしない。
そんな彼の態度に怒った1人がついに激昂する。
「無視してんじゃねぇぞ!?」
銀髪の男性の胸ぐらを掴もうとした時だった。女性が物凄い形相で、その男の腕を押さえる。
「その人に触れたら、命はないわよ?」
やり返そうとした男たちだったが、女性の鋭い目と刺すような声に思わずたじろぐ。
「やめるんだ、サーシャ。ちょっと酔いすぎて気が大きくなったのだろう。こんなところで揉め事を起こす必要はない」
銀髪の男性の落ち着いた一言を受け、サーシャと呼ばれた女性は掴んでいた男の腕を放す。
すると銀髪の男性は初めて、ガラの悪い男たちに視線を向ける。
「私の同行者は、見ての通り私に対して過保護でね。それが脅威であろうとなかろうと、私に降りかかる厄介ごとは全て払おうとするのだよ。楽しく飲んでいるところ済まなかった」
銀髪の男性の言葉に、男性たちは何も言い返せないでいる。
細身で気の弱い優男だと思っていた銀髪の男性だが、背は高く、よく見ると身に着けている軍服のような服の上からでも鍛え上げられた大胸筋が分かる。
それでいて知的さを感じさせる表情、余裕のある話し方。
ガラの悪い男たちは完全に、その銀髪の男性の雰囲気に圧倒されていた。
「さて、わたしたちと飲みたいんだったかな?」
そして何より、優しい口調で語りかけているにも関わらず、その威圧感は男たちを黙らせるには十分だった。
「い、いや……」
「す、すすまねぇ!」
男たちは金を支払うと逃げるようにして、店を出ていく。
そんな彼らを見て銀髪の男性は軽く微笑むと、再び酒に口を付けたのだった……。
(な、なんだ……あの人……)
若矢は銀髪の男性の異様な雰囲気に、しばらく彼から目が離せなかった。
「にゃ、にゃんだったんだ!?」
タイニーも若矢同様に驚いた様子で、その男性を見ていた。
「あの銀髪の男……ただ者ではないな」
六村が呟くと、ラグーも頷いて同意する。
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