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第2話「高校生活の始まり 友人たちとのひと時」
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俺の高校生活が始まった。
高校生活が始まって1週間ほどが経った。
帰りのチャイムが鳴ると、俺の席まで駆け寄って来る1人の男子生徒。
「お~い! 雄飛~! 帰ろ~!」
秋定涼輔あきさだりょうすけ。中学からの同級生で、今じゃ唯一無二の友人だ。
「ん、そうだな。……あれ? 涼輔、今日は部活見学するって言ってなかった? 行かなくていいのか?」
「ああ、なんか昨日のサッカー部見学の筋肉痛が残っててさ。これじゃあ今日のバスケ部とバレー部をフラットな気持ちで見学できそうにないからさ。今日は帰ろうと思って」
俺の問いに恥ずかしそうに頭を掻く涼輔。中学の頃から、ずっとまっすぐで爽やかなこの性格は変わらないな。
俺たちは2んで連れ立って教室を出る。そこで絵未とぶつかりそうになる。
「っと、ごめん絵未。今日は、塾に行くんだっけ? 入学してまだ1週間ちょっとなのに、真面目だな」
俺は彼女に謝りつつ、少し笑って声を掛ける。
「こっちこそごめんね。ふふ、勉強はしておいて損はないからね」
彼女は笑顔でそう答え、手を振って塾へと向かうのだった。
絵未も俺と同じ高校に進学した。能力もそうだけど、冷静に物事を見ることができる彼女がいてくれるのは、俺にとって本当にありがたい。
「相変わらず優等生って感じだよな~。本官も負けてられないとこだけど、今日は帰るであります!」
涼輔はいつものように敬礼のポーズをして、おどける。
と、そこへ。
「あたしも今日は帰るであります! ついでにスイーツを食べて帰るでありま~す♪」
涼輔と同じように敬礼しながら現れたのはユナだった。2人は敬礼して笑い合う。
「ねぇねぇ、あたしも帰るとこだからさ。一緒にあのスイーツショップ行かない? 絵未ちんが塾あるからって帰っちゃってさ~、ぶぅ~。2人も行こう?」
「ああ、いいよ。甘いもの好きだし」
俺がそう答えるとユナはさらに嬉しそうだ。
「やった~! ねぇ涼ちん! あんたもいいよね?」
「いいぜ! 俺たちもう甘いもの5日連続だけどな! あはははっ!」
俺たちは3人で学校を後にし、通学路の途中にあるスイーツショップへと向かうことにした。
友人としてユナをできるだけ1人にしたくない。俺の"魅了"同様、彼女の"被虐"もまた彼女自身や周囲に多大な被害をもたらす。
彼女に向けて罵詈雑言を浴びせるもの、石を投げるもの、暴力を振るおうとする者……もしも薬を忘れたら、彼女は間違いなくひどい目に遭う。
明るくて自由なギャル気質の彼女だけど、そんなことになったらとてつもないほどの心の傷を負ってしまうだろう。
そんなのは絶対に嫌だ。。
俺たちがスイーツショップは、日本や海外で人気のお店だ。俺も何度か食べたことがあるけど、どれも甘くて美味しかったな……。
「ふぃ~、食った食った!」
「うん! おいしかったぁ~! お持ち帰りもできるし、家でゆっくりと味わえるのもいいね!」
「そうだな。今度また行ってみよう」
こうして俺たちは、帰路に就く。
「う~ん、あたしが届けたいところなんだけど、雄飛ちんの方が近いからなぁ~。お持ち帰りしたスイーツ、絵未ちんの家に届けてもらっていいかな、雄飛ちん?」
別れ際、手にしたジュースを啜りながら、俺にスイーツショップの袋を差し出すユナ。
「ああ、別に構わないよ。絵未も喜ぶだろ」
俺はユナから袋を受け取ってうなずく。彼女はニパッと笑う。
「まったね~! 2人ともバイバ~イ!」
俺と涼輔とユナは別れ、それぞれ帰路に就く。
俺は1人になると、すぐにスマホを取り出してメッセージを入力する。
"塾お疲れさま。ユナからスイーツ貰ったから、届けに行きたいんだけど何時頃なら大丈夫そう?"
メッセージを送信し、少し歩いてから自転車に跨る。
またすぐにスマホが震える。
"わぁ! ほんとに? それは楽しみ! ちょうど終わったところだから、今から帰るね。家の前で待っててもらっても大丈夫?"
"おっけ。じゃあ、待ってるよ" 絵未からの返信に返信してスマホをポケットにしまい込み、俺は歩を進めるのだった。
数分後、彼女の家の前で待っていると、道の奥から絵未が歩いて来るのが見えた。
俺の姿に気付くと少し歩く速度を上げて駆け寄って来る。
「お疲れさま、絵未。ほら、ユナからお土産」
俺は彼女にスイーツの入った袋を手渡す。
「わぁ! ありがとう雄飛くん!」
笑顔でそれを受け取る絵未。俺も自然と頬が緩む。
「あらお帰りなさい、絵未。あ、雄飛くんも一緒なのね?」
家の玄関から顔を出したのは、絵未のおばあちゃんだった。
「あ、こんにちは。お久しぶりです」
俺は軽く頭を下げる。
絵未はおばあちゃん子で、いつもおばあちゃんとの話をしてくれる。
「雄飛くんたちが美味しいスイーツを買ってくれたの。おばあちゃん、分けて一緒に食べようよ」
「あら、それは嬉しいわね。じゃあ、お茶を用意するから、2人とも上がっていってちょうだい」
絵未のおばあちゃんに促される。絵未の方を見ると、彼女は笑顔でうなずいている。
俺はお言葉に甘えて、彼女の家にお邪魔することにした。
「ちょっと待っててねぇ。今準備するから」
絵未のおばあちゃんは、そう言ってキッチンへ向かう。
俺と絵未はテーブルについて、2人でおばあちゃんがお茶を用意してくれるのを待つことにした。
待っている間、俺は窓から絵未の家の庭にある道場を見ていた。
「私、おばあちゃんの準備ができるまで少し道場の方見てくるけど。雄飛くんも行く?」
「あ、うん。そうだね……行こう」
2人で庭に出て、道場の方へ向かう。
道場には、竹刀や胴着、弓矢、などが壁に掛けられていた。
「相変わらずすごいな……家にある道場の規模じゃないというか……」
「うん、そうだね。若い頃におばあちゃんがね、『武術を学び、心技体を鍛えること』って言うのを信条にして建てたらしいんだ」
彼女は竹刀を手に取りながら説明する。そして2本手に取り、1本を俺に手渡す。
「ねぇ! せっかくだから……久しぶりに手合わせしてみない?」
「いいけど、たぶん俺すぐに負けちゃうよ?」
俺の言葉に絵未は、首を横に振る。
「最初から諦めたら、勝てるものも勝てないよ。それに、私は雄飛くんと試合したいな」
優しく微笑む絵未。
そんなこと言われても、絵未の武術の腕前は相当なものだ。体術だけならなんとかなるかもしれないけど、剣道や弓道では及ばない。
だけど。少し楽しそうな彼女の笑顔を見ていると、ここは一本付き合ってあげたくなる。
「ふぅ、わかった。じゃあやろうか」
俺と絵未は道場の中央で向かい合い、お互いに竹刀を構える。そして、竹刀を前に出して構える。
2人の緊張が頂点に達しようとしたその時だった。
「あらぁ、ここにいたのかい? お茶入ったよ? 冷めないうちに、すいーつとお茶、いただきましょ~?」
絵未のおばあちゃんが、道場の扉から顔を覗かせて声を掛けてきた。
俺と絵未は思わず苦笑いする。
「あはは……出鼻をくじかれちゃったね。続きはまた今度かな?」
「そうだな、はは」
2人はうなずき合って竹刀を下ろすと、縁側の方へ向かうのだった。
俺はその後、お茶と和菓子をごちそうになり、2人はスイーツに舌鼓を打っていた。
「ごちそうさまでした。俺までごちそうになっちゃって、ありがとうございます」
「いえいえ。またいつでも来てちょうだいね」
絵未のおばあちゃんは笑顔でそう言ってくれる。
俺は軽く頭を下げて、玄関へと向かう。
「じゃあ、お邪魔しました」
「雄飛くん、また月曜日に!」
「ああ、またね。お邪魔しました」
絵未に別れを告げて、俺は彼女の家を後にするのだった。
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帰りのチャイムが鳴ると、俺の席まで駆け寄って来る1人の男子生徒。
「お~い! 雄飛~! 帰ろ~!」
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「っと、ごめん絵未。今日は、塾に行くんだっけ? 入学してまだ1週間ちょっとなのに、真面目だな」
俺は彼女に謝りつつ、少し笑って声を掛ける。
「こっちこそごめんね。ふふ、勉強はしておいて損はないからね」
彼女は笑顔でそう答え、手を振って塾へと向かうのだった。
絵未も俺と同じ高校に進学した。能力もそうだけど、冷静に物事を見ることができる彼女がいてくれるのは、俺にとって本当にありがたい。
「相変わらず優等生って感じだよな~。本官も負けてられないとこだけど、今日は帰るであります!」
涼輔はいつものように敬礼のポーズをして、おどける。
と、そこへ。
「あたしも今日は帰るであります! ついでにスイーツを食べて帰るでありま~す♪」
涼輔と同じように敬礼しながら現れたのはユナだった。2人は敬礼して笑い合う。
「ねぇねぇ、あたしも帰るとこだからさ。一緒にあのスイーツショップ行かない? 絵未ちんが塾あるからって帰っちゃってさ~、ぶぅ~。2人も行こう?」
「ああ、いいよ。甘いもの好きだし」
俺がそう答えるとユナはさらに嬉しそうだ。
「やった~! ねぇ涼ちん! あんたもいいよね?」
「いいぜ! 俺たちもう甘いもの5日連続だけどな! あはははっ!」
俺たちは3人で学校を後にし、通学路の途中にあるスイーツショップへと向かうことにした。
友人としてユナをできるだけ1人にしたくない。俺の"魅了"同様、彼女の"被虐"もまた彼女自身や周囲に多大な被害をもたらす。
彼女に向けて罵詈雑言を浴びせるもの、石を投げるもの、暴力を振るおうとする者……もしも薬を忘れたら、彼女は間違いなくひどい目に遭う。
明るくて自由なギャル気質の彼女だけど、そんなことになったらとてつもないほどの心の傷を負ってしまうだろう。
そんなのは絶対に嫌だ。。
俺たちがスイーツショップは、日本や海外で人気のお店だ。俺も何度か食べたことがあるけど、どれも甘くて美味しかったな……。
「ふぃ~、食った食った!」
「うん! おいしかったぁ~! お持ち帰りもできるし、家でゆっくりと味わえるのもいいね!」
「そうだな。今度また行ってみよう」
こうして俺たちは、帰路に就く。
「う~ん、あたしが届けたいところなんだけど、雄飛ちんの方が近いからなぁ~。お持ち帰りしたスイーツ、絵未ちんの家に届けてもらっていいかな、雄飛ちん?」
別れ際、手にしたジュースを啜りながら、俺にスイーツショップの袋を差し出すユナ。
「ああ、別に構わないよ。絵未も喜ぶだろ」
俺はユナから袋を受け取ってうなずく。彼女はニパッと笑う。
「まったね~! 2人ともバイバ~イ!」
俺と涼輔とユナは別れ、それぞれ帰路に就く。
俺は1人になると、すぐにスマホを取り出してメッセージを入力する。
"塾お疲れさま。ユナからスイーツ貰ったから、届けに行きたいんだけど何時頃なら大丈夫そう?"
メッセージを送信し、少し歩いてから自転車に跨る。
またすぐにスマホが震える。
"わぁ! ほんとに? それは楽しみ! ちょうど終わったところだから、今から帰るね。家の前で待っててもらっても大丈夫?"
"おっけ。じゃあ、待ってるよ" 絵未からの返信に返信してスマホをポケットにしまい込み、俺は歩を進めるのだった。
数分後、彼女の家の前で待っていると、道の奥から絵未が歩いて来るのが見えた。
俺の姿に気付くと少し歩く速度を上げて駆け寄って来る。
「お疲れさま、絵未。ほら、ユナからお土産」
俺は彼女にスイーツの入った袋を手渡す。
「わぁ! ありがとう雄飛くん!」
笑顔でそれを受け取る絵未。俺も自然と頬が緩む。
「あらお帰りなさい、絵未。あ、雄飛くんも一緒なのね?」
家の玄関から顔を出したのは、絵未のおばあちゃんだった。
「あ、こんにちは。お久しぶりです」
俺は軽く頭を下げる。
絵未はおばあちゃん子で、いつもおばあちゃんとの話をしてくれる。
「雄飛くんたちが美味しいスイーツを買ってくれたの。おばあちゃん、分けて一緒に食べようよ」
「あら、それは嬉しいわね。じゃあ、お茶を用意するから、2人とも上がっていってちょうだい」
絵未のおばあちゃんに促される。絵未の方を見ると、彼女は笑顔でうなずいている。
俺はお言葉に甘えて、彼女の家にお邪魔することにした。
「ちょっと待っててねぇ。今準備するから」
絵未のおばあちゃんは、そう言ってキッチンへ向かう。
俺と絵未はテーブルについて、2人でおばあちゃんがお茶を用意してくれるのを待つことにした。
待っている間、俺は窓から絵未の家の庭にある道場を見ていた。
「私、おばあちゃんの準備ができるまで少し道場の方見てくるけど。雄飛くんも行く?」
「あ、うん。そうだね……行こう」
2人で庭に出て、道場の方へ向かう。
道場には、竹刀や胴着、弓矢、などが壁に掛けられていた。
「相変わらずすごいな……家にある道場の規模じゃないというか……」
「うん、そうだね。若い頃におばあちゃんがね、『武術を学び、心技体を鍛えること』って言うのを信条にして建てたらしいんだ」
彼女は竹刀を手に取りながら説明する。そして2本手に取り、1本を俺に手渡す。
「ねぇ! せっかくだから……久しぶりに手合わせしてみない?」
「いいけど、たぶん俺すぐに負けちゃうよ?」
俺の言葉に絵未は、首を横に振る。
「最初から諦めたら、勝てるものも勝てないよ。それに、私は雄飛くんと試合したいな」
優しく微笑む絵未。
そんなこと言われても、絵未の武術の腕前は相当なものだ。体術だけならなんとかなるかもしれないけど、剣道や弓道では及ばない。
だけど。少し楽しそうな彼女の笑顔を見ていると、ここは一本付き合ってあげたくなる。
「ふぅ、わかった。じゃあやろうか」
俺と絵未は道場の中央で向かい合い、お互いに竹刀を構える。そして、竹刀を前に出して構える。
2人の緊張が頂点に達しようとしたその時だった。
「あらぁ、ここにいたのかい? お茶入ったよ? 冷めないうちに、すいーつとお茶、いただきましょ~?」
絵未のおばあちゃんが、道場の扉から顔を覗かせて声を掛けてきた。
俺と絵未は思わず苦笑いする。
「あはは……出鼻をくじかれちゃったね。続きはまた今度かな?」
「そうだな、はは」
2人はうなずき合って竹刀を下ろすと、縁側の方へ向かうのだった。
俺はその後、お茶と和菓子をごちそうになり、2人はスイーツに舌鼓を打っていた。
「ごちそうさまでした。俺までごちそうになっちゃって、ありがとうございます」
「いえいえ。またいつでも来てちょうだいね」
絵未のおばあちゃんは笑顔でそう言ってくれる。
俺は軽く頭を下げて、玄関へと向かう。
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