冬島六花の自由帳 ~お気持ち表明・エッセイ・メール返信~

冬島六花

文字の大きさ
20 / 30

サンスポ性ノン大賞 入選のお知らせ(23.11.19)

しおりを挟む
こんにちは、冬島六花です。
このたび、サンケイスポーツ様主催の『第25回性ノンフィクション大賞』にて、佳作に入選しました。
5年連続の入選、これ以上ないといえる至上の喜びです!

タイトルは『小説家をあきらめて』です。
今回は「私が小説家になるのをすっぱりあきらめて、きちんとした社会人になろうと決めた学生最後の年」をモチーフに選びました。

主人公は純文学ブームに乗って10代から小説執筆を始めたものの、結果は落選続き。
受験を機に諦めるものの、大学の法学部では「模擬裁判のシナリオを書けるよ」との誘い文句で法律サークルに入ります。
(こう書くとなんだか超・真面目な学生っぽいですが、授業のサポートや試験の過去問共有、合宿や裁判傍聴や模擬裁判という定例イベントを名目にメンバーで遊んだり恋愛したりするような、どこの大学にもよくある雰囲気のサークルです)
そして執筆を再開するわけですが、結果はやはり落選続き。
もう馬鹿げた夢を見るのはやめようと考え、すっぱりと諦めて就職することを決めます。
そこで出会ったのが法律事務所に勤務する年上の男性で……というストーリー。

はたして二人はどうなるのでしょうか?

性ノン大賞のネタには毎回、頭を悩ませるのですが、5回目の今回が一番「ノンフィクション」には近づいたかな、と思っています。
ちなみに先日、X(旧Twitter)の「#作家になった流れ」というタグで披露したのですが、この法律サークル時代には他にもネタがあります。
当時、サークル活動でお世話になった弁護士の先生が、私の模擬裁判シナリオを読み「君には文才がある」と褒めてくださったのですよね。
もう、そんなお世辞言って~! と思った私でしたが、言葉自体はものすごく嬉しかったです。
その先生を始め、褒めてくださった方々との思い出を反芻しながら、その後も執筆を続けて商業デビューできました。
(人生の節目で何度も諦めるのですが、しばらくするとまた書きたくなって再開するのが私の執筆パターンです)

ですがその先生はある日、預り金横領(依頼人のお金を使い込んでいた)で逮捕されたんですよ!!!!
まさか知人の名前をヤフーニュースのトップページで見ることになるとは!!!!
もう、びっくりしました。被害総額も億単位。そう、大嘘つきだったんです!!!!

周りの人みんなに、心の中にそっと入りこんでぎゅっと掴むような甘い言葉をかける人だったのだな~って、そのときに気づきました。
私をあのとき褒めたのも、それが私を一番喜ばせる言葉だったからなのかなと……。
でもね、幸いなことに、私はもう商業デビューできていたのです!
嘘の言葉でも、本当だと信じて書き続けたことが功を奏したのかなと思いました。
結局、自分を信じて努力を続けることが一番大切なんですよね。

さて、かなり脱線してしまいました。
今回の応募作、入選順位としては下がってしまいましたが、文章として一番整っている自信がありますし、私の「素」の思いが詰まっています。
これも難しい話になるのですが……。
「今回はジャンルに沿った内容にして、自分の個性も盛り込み、推敲や校正もバッチリだぞ!!!!」
と意気込んだ作品ほど、あまり評価されないのですよね……。
こういうところが、私のイマイチなところなのかも……。あ、なんだかまた「小説家をあきらめ」たくなってきた……(?)。
なんて、冗談です!

今後も「小説家をあきらめ」ず、いろいろと試行錯誤しながら執筆を続けていきたいです。
宜しくお願い申し上げます。

(こちらのエントリーはブログからの転載です)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...