至高なる者の物語 大いなる旅の終着点

天魔真

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第一章 至高天郷

第4話 人族の国

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翌朝
「ここでお別れだ。レインよ。」
「ええそうですね。ゆふむ殿」
カットしたとこも含めて一週間ほどか
あ・・・あと
「言い忘れてた。お前の護衛として俺の配下であり眷属の「天魔の術者〈ノートン〉」を置いとく。何かあればノートン経由で俺に言え。」

あと少しばかし脅しておくかな
俺は奴の近くに行く
「ああ、あと「ノートン」は護衛を名目にしている監視者だ。奴には一つ命令をしている。それは「俺の邪魔をするなら殺せ。必要あれば国もろとも滅ぼせ」そう下している。下手な気は起こすなよ?」
そう耳打ちする・・・・さすがにやり過ぎたかね。

まあそれはともかく
「そろそろ行くよ。レイン。いずれ会うだろうな」
「ええまたいずれ」
身体強化ブースト



俺は森の近くにいた
「何かレインあいつあんたに惚れてそうだぞ?マスター
「いたのか。「白虎」。ふざけるのは大概にしろ。俺が愛するのは後にも先にもただひとりだ。」
こいつは白虎・・・「白獣王グラズヘイムビースト〈白虎〉」十二いる眷属の中でもパワー最強の獣の祖。
「白虎・・・しばらくお前は俺と共にいろ。俺の護衛として」
「YES我が主マイロード仰せのままに」
「念のためヒトガタになれ」
そう言ってヒトガタになって貰った・・・今俺らがいるのはエルフの町・・・王都「フォレスト」から東に三十キロ離れた森の入り口にいた
「ここまで三十分でこれた。あと・・・」
至高天・探査グラズヘイム・サーチ
「数分かなぁ」
フゥー
「行くかあ」
足を踏み出したその時

ドーン
バシュバシュ
「!!!」
遠くから爆音と剣戟
「白虎・・・命令だ」
鎧を着て白虎を見る
「何なりと」
すぅー
「共にこい。助けに行くぞ!」
「御意!!!」
シュッン


「逃げてくれ!お嬢様!」
タンクらしき男が叫ぶ
「ダメです!あなたも一緒に逃げましょう!」
な・・・なんでこんなところに子人狼族コボルト
「お嬢様!避けろ!」
守りを避けて一体のコボルトの一撃が女性に当たりかけた時
至高なる神々の槍グラズヘイムロンギヌス
カキッン
「あっぶねぇなあ」
驚いてるなコボルト風情が
「大丈夫か?お前ら」
白虎が問い掛ける
「ええ・・・大丈夫です・・・」
息をきらしているが大丈夫かよ・・・
「ならお前らは下がれ。最悪死ぬぜ?」
俺は威圧をしながらコボルトを見る
「白虎・・・命令だあわせろ」
「はーい」
俺は姿を魔道士に変え白虎と共に詠唱を始める

ブォン
魔法陣が白虎の手にそして俺には俺の手を中心に足下に展開される
〈ああ私は願うのだ 新たなる破滅の道を その目に焼き付けよ 私の大いなる破滅の覇道を〉
〈万象よ 燃え尽きるがいい〉
地獄の劫火アルティメット・フレイム

〈我らは願った 古の創造の道を その目に焼き付けよ 我らの大いなる王道を〉
〈汝らよ 凍てつくせ〉
虚無の極寒地獄グラズ・ブリザード
ヒュー ゴォー

「あーやっべぇー・・やらかした・・・」
周りを見ると一帯が氷と炎が同時に存在する地獄と化していた
〈大地魔法 大地修復アースリペア
このままはさすがにダメだから治して
「やあこんちゃ。お前ら大丈夫か?」
「は・・はい。助太刀ありがとうございました。私は「リスター」公爵令嬢です・・あなた方は?」
リスターと名乗る女性が言うと同時に
「何者ですか」
そう言って俺達二人に男は剣を向ける
「落ち着け。俺らはただの旅人だ。」
「ただの・・・って・・普通はの魔法を使える訳ないんだよ・・・」
呆れながら言う男が・・・白虎を見ると
「獣人・・・・か・・・」
嫌な顔をする
「ちょっと!フィスター!失礼じゃない!彼らは命の恩人なのよ」
定期的に人は自分と違うだけで他者を差別する生き物・・・俺には分からない
「・・・・」
白虎がキレ気味に剣を抜こうとする
「白虎・・・やめろ・・・俺の顔に泥を塗る気か?貴様・・・」
相手は貴族様・・めんどくさいんだよね。嫌な記憶があるんだよなあ。
「改めて俺はゆふむ。こいつは白虎だ。一つ頼まれてくれない?」
武装を解除しながら頼む。
「恩人ですから。何なりと!」
うん・・・良い笑顔!少し純粋過ぎる気がする
「近くの町まで案内してくれ。旅人ゆえにここの地理は分からないんだ。頼むよ。」
ラクしたいし・・・ある程度のもしておきたいし
「フィスター!馬車を出しなさい!」
????
「分かりました。リスターお嬢様」
どういう?

「・・・・?」
白虎が不思議そうに見つめている。
あれ?それってまさか
魔道具マジックアイテム道具箱アイテムボックス?」
元居た世界・・・幻界(便宜上ラクだからそう呼ぶ)では作る時に使う上級魔石が貴重だからマジックアイテムも高い。
「驚いてるとキリがない。」

「では、行きましょうか。人族の国「アールンハイド帝国」へ」
そう言って俺達は馬車に乗り帝国へ向かう
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