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向き合う時
余韻
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今日は修学旅行振り返り休日で学校はお休み。
「まだ余韻が抜けませんね。」
自分の頬を叩いてしっかりさせる。修学旅行で使ったバックを開いて中から数箱のお土産を出した。
「お母様とお父様、筒夏さんにはお土産を渡したので、あとは宮南瀬さんと使い長と・・・」
ぶつぶつ言いながらお土産をテキパキ分ける。
箱の山が2つ出来た。
「誰から行きましょうか?」
するとタイミングを測ったかのようにインターホンが鳴った。茅鶴と薫は仕事でいない。志綾は「はーい」と玄関まで向かった。
「どちら様ですか?」
「物槨令です。」
「今開けますね。雫さん。どうしたんですか?」
家に招き入れた物槨令。
「ジャーン。見て」
物槨令が見せたのは色違いのキーホルダーだった。
「なんですか?これ」
「京都で買ったお土産。志綾ちゃんとお揃いにしたくて。」
物槨令が持っているキーホルダーは扇子のミニチュアキーホルダーだった。
「志綾ちゃん。水色とピンクどっちがいい?」
「雫さんの好きな方でいいですよ。」
「うーん。じゃあ志綾ちゃん水色ね。」
「はい。誰かとお揃い初めてで嬉しいです。ありがとうございます。登校バックにつけたいと思います。」
「うん!」
「これ、みんなにプレゼント?」
部屋に案内した物槨令が志綾に聞く。
「はい。ですが、多くてもしよろしければ手伝ってくれませんか?」
「うん!手伝う!」
志綾は、あまり入ったことのない使い部屋に入った。
「志綾様!どうかされました?荷物が多いようですが・・お手伝いしましょうか?」
「いえ。友人がお手伝いしてくれているので。」
使い部屋は、使い達が仕事をしたり休憩したりするところ。要家とも繋がっている。
「あの、これ使いの皆さんで食べてください。修学旅行のお土産です。すみません。上から取っていただけると」
「えーいいんですか?ありがとうございます。」
使いの1人が上から一つ取った。
「はい!是非!」
使い長の個室にまで行って使いの人にノックしてもらう。
「失礼します。」
ノックで返事がなかったため、ドアを開けてもらって入った。使い長は寝ていた。
「1つ置いておいてお暇しましょうか。」
志綾は一つと言ったが、2つおいて部屋を出た。
「使いの方々はいつもお疲れですか?」
1人の使いに聞く。
「私たちはそこまでではないんですが、使い長様は私達の倍働いているので。」
「そうですよね。・・お邪魔しました。」
志綾は使い部屋から出た。
「雫さん。お待たせしました。」
「志綾ちゃんって家ではあんな感じなんだね。なんだか新鮮。新鮮だな」
「お恥ずかしいですね。」
次に向かったのは、外だった。荷物を最低限にしてから出た。
「次はですね。昔お世話になった使いの方です。」
少し時間がかかり、志綾はインターホンを鳴らした。
「はーい!あら、志綾ちゃんお久しぶり。」
「宮南瀬さん。」
物槨令に紹介した。宮南瀬ご夫婦を。
「これ、修学旅行のお土産です。みんなで食べてください。」
「いいの?ありがとう。」
お辞儀をして家を後にした。
「疲れましたね。」
「うん。」
「夕飯食べて行きますか?」
「うんん。今日はね。逆。せっかくだから私の家で夕飯食べない?」
「・・いいんですか?」
目をキラキラさせて、そう聞く。
「うん!お母さんも。呼んでって言ってるから。」
「少し待ってくださいね、」
急いでスマホを取り出した。
「良いみたいです!」
「わぁーいー!じゃあ、早速行こう。」
志綾の腕を引っ張って物槨令は家に向かった。
「まだ余韻が抜けませんね。」
自分の頬を叩いてしっかりさせる。修学旅行で使ったバックを開いて中から数箱のお土産を出した。
「お母様とお父様、筒夏さんにはお土産を渡したので、あとは宮南瀬さんと使い長と・・・」
ぶつぶつ言いながらお土産をテキパキ分ける。
箱の山が2つ出来た。
「誰から行きましょうか?」
するとタイミングを測ったかのようにインターホンが鳴った。茅鶴と薫は仕事でいない。志綾は「はーい」と玄関まで向かった。
「どちら様ですか?」
「物槨令です。」
「今開けますね。雫さん。どうしたんですか?」
家に招き入れた物槨令。
「ジャーン。見て」
物槨令が見せたのは色違いのキーホルダーだった。
「なんですか?これ」
「京都で買ったお土産。志綾ちゃんとお揃いにしたくて。」
物槨令が持っているキーホルダーは扇子のミニチュアキーホルダーだった。
「志綾ちゃん。水色とピンクどっちがいい?」
「雫さんの好きな方でいいですよ。」
「うーん。じゃあ志綾ちゃん水色ね。」
「はい。誰かとお揃い初めてで嬉しいです。ありがとうございます。登校バックにつけたいと思います。」
「うん!」
「これ、みんなにプレゼント?」
部屋に案内した物槨令が志綾に聞く。
「はい。ですが、多くてもしよろしければ手伝ってくれませんか?」
「うん!手伝う!」
志綾は、あまり入ったことのない使い部屋に入った。
「志綾様!どうかされました?荷物が多いようですが・・お手伝いしましょうか?」
「いえ。友人がお手伝いしてくれているので。」
使い部屋は、使い達が仕事をしたり休憩したりするところ。要家とも繋がっている。
「あの、これ使いの皆さんで食べてください。修学旅行のお土産です。すみません。上から取っていただけると」
「えーいいんですか?ありがとうございます。」
使いの1人が上から一つ取った。
「はい!是非!」
使い長の個室にまで行って使いの人にノックしてもらう。
「失礼します。」
ノックで返事がなかったため、ドアを開けてもらって入った。使い長は寝ていた。
「1つ置いておいてお暇しましょうか。」
志綾は一つと言ったが、2つおいて部屋を出た。
「使いの方々はいつもお疲れですか?」
1人の使いに聞く。
「私たちはそこまでではないんですが、使い長様は私達の倍働いているので。」
「そうですよね。・・お邪魔しました。」
志綾は使い部屋から出た。
「雫さん。お待たせしました。」
「志綾ちゃんって家ではあんな感じなんだね。なんだか新鮮。新鮮だな」
「お恥ずかしいですね。」
次に向かったのは、外だった。荷物を最低限にしてから出た。
「次はですね。昔お世話になった使いの方です。」
少し時間がかかり、志綾はインターホンを鳴らした。
「はーい!あら、志綾ちゃんお久しぶり。」
「宮南瀬さん。」
物槨令に紹介した。宮南瀬ご夫婦を。
「これ、修学旅行のお土産です。みんなで食べてください。」
「いいの?ありがとう。」
お辞儀をして家を後にした。
「疲れましたね。」
「うん。」
「夕飯食べて行きますか?」
「うんん。今日はね。逆。せっかくだから私の家で夕飯食べない?」
「・・いいんですか?」
目をキラキラさせて、そう聞く。
「うん!お母さんも。呼んでって言ってるから。」
「少し待ってくださいね、」
急いでスマホを取り出した。
「良いみたいです!」
「わぁーいー!じゃあ、早速行こう。」
志綾の腕を引っ張って物槨令は家に向かった。
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