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どんな態勢をしてたんだと 19
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パッと照明が点いたら、眩しくて手で顔を覆う鈴木は、立ち上がっている岡本の近くにいる。その仕草は眩しそうにみえるが、恥ずかしそうにカモフラージュしているようにも思えた。
気持ちが若返った夢のような時間・・そんな雰囲気が部屋には感じられる中、 所長が「これは夢だから、これからってとこで覚めるのよ」
笑ってその場を盛り下げてくる。まさしく岡本たちは夢の途中だったかもしれない。
テーブルにぶつけた岡本、足から血が出ていたようで「足が痛くて」と、そこから動けなかったと言う。
血が出て痛いそう、それが鈴木の襟元にも血が付いていたんだから・・いったいどんな態勢をしてたんだ?
それより俺は、自分の手のマジックペンの色を見ていた。緑色のマジックだ・・緑のマジックペンの持ち主が俺の手に・・どういう意味と1人笑う。
地元広告紙に欲しいものに丸を付け、プレゼントする予定が・・俺に印を付けたやつがいる?誰だろう。夢の世界も終わると同時に、俺たちの部屋も静けさを戻してくる。
そのうち印を付けたのが誰だか分かるだろうけど・・あの馴れ馴れしさは今井しか浮かばない。
・・
旅行の出来事を忘れ去る頃、まとめて広告紙が届いていた。岡本が緑色が無いことに気付くと「あれ?緑のペンの持ち主は印してないね」
「実はあの夜、マジックで俺の手に丸を付けたやつが」まだ消えない緑の丸印が残っていた。
「へー」
「誰だか未だに判らん」
広告紙に印してあるのはオレンジと赤に青で複数に分けて丸印があり、合計すると各々が一万円以内で納まっていた。
岡本が「鈴木さんとは違うね、彼女は赤と聞いてるよ」と、やはり2 人は仲良さそうに思えた。でも俺には疑問も残っている。
緑の印の付けた人物・・あの日、チェックアウトする時に、鈴木の指に緑色の跡が消えずに残っていたのである。
そんな思いもある中で、買い物だけは準備する。赤は赤の袋に、オレンジはオレンジの袋に、青は青の袋に入れるだけなので、誰が俺の手に丸印を付けたかは判らないまま事務所に届けた。
岡本が言う「赤が鈴木と理解するもう一つの理由は、サイズの大きな洋服を購入したので間違いない」と、言うのだ。
では残りはオレンジと青は誰?「オレンジは長沢さんかな?彼女は珈琲好きだからな」珈琲豆にオレンジの印が付いているので理解する。
では日用雑貨の広告ばかりに印しがしてあり生活必需品を求めていた人物は所長だろうか?
所長は旅先で男の気配を感じたので旅行用カミソリにチェック入れた可能性がある。ちょっとの髭面でもキスすると痛いと感じると・・カラオケの密室でキスする今井から聞いたことがある。つづく
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血が出て痛いそう、それが鈴木の襟元にも血が付いていたんだから・・いったいどんな態勢をしてたんだ?
それより俺は、自分の手のマジックペンの色を見ていた。緑色のマジックだ・・緑のマジックペンの持ち主が俺の手に・・どういう意味と1人笑う。
地元広告紙に欲しいものに丸を付け、プレゼントする予定が・・俺に印を付けたやつがいる?誰だろう。夢の世界も終わると同時に、俺たちの部屋も静けさを戻してくる。
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・・
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「へー」
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そんな思いもある中で、買い物だけは準備する。赤は赤の袋に、オレンジはオレンジの袋に、青は青の袋に入れるだけなので、誰が俺の手に丸印を付けたかは判らないまま事務所に届けた。
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