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吐き出す
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「俺が原因で、俺が悪いのは分かった。
だが勘違いしてもおかしくなかった」
「私に謝りたいの?責めたいの?」
「謝りたい。だけど、」
「ヴィクトル王子殿下とは幼馴染で親友です」
「誰もがそれ以上だと思っていても?」
「周りに誤解を受けていたのはなんとなく分かります。だけど貴方は私の顔も髪の色も好みじゃないと言っていたから気にしないと思っていました。
王命だから解消はできないと聞いて、せめて邪魔にならないようにと交流をしませんでした。
誕生日の贈り物をチケットにしていたのは、物として残らないからです。
私から残る物をもらっても不快だろうと思ったからです。
あれだけ大事にしてくださる殿下が婚約者だったらと思ったことも何度もありますが、身体を許したこともありません。口付けをしたこともありません。
貴方は違うようですけどね」
「っ!」
「妻になる予定だから犯してもいいと?」
「申し訳なかった」
「言い訳してるじゃない」
「ごめん」
そこに母上が現れて俺のことを説明した。
その後で、
「レア嬢には謝っても許されないことをしました。
昨夜のうちにご両親に知らせようとしましたが、内容がデリケートな話だったので、レア嬢の許可をもらってからということになりました。
ご両親への報告も、陛下への報告もレア嬢の思う通りになさってください」
「……許せるわけではありません。
ですが、こんなことを話したくありません」
「だとすると、婚約は続くことになります」
「回避したいのなら、侯爵家から理由を陛下に説明願いします」
「こんなことをしたフェリックスと夫婦になれますか?」
「ご子息は閨事は別の方と済ますでしょう。
私とは授からなかったといって愛人との子でも親類の子でも引き取って跡継ぎに添えてください」
「本当にごめんなさい、レア嬢」
俺達は退室して、レアの湯浴みをメイドに任せた。
その後、薬を塗りに入室しようとしたら追い払われた。
午後にはレアを公爵邸に送り届けたが、引き返してレアを捕まえた。
「レア!」
「…はい」
「何で城に泊まりに行くんだよ」
「はい?」
「殿下は間違いなくレアが好きなんだぞ!
泊まりなんて危険だろう!」
「……貴方ねぇ」
分かってる。レアにとって俺の方が危険とか言いたいんだろう?でも!
「公爵は、夫人は一緒なのか」
「いえ」
「なら俺がついて行く!」
「私は通訳に行くの」
「は?」
「今、他国の要人がいらしていて、言葉の壁があるの。通訳が病気で出てこれなくて、文官は文字は読み書きできても会話は無理だっていうから行くの」
「何でレアは話せるんだよ」
「うちのメイドがその国の出身で、幼い頃から教わっていたの。話せる者が多い言語より、話せる者が少ない言語を覚えた方がいいと思ったの」
「だけどっ!」
「……泊まりは止めるけど行ってきます」
「待ってるからな」
「?」
俺は夜に押しかけて、レアの帰りを待った。
公爵夫妻は困惑気味だった。
22時に帰ってきたレアを確認した。
「おかえり」
「!! 何で居るの」
「心配だから」
「……」
「ありがとう、レア」
そして俺は帰った。
それ以来、毎晩レアが屋敷にいるか確認しに通った。
公爵は呆れていたが、おかげで式の日取りは最短になった。
5ヶ月後に式を挙げてレアは侯爵邸に移り住んだ。
だが勘違いしてもおかしくなかった」
「私に謝りたいの?責めたいの?」
「謝りたい。だけど、」
「ヴィクトル王子殿下とは幼馴染で親友です」
「誰もがそれ以上だと思っていても?」
「周りに誤解を受けていたのはなんとなく分かります。だけど貴方は私の顔も髪の色も好みじゃないと言っていたから気にしないと思っていました。
王命だから解消はできないと聞いて、せめて邪魔にならないようにと交流をしませんでした。
誕生日の贈り物をチケットにしていたのは、物として残らないからです。
私から残る物をもらっても不快だろうと思ったからです。
あれだけ大事にしてくださる殿下が婚約者だったらと思ったことも何度もありますが、身体を許したこともありません。口付けをしたこともありません。
貴方は違うようですけどね」
「っ!」
「妻になる予定だから犯してもいいと?」
「申し訳なかった」
「言い訳してるじゃない」
「ごめん」
そこに母上が現れて俺のことを説明した。
その後で、
「レア嬢には謝っても許されないことをしました。
昨夜のうちにご両親に知らせようとしましたが、内容がデリケートな話だったので、レア嬢の許可をもらってからということになりました。
ご両親への報告も、陛下への報告もレア嬢の思う通りになさってください」
「……許せるわけではありません。
ですが、こんなことを話したくありません」
「だとすると、婚約は続くことになります」
「回避したいのなら、侯爵家から理由を陛下に説明願いします」
「こんなことをしたフェリックスと夫婦になれますか?」
「ご子息は閨事は別の方と済ますでしょう。
私とは授からなかったといって愛人との子でも親類の子でも引き取って跡継ぎに添えてください」
「本当にごめんなさい、レア嬢」
俺達は退室して、レアの湯浴みをメイドに任せた。
その後、薬を塗りに入室しようとしたら追い払われた。
午後にはレアを公爵邸に送り届けたが、引き返してレアを捕まえた。
「レア!」
「…はい」
「何で城に泊まりに行くんだよ」
「はい?」
「殿下は間違いなくレアが好きなんだぞ!
泊まりなんて危険だろう!」
「……貴方ねぇ」
分かってる。レアにとって俺の方が危険とか言いたいんだろう?でも!
「公爵は、夫人は一緒なのか」
「いえ」
「なら俺がついて行く!」
「私は通訳に行くの」
「は?」
「今、他国の要人がいらしていて、言葉の壁があるの。通訳が病気で出てこれなくて、文官は文字は読み書きできても会話は無理だっていうから行くの」
「何でレアは話せるんだよ」
「うちのメイドがその国の出身で、幼い頃から教わっていたの。話せる者が多い言語より、話せる者が少ない言語を覚えた方がいいと思ったの」
「だけどっ!」
「……泊まりは止めるけど行ってきます」
「待ってるからな」
「?」
俺は夜に押しかけて、レアの帰りを待った。
公爵夫妻は困惑気味だった。
22時に帰ってきたレアを確認した。
「おかえり」
「!! 何で居るの」
「心配だから」
「……」
「ありがとう、レア」
そして俺は帰った。
それ以来、毎晩レアが屋敷にいるか確認しに通った。
公爵は呆れていたが、おかげで式の日取りは最短になった。
5ヶ月後に式を挙げてレアは侯爵邸に移り住んだ。
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