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大改造
翌日、早速 この屋敷の改装を請け負った業者が来てくれた。
「砂浜が見えるでしょう?居間から砂浜までの直線上には作らないで欲しいの。
裏庭に石畳のテラスを作って欲しいの。かなり広く作って欲しいわ。この辺りにオーブン窯を置いて、この辺りに大きなグリルテーブルを置きたいの。真ん中には炭を置いて、上から網をはめて食材を焼けるようにしたいの。周囲は熱に強い素材にしてお皿を置けるようにしたいわ。
4分の3が日陰になるように屋根が欲しいの。紐で布製の屋根を貼ったり紐で畳んだり出来るといいわ。
こんな感じのガーデンソファも作ってもらいたいの。下手な絵でごめんなさいね。
こちらの横の勝手口から砂浜まで渡廊下を作ってもらいたいの。屋根付きでね。ここは木で横型ブラインドを作ってもらいたいの。目的は陽避けよ。
テラスの屋根と一緒で可動式にしないと強風のときに困るから、紐を引くだけでまとまるようにしてもらいたいの。
この辺りから砂浜に向かって階段になるわね。
それで砂浜のところにもテラスと同じ物を小規模で作ってもらいたいわ。ここでリクライニングチェアで脚を伸ばしながら飲み物を飲みたいの」
「かしこまりました。では、計測して図面を起こします。その後、使う材料を提案いたします。グリルと窯は特注になりそうですが、専門の職人に任せてもよろしいですか」
「お願いするわ」
それが終わると、次は洋服店のお針子が来てくれた。
「このデザイン画のものを全て作って欲しいの」
ワンピースやズボンやカットソー、部屋着に下着に水着も描いておいた。
「出来るだけ早くサンプルをお持ちいたします」
「これは部屋着と下着だから肌触りを重視したいわ。
これは水着だから できるだけ透けない素材がいいの」
「こちらが水着ですか?泳ぐ時に着る物ですよね」
「そうよ」
「下着ではなくて、水着ですか」
「プライベートビーチだから」
「かしこまりました」
ビキニを2つほど描いておいた。
ホルダーネックで胸元は三角。後は細いリボン状。
下はローライズホットパンツ型にした。
エリーズはスタイルが良いから似合うだろう。
くびれがはっきりとしていて腹の厚みは薄く引き締まっている。胸は多分Eカップだろうか、弾力がありよく揺れる。目が覚めた後、浴槽で揉んだ。
お尻も丸くキュッと上がっている。ティーバックがよく似合うと思う。鏡の前でお尻を振ってみたら なかなかのものだった。
完璧公女とバカ王子とお決まりのピンク女。
きっと何かの小説の世界なのだろう。
若いうちにこのパーフェクトボディを満喫しなくっちゃ!
垂れないようにブラジャーの開発を進めないとね。
ナイトブラも必要?垂れないなら全裸がいいんだけど。小説の世界なら垂れない気がするけど。
日焼け止めはお父様が外国から仕入れてくれたクリームを塗るしかないけど、ウォータープルーフじゃないよね。つばの広い帽子を被って泳ぐ?何か変よね。でもこの美しさを保つにはそんなことは言っていられないわね。
婚姻前日、お父様とお母様とお兄様が到着した。
参列してくれるのかと感動の涙を流した。
父「子爵には会ったのだな?」
私「はい。やはり年頃の子供は、歳の近い後妻に拒絶感があるようです」
母「全部あの馬鹿王子のせいね」
兄「エリーズ、何の工事をしているんだ?」
私「外でグリル料理とかをみんなで楽しもうと思いまして。後、砂浜と屋敷を繋ぐ渡廊下を作ります」
兄「髪や肌が痛むし日焼けするぞ」
私「多少は覚悟していますわ。
陽避けも付けますので海の別荘気分で楽しみます」
兄「随分と変わったな」
父「それだけ辛かったんだろう」
母「我慢していたものね」
兄「本当にブラージェルでいいのか?」
私「迷惑をかけているのはこちらですから、多少の反発は構いません」
父「そうだ。婚約破棄と名誉毀損の慰謝料だが、かなりの額をもらえることになった。回収したら此処に届けさせよう。
男爵家は少し時間がかかるから待っていてくれ」
私「ありがとうございます、お父様」
父「お前の望み通り、馬鹿王子と庶子は婚約したぞ。どうやら庶子は妊娠しているらしい」
私「卒業パーティで、私との婚約破棄を急ぎたい感じでした。生まれる前に結婚したかったのですね」
母「信じられないわ!」
父「まあ、そのお陰で慰謝料が跳ね上がったのだ。馬鹿から解放されたし、良しとしよう」
兄「全然良くないですよ。エリーズは王都に居られなくなって こんなに遠い所まで来なくてはならなかったのですよ?」
私「お兄様、私この屋敷とプライベートビーチが気に入りましたの」
兄「そうか…辛かったら直ぐに言うんだぞ。いつでも離縁して戻って来ていいからな」
私「ありがとうございます」
母「そうだわ。ウエディングドレスを持って来たのよ」
私「え?そうなのですか?“誓います”と言って名前を書くだけですよ?」
平民向けの白いワンピースを着ていく予定だったんだけど。
母「それでも貴族の結婚なのよ?」
私「…ありがとうございます」
着るの 時間かかるんだろうなぁ。面倒くさぁ。
「砂浜が見えるでしょう?居間から砂浜までの直線上には作らないで欲しいの。
裏庭に石畳のテラスを作って欲しいの。かなり広く作って欲しいわ。この辺りにオーブン窯を置いて、この辺りに大きなグリルテーブルを置きたいの。真ん中には炭を置いて、上から網をはめて食材を焼けるようにしたいの。周囲は熱に強い素材にしてお皿を置けるようにしたいわ。
4分の3が日陰になるように屋根が欲しいの。紐で布製の屋根を貼ったり紐で畳んだり出来るといいわ。
こんな感じのガーデンソファも作ってもらいたいの。下手な絵でごめんなさいね。
こちらの横の勝手口から砂浜まで渡廊下を作ってもらいたいの。屋根付きでね。ここは木で横型ブラインドを作ってもらいたいの。目的は陽避けよ。
テラスの屋根と一緒で可動式にしないと強風のときに困るから、紐を引くだけでまとまるようにしてもらいたいの。
この辺りから砂浜に向かって階段になるわね。
それで砂浜のところにもテラスと同じ物を小規模で作ってもらいたいわ。ここでリクライニングチェアで脚を伸ばしながら飲み物を飲みたいの」
「かしこまりました。では、計測して図面を起こします。その後、使う材料を提案いたします。グリルと窯は特注になりそうですが、専門の職人に任せてもよろしいですか」
「お願いするわ」
それが終わると、次は洋服店のお針子が来てくれた。
「このデザイン画のものを全て作って欲しいの」
ワンピースやズボンやカットソー、部屋着に下着に水着も描いておいた。
「出来るだけ早くサンプルをお持ちいたします」
「これは部屋着と下着だから肌触りを重視したいわ。
これは水着だから できるだけ透けない素材がいいの」
「こちらが水着ですか?泳ぐ時に着る物ですよね」
「そうよ」
「下着ではなくて、水着ですか」
「プライベートビーチだから」
「かしこまりました」
ビキニを2つほど描いておいた。
ホルダーネックで胸元は三角。後は細いリボン状。
下はローライズホットパンツ型にした。
エリーズはスタイルが良いから似合うだろう。
くびれがはっきりとしていて腹の厚みは薄く引き締まっている。胸は多分Eカップだろうか、弾力がありよく揺れる。目が覚めた後、浴槽で揉んだ。
お尻も丸くキュッと上がっている。ティーバックがよく似合うと思う。鏡の前でお尻を振ってみたら なかなかのものだった。
完璧公女とバカ王子とお決まりのピンク女。
きっと何かの小説の世界なのだろう。
若いうちにこのパーフェクトボディを満喫しなくっちゃ!
垂れないようにブラジャーの開発を進めないとね。
ナイトブラも必要?垂れないなら全裸がいいんだけど。小説の世界なら垂れない気がするけど。
日焼け止めはお父様が外国から仕入れてくれたクリームを塗るしかないけど、ウォータープルーフじゃないよね。つばの広い帽子を被って泳ぐ?何か変よね。でもこの美しさを保つにはそんなことは言っていられないわね。
婚姻前日、お父様とお母様とお兄様が到着した。
参列してくれるのかと感動の涙を流した。
父「子爵には会ったのだな?」
私「はい。やはり年頃の子供は、歳の近い後妻に拒絶感があるようです」
母「全部あの馬鹿王子のせいね」
兄「エリーズ、何の工事をしているんだ?」
私「外でグリル料理とかをみんなで楽しもうと思いまして。後、砂浜と屋敷を繋ぐ渡廊下を作ります」
兄「髪や肌が痛むし日焼けするぞ」
私「多少は覚悟していますわ。
陽避けも付けますので海の別荘気分で楽しみます」
兄「随分と変わったな」
父「それだけ辛かったんだろう」
母「我慢していたものね」
兄「本当にブラージェルでいいのか?」
私「迷惑をかけているのはこちらですから、多少の反発は構いません」
父「そうだ。婚約破棄と名誉毀損の慰謝料だが、かなりの額をもらえることになった。回収したら此処に届けさせよう。
男爵家は少し時間がかかるから待っていてくれ」
私「ありがとうございます、お父様」
父「お前の望み通り、馬鹿王子と庶子は婚約したぞ。どうやら庶子は妊娠しているらしい」
私「卒業パーティで、私との婚約破棄を急ぎたい感じでした。生まれる前に結婚したかったのですね」
母「信じられないわ!」
父「まあ、そのお陰で慰謝料が跳ね上がったのだ。馬鹿から解放されたし、良しとしよう」
兄「全然良くないですよ。エリーズは王都に居られなくなって こんなに遠い所まで来なくてはならなかったのですよ?」
私「お兄様、私この屋敷とプライベートビーチが気に入りましたの」
兄「そうか…辛かったら直ぐに言うんだぞ。いつでも離縁して戻って来ていいからな」
私「ありがとうございます」
母「そうだわ。ウエディングドレスを持って来たのよ」
私「え?そうなのですか?“誓います”と言って名前を書くだけですよ?」
平民向けの白いワンピースを着ていく予定だったんだけど。
母「それでも貴族の結婚なのよ?」
私「…ありがとうございます」
着るの 時間かかるんだろうなぁ。面倒くさぁ。
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