【完結】双子の公子様に執着された貧乏モブ令嬢になりました

ユユ

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もう一人の婚約者

婚約期間中 シエナ様はカルデック家や双子に馴染み、順調以上だった。双子が私を膝の上に乗せても全く気にしない様子。

もしかしたら私は必要なくなって追い出されるかもしれないと思い、密かに私物の整理までしたのだけど、双子に見つかってこっぴどく叱られた。
就寝後に買って貰った物とファラルたんから貰ったものと分けて、翌朝の食事の席で調味料をどう運ぶか悩み、運送屋を雇おうかな、移住先もいいところを知っているかもしれないからこっそり訪ねようなどと考えていたら、双子が鬼のような顔をしてクドクドと昼までお説教してきた。

シエナ様からは“私を一人にしないでください”と抱きつかれ、双子が慌てて引き離した。最近シエナ様がよく甘えてくる。腕に絡み付いたり髪に触れてきたり、クッキーを食べさせようとしたり。
“親睦”と言って一緒に寝ようとして双子に止められたり。

でも美少女なんだよね。
黒髪に水色の瞳、お人形さんみたい。


【 シエナの視点 】

ヘンブリー侯爵家は美しい金髪の子が生まれると言われている。だけどそれは正しくない。
高祖父までは黒髪に薄い水色の瞳、高祖母が金髪に緑色の瞳で、二人の子からずっと金髪が生まれてきた。そして何故か私だけ高祖父の黒髪と薄い水色の瞳を持って生まれた。
ヘンブリー家は肖像画で分かるし、親戚の一部も覚えていた。だけど昔の色を知る者は少なく、私は仲間外れにされがちだった。
不義の子、呪われた子、不浄の子などと囁かれた。
日中のパーティで、大人たちは大人の交流を。子供は子供達で遊ぶことになった。
だけど私は女の子達の輪に入れず、一人庭園を散歩していた。

裏庭に入ったところで口を押さえられて身体が宙に浮いた。

「ん~!! ん~!!」

納屋に連れて行かれて男の子に囲まれた。
8~13歳の男の子が5人。

「侯爵をたぶらかした女の娘だからな。剥いて確認しようぜ」

「ん~!!」

「なんだ、普通の女じゃないか」

「まだ見てない場所があるだろう」

「ん~!!」

「普通だな」

「普通なのですか?」

「女のここを見るの初めてか?」

「初めてです」

「僕も」

「俺も」

「私も」

「ここにコレを突っ込んで子種を出すと妊娠するんだ」

「え?神様が置いていってくれるんじゃないのですか」

「違うよ。こうやって勃たせて唾付けて、捩じ込んで、出るまで動かすんだよ」

「んん~!!!!!」

「痛がってますよ?」

「最初はみんな痛いんだよ。そのうち気持ち良くなっていくから大丈夫なように出来てるんだよ」

「ち、血がっ」

「これは女が初めての時に出る血で、ほんのちょっとしか出ないから大丈夫…チッ…おい、上に向けるから全員穴に唾を垂らせ」

「んん~!!!!!」

「よし、滑るようになった」

「どんな感じですか」

「穴は全部 男を気持ち良くして子種を催促するように出来ているんだよ」

「何で詳しいんですか」

「精通があったから特別な教育を受けたんだ」

「何ですか それ」

「子供が作れるようになった証が出てくるんだ。
私兵達もお祝いにといろいろ女の体のことを教えてくれたよ……そろそろ…くっ…」

「だ、大丈夫ですか」

「はぁ…すっげー出た」

「痛いんですか?」

「一番気持ちいい瞬間だよ。次は誰が使う?」

「僕、精通してます」

「よし、こいつで練習しとけ」

「はいっ」

私は3人に犯された。精通していない4人目が見よう見まねで挿入しようとした時にヘンブリー家の騎士に見つかり、その場で5人の首は刎ねられた。
此処はヘンブリー領のヘンブリー邸。領法の適用だった。

首を刎ねられた子供の親は黙る者と騒ぐ者に分かれたが、領法に従ったまでのこと。しかもヘンブリー侯爵家の一人娘を輪姦しては勝ち目はない。
沈黙の代わりに加害者の家門にこれ以上の制裁をしないことにした。さらに、代々描かれてきた肖像画を見せて、私が高祖父以前の血を色濃く引いていることを証明すると、親達は蒼白になった。
つまり、不義の子だのなんだの言っていたのは親達で、それを聞いていた子達が間に受けたのだろう。
加害者の家門は息子を病死や事故死として時期をずらして葬儀をあげた。


私は10歳だった。抵抗しても歳上の男の子3人の力には敵わなかった。歳下の2人も加勢したのでどうしようもなかった。
まだ初潮を迎えておらず、妊娠の心配は無かったが、処女膜を失い裂傷を負った。そして異性が怖くて表に出ることが出来なくなった。当時は異性の姿を見るだけでパニックになってしまうために離れに部屋を移して女性しか近寄れなくした。兵士も女性を数人採用した。
引き篭もりの理由として、幼い頃に男の子達に連れて行かれて虐められたくらいに公表され。

その頃 母は妊娠中で、数ヶ月後に男児を産んだ。

赤ちゃんから見てきた弟だけは大丈夫だったし、弟の成長で少しずつパニックも緩和していた。だけど学園は無理だった。狭い空間に半分以上が異性だなんて。しかも弟のような小さな子ではない。私よりも体の大きな男達だからだ。

お父様は外国も視野に入れて学校を探した。
隣国に淑女学園があって、全寮制で職員も全員女性。業者などが入る時は生徒と会わないよう配慮までする徹底した学園だった。

卒業して屋敷に戻ると成長した弟が飛び付いてきた。まだ私より小さいけど、あの時 私に挿れようとして首を刎ねられた男の子を思い出してしまい身体が硬直した。弟は気付かなかったけど両親には分かってしまった。

弟が継ぐヘンブリー家にいつまでもいられない。だけど男には嫁げない。
学園生活の中で私は同性を好きになっていた。友達としてではなく、手を繋いだりキスをしたりしたいという気持ちになった。だけど相手は異性の婚約者持ち。早々に諦めた。

両親には正直に話し、修道院へ入れて欲しいとお願いをした。

少し待ちなさいと言われて数ヶ月後、変な縁談を提示された。

それがカルデック公爵家だった。





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