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新たな関係
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【 王妃の視点 】
数年後、時々エリオット様が城にやってきては“娘”についてあれこれ聞いてくるようになった。
私の産んだ王女とはどうだったかを根掘り葉掘り聞き出した。その彼の瞳は硝子玉ではなかった。
国王となった 彼の兄であるジョフロワ様には 理由を打ち明けたようだが 私には教えてくれなかった。
更にエリオット様は フィオルド公爵家を中心とした貴族派との交流を始めた。
ジョフロワ様が 貴族籍に関する法律を細かく確認させたり、ジュネース王国とガードナー領を調べさせていると耳に入ったときは、そこの女性を気に入って側妃として娶りたいのかと思った。ジョフロワ様が若い侍女に、最近の若い令嬢の興味などを聞いていたことも知ったから。
だから直接ジョフロワ様に確認してみると、口外しないと約束させられて、閨事の際に教えてくれた。
ソフィア・フィオルドが見つかって、ガードナー侯爵夫人となっていること。しかもエリオット様とのお子を産んでいること。それは娘だということ。
それで分かった。エリオット様が気力を取り戻した理由も、娘を迎え入れる気だということも、そしてソフィア様も連れ戻す気でいることも。
更に数年後、ジョフロワ様から経過を聞かされた。
『ガードナー侯爵が他界して、ソフィアの義息子が継ぐことになったが 学園を卒業できていないほど若いので ソフィアが侯爵代理として務めを果たしていた。
その義息子から、サラの件でエリオットが介入しなくてはならないと判断できる内容の手紙が届いた。
既に大公妃には打ち明け、ジュネースの国王へ入国の許可を取っている。
イザークを同行させるつもりだ。身分が役に立つだろう』
早々にロクサンヌ様から会いたいと手紙が届いた。
彼女は気落ちしていた。
『ロクサンヌ様。順番からいえばソフィア公女の方が先です。エリオット王弟殿下はあの時 既にソフィア公女に求婚をして初夜も済ませておりました。娘がいるということは、殿下は意志を持って妊娠させようとしたのです。ですが当時の国王夫妻は貴女との婚約を強行しました。だからソフィア公女は姿を消したのです。きっと妊娠していることが分かっていたのでしょう。そして陛下達の強い反対の意志が ソフィア公女が姿に消そうと決断させた。彼女は我が子を守ったのです。
どうしたって愛する恋人には敵いません。これだけ年月が経ってもエリオット様のお心は変わりませんでした。
貴女ができることは、大公妃として据え置くならば容認すると意思表示をすることです。実際に娘はジョフロワ国王陛下の姪です。血縁には敵いません。そして状況を知りたければ、夫である大公を支えるという意思表示をなさい。きっとお願いを含んだ報告を聞くことができます。ロクサンヌ、政略結婚に嫉妬禁物です。求めることができるのは嫉妬する資格ではなく、政略結婚の時に交わした契約の履行です』
ロクサンヌは頷いた。
そしてジュネース王国から戻って来たエリオット王弟殿下とロクサンヌは、私とジョフロワ様に会いに来た。イザークも同席した。
エ『娘はサラといって、私の色をしたソフィアそっくりの美しい子でした。
ですが、安易な考えで15歳だったソフィアを妊娠させたことに激怒して私を拒絶しました。ソフィアと違って私は大人だったのに無責任だと。
拒絶はされましたが、サラの状況が不安定で放ってはおけません。
ジュネースのユリス王子は以前サラに妃の打診をしましたが ガードナー家はサラの意思を確認した後に辞退しました。
王子には 今は別の婚約者がいますが 王子はサラを愛しているようで諦めておりません。そしてガードナー家の実子リオもサラを愛しています。
今回 真実をサラに話したことで、ガードナー家とサラには血の繋がりが無いことをリオが知っていたことや 私と連絡を取っていたことに激怒していて、裏切られたと感じています。
亡くなったガードナー侯爵は実子のようにとても可愛がってくださったようで、サラのショックは大きかったようです。私は早速嫌われてしまいましたが サラが心配です』
ジョ『不安定な年頃だし、知ったばかりだ。時間が必要だろう』
私『イザーク、サラ様はどんな感じだった?』
イ『良い子だと思いますが、今は毛を逆立てて四方八方に爪と牙を剥く子猫のようなものです。無闇に近寄れば爪を立てて噛みつきます』
ロ『ソフィア様は何て仰っているのでしょう』
エ『彼女はすっかりガードナー夫人だ。
病を患った夫を支え、亡くなった後は執務を引き受け、苦労している。
胎に私の子を宿しながら ほぼ身一つで国境を越えた人だ。15歳のソフィアは子のために強く生き、今は恩を返すかのようにガードナー家のために生きている。
最初、侯爵夫人になっていると知って辛かったが、死期を悟った侯爵からの手紙を読んで彼に感謝した。亡きガードナー侯爵はソフィアもサラも私も救ってくださったのだ。
彼の手紙の最後には“サラを助けて欲しい”と書いてあった。だからサラから連絡が来たら飛んでいくつもりだ』
ロクサンヌは蚊帳の外ではなく、大公妃として隣に座っていた。夫の味方として冷静だった。
そしてサラ様が異母兄弟と会うことを前向きに考えてくれたようで、騎士隊を隣国のガードナー領へ迎えに行かせた。エリオット様は外国からいらした国賓のお相手があったから。その代わり精鋭を選んだと聞いた。
だけど…
『大変だ!サラが遭難した!!』
血相を変えてジョフロワ様が駆け込んできた。
『遭難!?』
『こっちからも捜索隊を出す。
落石に当たった馬車が湖に落ちて沈み、サラは流されて下流の何処かへ…落ちたときはサラは意識もあり無事だったようだが流木が当たって流されたらしい。エリオットが指揮をとりに現場に向かった』
何てことだろうか…やっと会えた娘なのに。
エリオット様の愛娘は1日経っても3日経っても、1週間、10日、2週間、1ヶ月、2ヶ月経っても見つからなかった。
大公の側近から大事な案件だけ代わりに判断して欲しいとジョフロワ様宛に来るし、ジュネース王国の国王陛下からも頻繁に進捗を知りたいと書簡を持った遣いが来る。
私もジョフロワ様も心の中では諦めていた。
だけどエリオット様は、ある貴族に助けられて面倒を見てもらっていたサラ様を見つけ出し、連れ帰った。
その貴族は、川の岩に引っかかっているところを助けたが、サラ様が記憶を失っていて平民のような服だったし それらしき捜索願が出されていなかったので面倒を見てくれていたらしい。
私達はホッとした。あのままでは全てを投げ出して見つけるまで探し続けただろうから。
捜索はフィオルド家とカムール家からも私兵や訓練された犬が投入されていた。
捜索中、“もう生きていないだろう”“動物に食われたのかも”などと口にした者は捜索隊を外された。
サラ様が見つかった後、エリオット様は最後まで捜索してくれた者全員にまとまった報奨金を与えて感謝の手紙も直筆で送った。
これがまた サラ様の価値を上げることになった。
今の問題は、レノーだ。
すっかりサラにご執心なのに、その理由を本人が気付いていない。
イザークからも、王太子妃が気にしていると報告があった。
だから先にサラにレノーに嫁ぐことについて尋ねたがその気は無いと分かった。
レノーの片想いだ。
礼儀も何もかも忘れて サラしか見ていない我が子が、自分気持ちを認識して失恋を悟ったらどうなるのだろう。エリオット様の例もあるから怖くなった。
数年後、時々エリオット様が城にやってきては“娘”についてあれこれ聞いてくるようになった。
私の産んだ王女とはどうだったかを根掘り葉掘り聞き出した。その彼の瞳は硝子玉ではなかった。
国王となった 彼の兄であるジョフロワ様には 理由を打ち明けたようだが 私には教えてくれなかった。
更にエリオット様は フィオルド公爵家を中心とした貴族派との交流を始めた。
ジョフロワ様が 貴族籍に関する法律を細かく確認させたり、ジュネース王国とガードナー領を調べさせていると耳に入ったときは、そこの女性を気に入って側妃として娶りたいのかと思った。ジョフロワ様が若い侍女に、最近の若い令嬢の興味などを聞いていたことも知ったから。
だから直接ジョフロワ様に確認してみると、口外しないと約束させられて、閨事の際に教えてくれた。
ソフィア・フィオルドが見つかって、ガードナー侯爵夫人となっていること。しかもエリオット様とのお子を産んでいること。それは娘だということ。
それで分かった。エリオット様が気力を取り戻した理由も、娘を迎え入れる気だということも、そしてソフィア様も連れ戻す気でいることも。
更に数年後、ジョフロワ様から経過を聞かされた。
『ガードナー侯爵が他界して、ソフィアの義息子が継ぐことになったが 学園を卒業できていないほど若いので ソフィアが侯爵代理として務めを果たしていた。
その義息子から、サラの件でエリオットが介入しなくてはならないと判断できる内容の手紙が届いた。
既に大公妃には打ち明け、ジュネースの国王へ入国の許可を取っている。
イザークを同行させるつもりだ。身分が役に立つだろう』
早々にロクサンヌ様から会いたいと手紙が届いた。
彼女は気落ちしていた。
『ロクサンヌ様。順番からいえばソフィア公女の方が先です。エリオット王弟殿下はあの時 既にソフィア公女に求婚をして初夜も済ませておりました。娘がいるということは、殿下は意志を持って妊娠させようとしたのです。ですが当時の国王夫妻は貴女との婚約を強行しました。だからソフィア公女は姿を消したのです。きっと妊娠していることが分かっていたのでしょう。そして陛下達の強い反対の意志が ソフィア公女が姿に消そうと決断させた。彼女は我が子を守ったのです。
どうしたって愛する恋人には敵いません。これだけ年月が経ってもエリオット様のお心は変わりませんでした。
貴女ができることは、大公妃として据え置くならば容認すると意思表示をすることです。実際に娘はジョフロワ国王陛下の姪です。血縁には敵いません。そして状況を知りたければ、夫である大公を支えるという意思表示をなさい。きっとお願いを含んだ報告を聞くことができます。ロクサンヌ、政略結婚に嫉妬禁物です。求めることができるのは嫉妬する資格ではなく、政略結婚の時に交わした契約の履行です』
ロクサンヌは頷いた。
そしてジュネース王国から戻って来たエリオット王弟殿下とロクサンヌは、私とジョフロワ様に会いに来た。イザークも同席した。
エ『娘はサラといって、私の色をしたソフィアそっくりの美しい子でした。
ですが、安易な考えで15歳だったソフィアを妊娠させたことに激怒して私を拒絶しました。ソフィアと違って私は大人だったのに無責任だと。
拒絶はされましたが、サラの状況が不安定で放ってはおけません。
ジュネースのユリス王子は以前サラに妃の打診をしましたが ガードナー家はサラの意思を確認した後に辞退しました。
王子には 今は別の婚約者がいますが 王子はサラを愛しているようで諦めておりません。そしてガードナー家の実子リオもサラを愛しています。
今回 真実をサラに話したことで、ガードナー家とサラには血の繋がりが無いことをリオが知っていたことや 私と連絡を取っていたことに激怒していて、裏切られたと感じています。
亡くなったガードナー侯爵は実子のようにとても可愛がってくださったようで、サラのショックは大きかったようです。私は早速嫌われてしまいましたが サラが心配です』
ジョ『不安定な年頃だし、知ったばかりだ。時間が必要だろう』
私『イザーク、サラ様はどんな感じだった?』
イ『良い子だと思いますが、今は毛を逆立てて四方八方に爪と牙を剥く子猫のようなものです。無闇に近寄れば爪を立てて噛みつきます』
ロ『ソフィア様は何て仰っているのでしょう』
エ『彼女はすっかりガードナー夫人だ。
病を患った夫を支え、亡くなった後は執務を引き受け、苦労している。
胎に私の子を宿しながら ほぼ身一つで国境を越えた人だ。15歳のソフィアは子のために強く生き、今は恩を返すかのようにガードナー家のために生きている。
最初、侯爵夫人になっていると知って辛かったが、死期を悟った侯爵からの手紙を読んで彼に感謝した。亡きガードナー侯爵はソフィアもサラも私も救ってくださったのだ。
彼の手紙の最後には“サラを助けて欲しい”と書いてあった。だからサラから連絡が来たら飛んでいくつもりだ』
ロクサンヌは蚊帳の外ではなく、大公妃として隣に座っていた。夫の味方として冷静だった。
そしてサラ様が異母兄弟と会うことを前向きに考えてくれたようで、騎士隊を隣国のガードナー領へ迎えに行かせた。エリオット様は外国からいらした国賓のお相手があったから。その代わり精鋭を選んだと聞いた。
だけど…
『大変だ!サラが遭難した!!』
血相を変えてジョフロワ様が駆け込んできた。
『遭難!?』
『こっちからも捜索隊を出す。
落石に当たった馬車が湖に落ちて沈み、サラは流されて下流の何処かへ…落ちたときはサラは意識もあり無事だったようだが流木が当たって流されたらしい。エリオットが指揮をとりに現場に向かった』
何てことだろうか…やっと会えた娘なのに。
エリオット様の愛娘は1日経っても3日経っても、1週間、10日、2週間、1ヶ月、2ヶ月経っても見つからなかった。
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私もジョフロワ様も心の中では諦めていた。
だけどエリオット様は、ある貴族に助けられて面倒を見てもらっていたサラ様を見つけ出し、連れ帰った。
その貴族は、川の岩に引っかかっているところを助けたが、サラ様が記憶を失っていて平民のような服だったし それらしき捜索願が出されていなかったので面倒を見てくれていたらしい。
私達はホッとした。あのままでは全てを投げ出して見つけるまで探し続けただろうから。
捜索はフィオルド家とカムール家からも私兵や訓練された犬が投入されていた。
捜索中、“もう生きていないだろう”“動物に食われたのかも”などと口にした者は捜索隊を外された。
サラ様が見つかった後、エリオット様は最後まで捜索してくれた者全員にまとまった報奨金を与えて感謝の手紙も直筆で送った。
これがまた サラ様の価値を上げることになった。
今の問題は、レノーだ。
すっかりサラにご執心なのに、その理由を本人が気付いていない。
イザークからも、王太子妃が気にしていると報告があった。
だから先にサラにレノーに嫁ぐことについて尋ねたがその気は無いと分かった。
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