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君は私のもの 2
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【 エデンの視点 】
天使との添い寝は僕の変化で終了した。
僕が精通を迎えてしまったから。
すぐに閨教育の講師がやってきた。話を聞いて納得した。
ロクサーヌのお尻のホクロと僕と違う秘部を見たときから、ロクサーヌを異性として見ていたことを自覚した。
「学園に行きたくありません!」
ロクサーヌと離れて王都で暮らさなくてはならないのが嫌だった。
それに私が側にいなければ男共がロクサーヌに纏わりつく。
「エデン。いい加減にしなさい。
お前はフォセット家の後継者だろう」
仕方なく王都で暮らし長期休暇の度に領地に戻るが、その度にロクサーヌが成長していく。
やっと卒業したのに今度はロクサーヌが学園へ。
私は領地で後継者教育を受けることになった。
学園なんて狼の群れの中も同然なのに。
そんな中、
「縁談?正気ですか?」
「妻は必要だ」
「ロクサーヌを娶ります」
「ロクサーヌには、ロクサーヌが結婚したいという男と婚姻させる」
「父上!」
来る縁談全て潰した。
昔から知っている。女共は、純粋に私だけを見ていない。顔、次期侯爵夫人、金を見ている。
親どもも同じだ。
“お嬢さんは、これだけは誰にも負けないということはありますか?”
先ずは必ずこの質問をした。
大抵はこう言う。
“エデン様をお慕いする気持ちですわ”
中身空っぽのくせに多くを得ようとする浅ましい女には、こう答えることにしている。
“そんなに私のことを思ってくれるのなら、今すぐ身を引いてくれませんか。
私の願いを聞き入れてください”
これでほとんど追い返す。
“ピアノを嗜みます” “歌を褒められます”
と言う女達には、証明しろと言う。
“特技とは言わない方がいい”
顔を赤くして去る。
父上達に苦言を言われるが、
“嘘を吐いたのは彼女達です。
見合いに来て微笑めば婚約してもらえると思っている馬鹿ばかりですよ。そんな女をフォセット家に迎えるつもりですか?
それが許されるのはロクサーヌくらいですよ”
女嫌いと言われるようになっても縁談話は絶えなかった。
案の定、ロクサーヌはモテにモテた。
王子まで引き寄せた。
だけどロクサーヌは自由奔放で、王子や令息達の母達からは不評だった。
だから彼らは家を頼れない。
自分で口説き落とすしかない。
ロクサーヌは卒業しても領地に戻ろうとせず、数人の男と交際しているようだった。
一緒に出かけているだけの状態だが、周囲はよく思わなかった。
ある日、王妃がロクサーヌを呼び出して告げた。
「ロクサーヌさん。貴女は息子に相応しくないわ。身を引いてちょうだい」
「殿下に仰っていただけますか」
「これだから、何の血が混ざっているか分からない捨て子は嫌なのよ」
「捨て子?」
「貴女は捨て子だったのよ。
森に捨てられていたの。自分が侯爵令嬢などと思わず、慎ましく生きなさい」
領地に戻って来たロクサーヌが私達を問い詰めた。
認めるしかなかった。
家を出ると興奮状態で手がつけられず、その夜は鎮静剤を使った。暴れるロクサーヌを部屋に連れていった。
部屋に着いた頃には薬の影響で体はふらついていた。
「ロクサーヌ、愛してるんだ。出て行かないでくれ」
「何の血が流れているのか分からない私など抱けないくせに」
「私がどれだけ我慢してきたと思っているんだ」
「本気じゃないクセに」
「本気だと証明しよう。ロクサーヌが勝てばもう引き止めない」
意識が遠退くロクサーヌを抱いた。
天使との添い寝は僕の変化で終了した。
僕が精通を迎えてしまったから。
すぐに閨教育の講師がやってきた。話を聞いて納得した。
ロクサーヌのお尻のホクロと僕と違う秘部を見たときから、ロクサーヌを異性として見ていたことを自覚した。
「学園に行きたくありません!」
ロクサーヌと離れて王都で暮らさなくてはならないのが嫌だった。
それに私が側にいなければ男共がロクサーヌに纏わりつく。
「エデン。いい加減にしなさい。
お前はフォセット家の後継者だろう」
仕方なく王都で暮らし長期休暇の度に領地に戻るが、その度にロクサーヌが成長していく。
やっと卒業したのに今度はロクサーヌが学園へ。
私は領地で後継者教育を受けることになった。
学園なんて狼の群れの中も同然なのに。
そんな中、
「縁談?正気ですか?」
「妻は必要だ」
「ロクサーヌを娶ります」
「ロクサーヌには、ロクサーヌが結婚したいという男と婚姻させる」
「父上!」
来る縁談全て潰した。
昔から知っている。女共は、純粋に私だけを見ていない。顔、次期侯爵夫人、金を見ている。
親どもも同じだ。
“お嬢さんは、これだけは誰にも負けないということはありますか?”
先ずは必ずこの質問をした。
大抵はこう言う。
“エデン様をお慕いする気持ちですわ”
中身空っぽのくせに多くを得ようとする浅ましい女には、こう答えることにしている。
“そんなに私のことを思ってくれるのなら、今すぐ身を引いてくれませんか。
私の願いを聞き入れてください”
これでほとんど追い返す。
“ピアノを嗜みます” “歌を褒められます”
と言う女達には、証明しろと言う。
“特技とは言わない方がいい”
顔を赤くして去る。
父上達に苦言を言われるが、
“嘘を吐いたのは彼女達です。
見合いに来て微笑めば婚約してもらえると思っている馬鹿ばかりですよ。そんな女をフォセット家に迎えるつもりですか?
それが許されるのはロクサーヌくらいですよ”
女嫌いと言われるようになっても縁談話は絶えなかった。
案の定、ロクサーヌはモテにモテた。
王子まで引き寄せた。
だけどロクサーヌは自由奔放で、王子や令息達の母達からは不評だった。
だから彼らは家を頼れない。
自分で口説き落とすしかない。
ロクサーヌは卒業しても領地に戻ろうとせず、数人の男と交際しているようだった。
一緒に出かけているだけの状態だが、周囲はよく思わなかった。
ある日、王妃がロクサーヌを呼び出して告げた。
「ロクサーヌさん。貴女は息子に相応しくないわ。身を引いてちょうだい」
「殿下に仰っていただけますか」
「これだから、何の血が混ざっているか分からない捨て子は嫌なのよ」
「捨て子?」
「貴女は捨て子だったのよ。
森に捨てられていたの。自分が侯爵令嬢などと思わず、慎ましく生きなさい」
領地に戻って来たロクサーヌが私達を問い詰めた。
認めるしかなかった。
家を出ると興奮状態で手がつけられず、その夜は鎮静剤を使った。暴れるロクサーヌを部屋に連れていった。
部屋に着いた頃には薬の影響で体はふらついていた。
「ロクサーヌ、愛してるんだ。出て行かないでくれ」
「何の血が流れているのか分からない私など抱けないくせに」
「私がどれだけ我慢してきたと思っているんだ」
「本気じゃないクセに」
「本気だと証明しよう。ロクサーヌが勝てばもう引き止めない」
意識が遠退くロクサーヌを抱いた。
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