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進歩
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卒業まで後2ヶ月。
その間にちょっとした揉め事はあった。
「ティナ、違うんだ」
「……」プイッ
「ティナ」
「どうせ チビですからね」
「ティナの長所だろう」
「鼻の下伸びてた」
「ティナに伸びっぱなしだが」
「一人で参加していたら絶対誘いに乗ってた!」
「ティナだってアルフレッド・レイの屋敷に入り浸ってるだろう」
「あーっ、認めた!今 認めたぁ!」
「認めてない!」
「大騒ぎしてどうしたの?」
「エリーゼ義姉様ぁ~」
「どうしたの」
「昨日の夜会で、ノエルがアルフレッドくんのお姉様にデレデレしたの!」
「まぁ」
「してない!」
「長身で細身なのにチチがあって、大人の女って感じの人で」
「……」
「(チチって…)」
「クリスティーナちゃんより可愛い子はいないわよ」
「鼻の下が床につきそうだった!」
「私は化け物か」
「ノエル様、クリスティーナちゃんから目を離すからです」
「主催のレイ家の家族に挨拶をしただけですよ」
「ふふふっ」
「義姉上、笑い事じゃないです。ティナが帰りからずっとこの調子なんですから」
「バカね。
クリスティーナちゃんが嫉妬してくれるようになったんじゃない。
昔なら無関心に観察してるだけよ?
貴方のことが好きと言っているのと同じよ。
大騒ぎするクリスティーナちゃんからは“ノエル大好き!”って言っているようにしか聞こえないわ」
「……ティナ」
「そうじゃなくてっ」
「ティナ、愛してるよ。嬉しいな」
ノエルがギュウギュウと抱きしめた。
大きくて力強い腕は もがいてもびくともしない。
「邪魔者は他所へ行くわね。ごゆっくり」
「待って…」
「ティナ、移動しようか」
ノエルにお姫様抱っこされてノエルの自室に連れ込まれると夕食の時間までキスの嵐だった。
平日は時々王都を一周 二周させて、休日はどちらかの屋敷の自室で……イチャつく。
奥は指1本だけど、入り口は3本。
初夜に向けてノエルが準備をしてくれている。
知識がないわけじゃない。
だけどさ、あの太い指の3本分って……。
最近は初夜が怖くて仕方ない。
でもノエルは男だから楽しみなのだろう。
スプラナード家の男達はみんな体が大きい。対して私は平均的な令嬢よりも更に小柄。
未だにお忍びで町に行くと “お嬢ちゃん、パパやママとはぐれたのかい?”と見回りの町兵に声をかけられる。
棒で貫かれ焚き火でローストされる子豚みたいになるのではなんてバカなことを考えたり。
「キラ様、私、もしかしたら初夜でお別れかもしれません」
「クリスティーナ様!?」
「やっぱり後妻を迎えさせて弟を作らせれば良かった」
「最初からご説明願います」
そして悩みを打ち明けること10分。
「必ずしも体のサイズとナニのサイズが比例するわけではありません。
それに女性は子を産むのですよ?頭蓋骨が通って出てくるのです。赤ちゃんの頭蓋骨の直径より大きなナニをお持ちの殿方は存在しません。
いたとしたら奇病です。
ノエル様はそんなことはございません。
いっそ、触れてみてはいかがですか?
赤ちゃんの頭蓋骨より太さは無いと思いますよ」
「触るって…」
「服の上からでもいいではありませんか。
クリスティーナ様の金蹴りだって足が触れているではありませんか」
「ノエルのは蹴ってないですよ?」
「浮気したら蹴ってもいいですが、活躍させなくてはならないのでお止め下さい。
もう結婚まで1ヶ月ちょっと。今 触れても誤差の範囲です」
「そっか」
後日のノエルとキラの会話。
「キラ。入れ知恵をしてくれたんだって?」
「どれでしょう」
「…触って確認しろと」
「あ、はい」
「驚いたけど……ありがとう」
「そのまま いたしたのですか?」
「ティナはまだ純潔だ」
「ノエル様は辛抱強いですね」
「何年も拷問に耐えてきたんだ。
あと少し、耐え抜くよ」
「クリスティーナ様の不安は拭えましたでしょうか」
「“赤ちゃんよりはマシだけど” と、服の上から入念に触診していたよ」
「初夜は見せないようにして済ます方がよろしいかもしれませんね。
慣れたら遊ばせてあげて下さい」
「えっ、遊びたいって?」
「そんな気がします」
別の日に、報告に来たクリスティーナは。
「いかがでしたか? 赤ちゃんと比べたら可愛いものでしょう」
「腹筋運動するマッチョ仕上げのナマコって感じでした。完全に生き物でした」
「……」
しばらくキラは震えながら笑いを堪えていた。
その間にちょっとした揉め事はあった。
「ティナ、違うんだ」
「……」プイッ
「ティナ」
「どうせ チビですからね」
「ティナの長所だろう」
「鼻の下伸びてた」
「ティナに伸びっぱなしだが」
「一人で参加していたら絶対誘いに乗ってた!」
「ティナだってアルフレッド・レイの屋敷に入り浸ってるだろう」
「あーっ、認めた!今 認めたぁ!」
「認めてない!」
「大騒ぎしてどうしたの?」
「エリーゼ義姉様ぁ~」
「どうしたの」
「昨日の夜会で、ノエルがアルフレッドくんのお姉様にデレデレしたの!」
「まぁ」
「してない!」
「長身で細身なのにチチがあって、大人の女って感じの人で」
「……」
「(チチって…)」
「クリスティーナちゃんより可愛い子はいないわよ」
「鼻の下が床につきそうだった!」
「私は化け物か」
「ノエル様、クリスティーナちゃんから目を離すからです」
「主催のレイ家の家族に挨拶をしただけですよ」
「ふふふっ」
「義姉上、笑い事じゃないです。ティナが帰りからずっとこの調子なんですから」
「バカね。
クリスティーナちゃんが嫉妬してくれるようになったんじゃない。
昔なら無関心に観察してるだけよ?
貴方のことが好きと言っているのと同じよ。
大騒ぎするクリスティーナちゃんからは“ノエル大好き!”って言っているようにしか聞こえないわ」
「……ティナ」
「そうじゃなくてっ」
「ティナ、愛してるよ。嬉しいな」
ノエルがギュウギュウと抱きしめた。
大きくて力強い腕は もがいてもびくともしない。
「邪魔者は他所へ行くわね。ごゆっくり」
「待って…」
「ティナ、移動しようか」
ノエルにお姫様抱っこされてノエルの自室に連れ込まれると夕食の時間までキスの嵐だった。
平日は時々王都を一周 二周させて、休日はどちらかの屋敷の自室で……イチャつく。
奥は指1本だけど、入り口は3本。
初夜に向けてノエルが準備をしてくれている。
知識がないわけじゃない。
だけどさ、あの太い指の3本分って……。
最近は初夜が怖くて仕方ない。
でもノエルは男だから楽しみなのだろう。
スプラナード家の男達はみんな体が大きい。対して私は平均的な令嬢よりも更に小柄。
未だにお忍びで町に行くと “お嬢ちゃん、パパやママとはぐれたのかい?”と見回りの町兵に声をかけられる。
棒で貫かれ焚き火でローストされる子豚みたいになるのではなんてバカなことを考えたり。
「キラ様、私、もしかしたら初夜でお別れかもしれません」
「クリスティーナ様!?」
「やっぱり後妻を迎えさせて弟を作らせれば良かった」
「最初からご説明願います」
そして悩みを打ち明けること10分。
「必ずしも体のサイズとナニのサイズが比例するわけではありません。
それに女性は子を産むのですよ?頭蓋骨が通って出てくるのです。赤ちゃんの頭蓋骨の直径より大きなナニをお持ちの殿方は存在しません。
いたとしたら奇病です。
ノエル様はそんなことはございません。
いっそ、触れてみてはいかがですか?
赤ちゃんの頭蓋骨より太さは無いと思いますよ」
「触るって…」
「服の上からでもいいではありませんか。
クリスティーナ様の金蹴りだって足が触れているではありませんか」
「ノエルのは蹴ってないですよ?」
「浮気したら蹴ってもいいですが、活躍させなくてはならないのでお止め下さい。
もう結婚まで1ヶ月ちょっと。今 触れても誤差の範囲です」
「そっか」
後日のノエルとキラの会話。
「キラ。入れ知恵をしてくれたんだって?」
「どれでしょう」
「…触って確認しろと」
「あ、はい」
「驚いたけど……ありがとう」
「そのまま いたしたのですか?」
「ティナはまだ純潔だ」
「ノエル様は辛抱強いですね」
「何年も拷問に耐えてきたんだ。
あと少し、耐え抜くよ」
「クリスティーナ様の不安は拭えましたでしょうか」
「“赤ちゃんよりはマシだけど” と、服の上から入念に触診していたよ」
「初夜は見せないようにして済ます方がよろしいかもしれませんね。
慣れたら遊ばせてあげて下さい」
「えっ、遊びたいって?」
「そんな気がします」
別の日に、報告に来たクリスティーナは。
「いかがでしたか? 赤ちゃんと比べたら可愛いものでしょう」
「腹筋運動するマッチョ仕上げのナマコって感じでした。完全に生き物でした」
「……」
しばらくキラは震えながら笑いを堪えていた。
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