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実は誕生日は過ぎた
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国民の皆様!やりましたよ!
王女はすぐ帰国して一週間後には婚約解消のお願いが来ましたよ!
渋ったら違約金を支払ってくれましたよ!
役者には特別ボーナスを渡せました!
そして今、陛下からお褒めの言葉をいただいているところです。
国「ティーティア、素晴らしかった。
向こうから解消の申入れの他に違約金まで貰えた。褒美を取らそう」
「特に無いです。楽しめましたから」
国「そういう訳にはいかない」
「予算は?」
伯「こら、ティーティア!」
国「伯爵、いいんだ。何が望みかな?」
「夜のお姉様二人の借金の返済と、当面の生活費です」
国「成程。其方自身は要らないのか?」
「欲しいものは父が買ってくれますから」
国「そうか。分かった。至急調査して対応しよう」
「まだ臭いが抜けませんね、セイン殿下」
セ「えっ!!」
「冗談ですよ」
セ「ティーティア!」
団「しかし、笑いを堪えるのが大変でした。
あのセイン王子殿下が……ぐはっ」
セ「団長!」
「皆様、名演技でした!素晴らしかったですわ!」
団「今回のお陰で、結束力もついた気がします」
セ「鎧を着て茶会の話を盗み聞きしていた時は涙が出たけどね」
「え、セイン殿下、いらしたんですか!?」
セ「最初からいたよ。エミール卿が好みなんだって?」
「あ、まあ、はい」
国「団長、エミール卿はいくつなんだ」
団「27歳だそうです」
伯「まあ、許容範囲ですね」
国「婿入りさせるのか?」
セ「父上、団長!伯爵!どこが許容範囲なんですか! 17も歳の差があるんですよ!」
そうだけど、中身は19だから、三人は許容範囲だと思ってくれたんだよね。
国「エミール卿には求婚したのか」
「それらしきことは言いました。今から婚約はどうかと」
国「どうなった」
「既婚者でした」
国「残念だったな」
「はい。でもいつでも飛びついていいと許可をもらいました」
国「飛びつきたいのか」
「はい!」
伯「陛下、娘がそろそろ領地に戻りたいと言っているので戻そうかと」
セ「何で!!」
「セイン殿下、もう、やれることはやりましたし、滞在も長くなりました。マナー講習も受けることができましたし。お姉様達の報奨を見届けて領地に戻ります」
セ「ティーティア、王都で暮らせばいいじゃないか」
「領地の方が好きです」
セ「何か無いのか?習いたいこととか」
「あっても伯爵家で習います」
伯「陛下、他に何かございますか」
国「いや、無い」
伯「では退がってよろしいでしょうか」
国「賤業婦の件が決まったら呼ぶ。
此度は助かった。感謝するぞティーティア」
「お役に立てて光栄ですわ!失礼いたします」
そのまま王妃様のところへ行き、同じ話をした。
「そんなことを言わずに……」
「まだ11歳ですからのんびり領地におります」
「11歳?」
「あ、一昨日11歳になりました」
「!!!!!!!」
王妃様は市場の競りのようにベルを鳴らす。
「王妃様!!」
「王妃様!!」
護衛騎士まで飛び込んできちゃったじゃないですか。
私は何もしていませんと手と頭を横に振りまくった。
「ティーティアちゃんが!一昨日誕生日だったって……」
「「!! 直ぐに知らせます」」
「誰に知らせるんですか!止めてください。
もう帰りますから!」
「ティーティアちゃん!」
王妃様……涙を溜めるなんて反則ですよ。
「分かりました」
父伯爵だけ帰って私だけ残った。
晩餐とか言い出したので、私はまた賄い飯をリクエストした。
野菜と鶏肉のトマト煮込みにチーズがかかっていて、薄めにスライスしたパンと小皿が二つ。ひとつはマリネ、ひとつはミニミニオムレツ。デザートはババロアみたいなやつ。
「オムレツ可愛い!どうしたらこんなに小さく綺麗にできるんだろう」
「本当に可愛いわね」
晩餐は国王夫妻とシオン王子と双子が一緒だった。
私は例の物を出した。
「何だそれは」
「先割れスプーンです」
「見せてくれ」
席を立ち、陛下のところへ持って行った。
「先が少しだけフォークになっているのか」
「はい。すくえますし、刺せます」
「これ一本だけか」
「これは試作品です。今販売に向けて少し量産しています」
「私も買おう」
「ご注文ありがとうございます」
「父上、私達も欲しいです」
結局陛下が10本、料理長が10本お試し購入してくれた。
「このスプーンのために王都にいたらどうだ? 品質検査を一度終えたら店を出したらどうだ。王家御用達のマークを看板に付けていいぞ」
「父と相談します!」
王女はすぐ帰国して一週間後には婚約解消のお願いが来ましたよ!
渋ったら違約金を支払ってくれましたよ!
役者には特別ボーナスを渡せました!
そして今、陛下からお褒めの言葉をいただいているところです。
国「ティーティア、素晴らしかった。
向こうから解消の申入れの他に違約金まで貰えた。褒美を取らそう」
「特に無いです。楽しめましたから」
国「そういう訳にはいかない」
「予算は?」
伯「こら、ティーティア!」
国「伯爵、いいんだ。何が望みかな?」
「夜のお姉様二人の借金の返済と、当面の生活費です」
国「成程。其方自身は要らないのか?」
「欲しいものは父が買ってくれますから」
国「そうか。分かった。至急調査して対応しよう」
「まだ臭いが抜けませんね、セイン殿下」
セ「えっ!!」
「冗談ですよ」
セ「ティーティア!」
団「しかし、笑いを堪えるのが大変でした。
あのセイン王子殿下が……ぐはっ」
セ「団長!」
「皆様、名演技でした!素晴らしかったですわ!」
団「今回のお陰で、結束力もついた気がします」
セ「鎧を着て茶会の話を盗み聞きしていた時は涙が出たけどね」
「え、セイン殿下、いらしたんですか!?」
セ「最初からいたよ。エミール卿が好みなんだって?」
「あ、まあ、はい」
国「団長、エミール卿はいくつなんだ」
団「27歳だそうです」
伯「まあ、許容範囲ですね」
国「婿入りさせるのか?」
セ「父上、団長!伯爵!どこが許容範囲なんですか! 17も歳の差があるんですよ!」
そうだけど、中身は19だから、三人は許容範囲だと思ってくれたんだよね。
国「エミール卿には求婚したのか」
「それらしきことは言いました。今から婚約はどうかと」
国「どうなった」
「既婚者でした」
国「残念だったな」
「はい。でもいつでも飛びついていいと許可をもらいました」
国「飛びつきたいのか」
「はい!」
伯「陛下、娘がそろそろ領地に戻りたいと言っているので戻そうかと」
セ「何で!!」
「セイン殿下、もう、やれることはやりましたし、滞在も長くなりました。マナー講習も受けることができましたし。お姉様達の報奨を見届けて領地に戻ります」
セ「ティーティア、王都で暮らせばいいじゃないか」
「領地の方が好きです」
セ「何か無いのか?習いたいこととか」
「あっても伯爵家で習います」
伯「陛下、他に何かございますか」
国「いや、無い」
伯「では退がってよろしいでしょうか」
国「賤業婦の件が決まったら呼ぶ。
此度は助かった。感謝するぞティーティア」
「お役に立てて光栄ですわ!失礼いたします」
そのまま王妃様のところへ行き、同じ話をした。
「そんなことを言わずに……」
「まだ11歳ですからのんびり領地におります」
「11歳?」
「あ、一昨日11歳になりました」
「!!!!!!!」
王妃様は市場の競りのようにベルを鳴らす。
「王妃様!!」
「王妃様!!」
護衛騎士まで飛び込んできちゃったじゃないですか。
私は何もしていませんと手と頭を横に振りまくった。
「ティーティアちゃんが!一昨日誕生日だったって……」
「「!! 直ぐに知らせます」」
「誰に知らせるんですか!止めてください。
もう帰りますから!」
「ティーティアちゃん!」
王妃様……涙を溜めるなんて反則ですよ。
「分かりました」
父伯爵だけ帰って私だけ残った。
晩餐とか言い出したので、私はまた賄い飯をリクエストした。
野菜と鶏肉のトマト煮込みにチーズがかかっていて、薄めにスライスしたパンと小皿が二つ。ひとつはマリネ、ひとつはミニミニオムレツ。デザートはババロアみたいなやつ。
「オムレツ可愛い!どうしたらこんなに小さく綺麗にできるんだろう」
「本当に可愛いわね」
晩餐は国王夫妻とシオン王子と双子が一緒だった。
私は例の物を出した。
「何だそれは」
「先割れスプーンです」
「見せてくれ」
席を立ち、陛下のところへ持って行った。
「先が少しだけフォークになっているのか」
「はい。すくえますし、刺せます」
「これ一本だけか」
「これは試作品です。今販売に向けて少し量産しています」
「私も買おう」
「ご注文ありがとうございます」
「父上、私達も欲しいです」
結局陛下が10本、料理長が10本お試し購入してくれた。
「このスプーンのために王都にいたらどうだ? 品質検査を一度終えたら店を出したらどうだ。王家御用達のマークを看板に付けていいぞ」
「父と相談します!」
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