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11 オニイチャンハカッコイイ
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俺たちにはやるべきことがある。
「おいっ!」
妹に呼びかける。
「何! 何か解決方法思いついた『そんなものあるか!』の?」
妹の言葉を打ち消した。
不満そうな妹。
「でも。」
「でも?」
「俺たちがやらなきゃいけないことはわかった。」
「・・・何?」
「ヒロインが今までやったことを含め、俺たちは沢山のご迷惑をかけた。だから・・・全力で謝ろう。」
「えっ」
「何か不満があるのか?」
「・・・大丈夫。不満はないよ。」
ソウダヨナ
ついつい心の声がダダ漏れになる。
「そりゃ、そうだよな。例えゲームとはいえ婚約者を奪った上で、断罪なんてあり得ないよな。どっちが道を踏み外しているんだって感じ。
それをまあ、あんな大勢の前で辱めるなんて・・・鬼畜だってやらないよな・・・。逆ハーレムルートなんてもう・・・」
妹が俺の言葉を聞いて、小さくうずくまっている。顔が真っ赤だ。
「・・・恥ずかしい。」
そうか。
でも、大丈夫。
「大丈夫。俺も一緒に謝ってやるよ。」
妹は思う。
こんな時だけ・・・
・・・オニイチャンハカッコイイ
「おいっ!」
妹に呼びかける。
「何! 何か解決方法思いついた『そんなものあるか!』の?」
妹の言葉を打ち消した。
不満そうな妹。
「でも。」
「でも?」
「俺たちがやらなきゃいけないことはわかった。」
「・・・何?」
「ヒロインが今までやったことを含め、俺たちは沢山のご迷惑をかけた。だから・・・全力で謝ろう。」
「えっ」
「何か不満があるのか?」
「・・・大丈夫。不満はないよ。」
ソウダヨナ
ついつい心の声がダダ漏れになる。
「そりゃ、そうだよな。例えゲームとはいえ婚約者を奪った上で、断罪なんてあり得ないよな。どっちが道を踏み外しているんだって感じ。
それをまあ、あんな大勢の前で辱めるなんて・・・鬼畜だってやらないよな・・・。逆ハーレムルートなんてもう・・・」
妹が俺の言葉を聞いて、小さくうずくまっている。顔が真っ赤だ。
「・・・恥ずかしい。」
そうか。
でも、大丈夫。
「大丈夫。俺も一緒に謝ってやるよ。」
妹は思う。
こんな時だけ・・・
・・・オニイチャンハカッコイイ
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