ハイカラ・オブ・リビルド『雷クモと乙女たちのモダン戦記』

Intermezzo-間章０２-

間章-登場人物・用語集part２-

・首都の関連人物
【小町】…１７歳(見た目年齢)、身長１６０cm、体重５２㎏、髪型は緩くパーマが掛かっているセミロングであり、常に朱い唐傘を持ち歩いている食い気の多い少女。

戦マキナの一人であり、雷クモ特有の攻撃力と再生力の能力に特化した『攻撃・不死型』である。
クローンとしてのベースとなった少女に似て、優れた嗅覚を有しており、任務にて活躍する場面も多々ある。

【有左アリサ】…１５歳(見た目年齢)、身長１６０cm、体重4８㎏、髪型は白銀のロングヘアーであり、どこか自我を感じさせない虚ろな瞳が特徴の少女である。

戦マキナの一種であり、雷クモのコミュニケーション能力である『共鳴』に特化した能力を有している上に、他の戦マキナとは異なり複数人いる『共鳴特異・量産型』である。

空軍の『藤原研究所』が開発した戦マキナである桜・葵・小町とは異なり…有左は海軍の『ヘイシ総合機関』が主体となり開発された戦マキナである。
クローンとしてのベースとなった少女に似て、物怖じせずストレートに物事を述べてしまう。

・御三家の関連人物
【平影盛たいらのかげもり】…４６歳、身長１８０cm、体重８０㎏の男性。
帝国海軍内部にて影響力を有する平家たいらけ出身の軍人の内の一人であり、階級は中尉である。

ヘイシ総合機関の責任者も兼ねている為に、藤原研究所の局長である藤原ユキノの事を敵視している。

【源しずく】…１４歳、身長１５４cm、体重４６㎏、長い黒髪と目元のそばかすが特徴的であり、首都にあるベッコウ師を育成する中等学校に通う少女である。

主人公のテフナとは従姉妹の関係にあり…源坂家出身の父と源家出身の母との間に生まれた為に…源坂家の人間でもなく、源家の人間でもない現実に苛まれている。

【源 西陽せいよう】…４２歳、身長１７５cm、体重６０㎏の細身の男性。
元々は、源坂家の生まれであったものの…１０代の頃、兄の東陽とうようとの軋轢をきっかけに家出する。

そして、結果的に本家に当たる源家出身の女性【キョウカ】と結婚し、婿養子となり…首都の『モトサカ珈琲店』を夫婦で経営する事を命じられている。
その珈琲店の仕事の合間で、武器職人として銃の開発をしているが、難航している。

【用語集】

・アリサ式M型短式小銃…【アリサ・クロウ】が愛用していた、中型動物の狩猟用として有効だった３０口径のライフル弾を、軽装甲車や戦闘機に対して貫通力の高い有効な弾丸として改良し…

兵器化が進んだ戦争に適応させた７.７mm口径弾を使用する、ボルトアクション式の装弾数５発の銃剣付き歩兵小銃ライフルである。

・平揚羽ひらあげは…【アリサ・クロウ】によって持ち込まれた蒸留技術を元に開発され平家が製造する日本初のウィスキーであり、国内外を問わず評判を得ている。

・金色こんじきハット…紙芝居や映画で描かれる、金色のシルクハットを被る猫の仮面を付けた怪盗のヒーローである。

・モトサカ珈琲店…源家が資金提供し、全国に複数店舗を展開する純喫茶、赤坂村にその本店が存在する。