死にたい。

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第1章

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死にたい。
私は一日に何度、この狭い天井に呟いただろう。
死にたい。助けて。
私は一日に何度、この電球をうつろな目で見上げただろう。

死にたい。
また暗く長い夜が来た。
死にたい。もう耐えきれないよ。
私は呟いた。言葉にならない声が体の中で反響する。

死にたい。
この夜はいつ終わるんだろう。
死にたい。もう無理だよ。
私はこの夜の重さに、溶けてなくなってしまいそうだ。


四畳半の狭い部屋で、私はスマホの光を見つめている。
布団と少しの荷物以外何もない部屋で、私はスマホの向こうに何かを求めている。
「死にたい」「自殺」「消えたい」
そんな言葉を検索窓に何度も打ち込んでみる。

何かを求めている。
その何かとは、何のことなのかわからない。
これが私の精一杯の抵抗だ。

死にたい。
こう呟くたびに、だんだん声は大きくなっていく。
死にたい。死にたい。
いつからだろう、この言葉が頭の中を渦巻いて、離れなくなったのは。

死にたい。
ここから一瞬で消えてしまえたら、どれだけいいだろう。
死にたい。消えたい。
私は死にたいのではない、生まれる前の状態に戻りたいだけだ。

死にたい。
何で私を産んだの?
死にたい。産まれてきたくなかった。
私を産んでおいて傷つけられるだけなら、何のためにここにいるのかさえわからない。

両親は私を愛してはくれなかった。
都合のいいように扱うだけで、私を必要とはしていなかった。
たぶん私が死んでも、両親はすぐに日常に戻るだろう。
私は、要らない子だった。

死にたい。
息を吸っては吐くように、そう呟いた。
死にたい。死にたい。
四畳半の部屋は、希死念慮で埋まっていく。

死にたい。
私はもうどこにもいない。
死にたい。色のない世界が続く。
自分自身は、透明で見えない。

死にたい。
脳裏をかすめる「自殺」の二文字。
死にたい。どうやって死のうか。
あの日よりも前の自分なら決して考えなかった、いろいろな方法が脳裏を駆け巡る。

死にたい。
私がいなくなった後の世界を考えていると、自分の周りに誰も居なかったことに気付く。
死にたい。悲しいよ。
それでも、誰も悲しむことなんてないか。そう現実に気づく。

死にたい。
死んでから悲しむ人がいるのは、こことは別の世界の住民なんだ。
死にたい。誰かが私のために泣いてくれるだろうか。
死んでしまえば、私なんてもう誰にも思い出されもしないのに。

死にたい。
死にたい。死にたい。
死にたい。死にたい。死にたい。
何もしていないのに、その言葉は、私の中で反響する。

I want to die.
I want to disappear from here.
I want to fade away.
I want to......

Voglio morire.
Quiero morir.
Je veux mourir.
Ik wil dood.

いろんな国の人が、それぞれの言葉で、何とも言えない苦痛を叫んでいる。
いろんな国の人が、それぞれの言葉で、言葉にならない声を発している。
声にならない声が、言葉にならない言葉があふれだす。
インターネットという細い網を通して、その言葉が繋がっていく。

死にたい。
一度呟きだしたらその言葉はなかなか消えない。
死にたい。
いつからだろう、こんなことを考え出したのは。

死にたい。
涙があふれだす。誰も私が泣くのを止めない。
涙はあふれ、言葉にならない言葉になって、私の中であふれだす。
スマホの液晶に、私の闘った証が落ちていく。

死にたい。
一瞬で私という存在と記憶が消えれば、どんなに楽だろう。
死にたい。ここからいなくなりたい。
消えるように、シャボン玉のように、ここからいなくなりたい。

死にたい。
死にたいなんて言ってはダメだ、と自分で自分を罰した。
死にたい。そんなの甘えだ。逃げだ。
つい、自分自身にそう言ってしまう。

死にたい。
そう言うたびに、私の中の誰かが言う。
死にたい。自殺はダメだ。
私の中の誰かは私を何度も叩いた。

死にたい。
心臓の音が規則正しく聞こえる。身体はまだ温かい。
死にたい。でも生きていたい。
生きていたい、死にたくない、そう私の中にいる誰かは叫んだ。

死にたい。
死にたい。消えたい。助けて。
死にたい。もう嫌だ。もう無理だよ。
抑え込んでいた分、言葉が溢れ出す。

死にたい。
死にたい。死にたい。
抑え込んでいた言葉が、一気にあふれ出す。
死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。

死にたい。
抑え込んでいた言葉は、とどまることを知らない。
死にたい。死にたい。
そう、心の中は暗くて、黒くて、冷たい雨が降っていた。

死にたい。
涙が心の中で蒸発しない雨になる。
死にたい。死にたい。死にたい。
涙の雨は溜まっては淀んでいく。

死にたい。
私には、もう誰も居ない。
死にたい。そう言っても、喜ぶ人も悲しむ人もいない。
みんな私のことなんて見てくれないんだ。

死にたい。
せめて死ぬ前に愛されたかった。
死にたい。愛されない欠陥品だ。
私は誰にも愛されない、欠落品だったのだ。

死にたい。
こんなに壊れた私を、誰が拾ってくれるだろう。
死にたい。壊れてしまったよ。
欠けたパーツばかりの機械は、誰にも必要とされずに捨てられる。

死にたい。
知りたくなかった、自分がこんなにもろいなんて。
死にたい。知らないでいたかった。
知りたくなかった。自分がこんなに非力な存在だったなんて。

死にたい。
もう何もかも、私の中には残っていない。
死にたい。忘れちゃったよ。
思い出の風船が空に散っていく。はじけていく。私の手をすり抜けていく。

死にたい。
忘れてしまった、いろいろな感情を。
死にたい。私は何もかも忘れた。
忘れたあの頃の鮮やかな感情は、どこへ置いてきたのだろう。

何もかも忘れて、何もかも置いていって、それでも必死に今日まで生きてきた。
ただ何かの糸が切れたんだ。


一度で良かった。
私は皆の輪の中心にいて、誰からも愛されていたかった。
一度で良かった。
たったひとりでいいから、私を離さないでいてほしかった。

会った人はみんな私を裏切った。
会った人はみんな私を置いて遠くに行った。
一番愛していたあの人も、今はもうここにはいない。
私は誰からも見放された、ひとりぼっちでいまここにいる。

「あなたが必要なんだよ」
私はずっと、そう言われたかった。
「あなたがここにいてほしいんだよ」
私はずっと、自分がここにいることを、生きていることを、誰かに認めてほしかった。

死にたいの?
つらかったよね。苦しかったよね。
それくらいひとりで抱え込んでたんだね。
もう大丈夫だよ、そんなに自分を追い詰めないでね。

死にたいの?
そんなに自分を責めないでよ。
そんなに自分を抑え込まないでよ。
つらい思いも全部吐き出していいんだよ。

そんな言葉を、言われたい人生だった。
言われたい言葉が、言われたかった言葉はあふれて止まらない。
大丈夫だよ。泣いてもいいんだよ。ずっと頑張って耐えてきたんだよね。
そう言われたい人生だった。そう言われていたら、私はここまで壊れなかったはずなのに。

私はどこで間違えたのだろう。
私はどこで何をしたのだろう。
愛されたかった。必要とされたかった。誰かにここにいていいと言ってほしかった。
そんな思いが浮かんでは消えていく。

死にたい。
またあふれ出す、この思い。
死にたい。助けて。
でも誰に何を助けてもらいたいのか、私にはわからない。

死にたい。
言葉の海に、溺れていく。
死にたい。助けて。ここから出して。
死しかない黒色の海に、私は溺れていく。

助けてと私が言ったら、誰が何をしてくれるのだろう。
心は叫んでいるのに、助けてほしいと叫んでいるのに。
私は何を望んでいたのだろう。
私は何を求めていたのだろう。

愛されたい思いも、必要とされたい思いも、誰かにここにいてほしいと思った思いも、いまではもう全部なくなってしまった。
ろ過されて圧縮された「死にたい」だけが、いまここに残っている。
死にたい。死にたい。死にたい。
あふれ出すこの思いを、私は誰に打ち明ければいいのだろう。

死にたい。死にたい。
死にたい。助けて。もう嫌だ。何もかもが嫌になった。
死ぬよ。死ぬよ。死んでやるよ。
自分さえも大事にできない私に、人を愛することなどできない。

「もしもあなたが死んでしまったら、私はとても悲しいです」
「絶対に、自殺だけはするな!!」
「ひとりで悩まないで。私たちに相談を」
『死にたい』と検索すると、そんな言葉が並んでいる。

自殺防止ダイヤルの番号がある。
でも、私はここには電話できない。
私は場違いだ。私はそこに電話してはいけない。
なるべく誰かの手を介したくはない。死にたい。死にたいだけなんだ。

「死ぬな!生きろ!」
「自殺なんてするな!強く生きろ!」
そんな綺麗事と綺麗な言葉だけが並ぶこの世界で、私は誰に何を言えばいいのだろう。
私は誰に何を求めたらいいのだろう。

私は不意に、インターネットの片隅にあるビデオを見つけた。

「あなたが遺書を書いて手元の薬を全部飲み干したら、あなたは死んでしまうでしょう。あなたが死んだら、お父さんやお母さんがとても悲しみます。お父さんは仕事のストレスで働きすぎになってしまうでしょう。お母さんはうつ病になり一日中ベッドで寝込むようになってしまうでしょう。大好きな親友は精神を拗らせてしまいます。親友はもう学校に来られなくなります。友達はみんな、あなたのいた日々を思い出し、あなたを忘れることなどできません。」

一瞬だけ、私は夢見た。
私の家族が、私のために壊れるくらいまで泣いてくれることを。
私の友人が、私を思い私を必要としてくれることを。
それでも気づいた、そんな家族や友人はいなかったことを。

私は思った。
私の家族は、所詮私が死んだとしても次の日からは普通の家族に戻るだろう、と。
私には友達なんていない。いたとしても、彼らはすぐに私を忘れるだろう。
大切な人なんて、誰一人としていない。

私にはもう何も残っていなかった。
生きる理由も、愛する人も、愛されているという実感も。
私にはもう何もない。
もう何も残ってはいない。

死にたい。
今ここで死んだとしても、誰も私の決断を責めないだろう。
死にたい。死にたい。死にたい。
あふれ出すこの思いを封じ込めることはもうできない。

溢れる思いを胸に抱いて、この心はもう壊れそうで。
それでも誰にも言い出せなかった。何も頼るものは無かった。

私は全てを失った。私は何も持っていない。

それでも今、死ぬか生きるかというこのギリギリの場所で、誰にも知られずに、耐えている。

どうせ死ぬなら。
その思いで、私は涙を流しながら「何か」を、インターネットの中に探していた。

自殺方法を考えながら、死にたいと思いながら、私は何かを求めていた。
その「何か」というものは、間違いない、私がここから出る方法だった。
私がこの言いようのない苦しみから、死にたいという言葉の海から、救い出される方法だった。

「自殺は、あなたが苦しみから解放される手段ではありません。」
綺麗事を言うだけのインターネットで、私はそんな言葉に出会った。

「自殺は、あなたの周りの人に、今あなたが抱えているような思いをさせるだけなんです。」
インターネットの誰かは、画面の向こうで悲しそうな顔をする。

「第一、死んでからどうなるかなんて、誰にもわからないでしょう?私も知らない。もしかしたらここよりもずっとひどいところかもしれないよ。もしかしたら、生きていたなら状況は変わるかもしれないよ。そうは信じられないだろうけど、この苦しみは永遠には続かないんだよ。生きている限りそれは必ず終わるんだよ。死んじゃったら、その状況は変わりはしないんだ。」

「自殺――その言葉を聞くだけで私は本当に悲しくなるよ。だって、私も含めそれを考えたことのある人は、それ以外に解決する手段がないと思っているんだから。」

「私はこのビデオを作るべきだから作ったのではないのです。私は以前死にたいと思っていたし、何度も未遂をしました。私は死を求めていたし、私は顔も名前も知らないあなたのことが大切だと思っているから、このビデを作っているんです。」
「私は自死遺族です。大切な友人と伴侶は自殺しました。だからこのビデオを作っているんです。」

「いままでに自殺をした人は、そして私は、そしてこれを見ているあなたは、自分を責めていたかもしれない。でもそれは違うんだ。私たちは臆病なわけじゃない。弱いわけでもない。もちろん誰かに構ってほしくて死にたいって言ってるわけでもない。私たちは決して弱くないんだよ。」

「相談ダイヤルが頼れないなら、ネット上にいる誰かでもいいんだ。親が頼れないなら、近くにいる誰かでいいんだ。先生が頼れないなら、カウンセラーの先生にでもいいんだ。その誰も信じられないなら、自分自身にでもいいんだ。未来の自分に対してでもいいんだ。必ずそこには誰か話せる人がいる。話を聞いてくれる人がいる。話せる人がいるんだ。そしてその思いは必ずその人の届くんだ。」

「もしあなたがうつ病とか統合失調症とか、双極性障害とか、何かの病気を持っているかもしれない。それを持っていることは、決してあなたのせいではないし、誰のせいでもないんだ。誰が悪いわけじゃない。もちろん自分自身が弱いからでも、自分自身に落ち度があったからでもないんだよ。誰も悪くは無いんだ。」

「もし助けが必要なら、救われたいと思っているなら、楽になりたいと思っているなら、誰かを頼っていいんだよ。誰かに『助けて!』って言ってもいいんだよ。言いづらいとは思う、言うのは取っても難しくて勇気がいることだよ。でもそれを躊躇しなくていいんだよ。それをためらう必要はないんだ。」

「この夜を乗り切ることが難しいと思うなら、この1時間を、1分を、乗り切ろうと思ってみると良い。たとえあなたがこの夜はもう越えられないと思っても、この夜の重さに耐えきれないと思っても、あなたは明日を得るための力を持っているんだよ。」

「あなたは昨日の夜も、一昨日の夜も越えてきた。私たちは思っているよりも強いんだよ。私たちは思っているよりも力を持っているんだよ。」

「何もかもがよくなるなんて言えないし、生きていたら良い事があるとは思わない。それでも、この痛みを堪えることが出来たら、少しだけ強くなれるんだ。この痛みを乗り越えたら、少しだけ優しくなれるんだ。これは本当だよ。」

「誰にも知られずにひとりで悩まないで。必ず誰かはあなたの声を聴くためにいるんだ。」

「あなたは自覚していないかもしれませんが、あなたは本当に誰かにとって大事な人なんです。あなたはそう感じないかもしれませんが、あなたはここに必要な人なんです。」

「生きている意味?そんなの今探す必要は無いんですよ。焦っても出てこないし、そもそもそんなものはないのかもしれません。でも、あなたがここにいるだけで、幸せだと思えたり、喜んだりする人もいるんです。」

「あなたがこの動画を見るときに、死にたいとか自殺とかそう検索したでしょう。そのとき、相談ダイヤルの番号があるのを見たでしょう?それは、あなたが必要だ、あなたに生きていてほしいと、相談ダイヤルの人が願っているからです。それは決して綺麗事とかではなくて……」

「活力も気力もなくなって、やりたいことへの思いも消えてしまって、ただなにもできなかったとしたら、あなたがやるべきなのはベッドから出て、今日を生きて、またベッドに入る、それだけです」
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