29 / 31
第二章 ハンターとして
2ー23 スタンピードの事後 その二
しおりを挟む
そのほかにも、公爵になれば、王都内に屋敷を賜ることにもなっており、そこに住めることにはなっているんだけれど、生憎と現在手配中なんだ。
何でも15年ほど前に自殺した侯爵の屋敷で、祟りなのか呪いなのか色々と瑕疵のある物件だったようで、侯爵が自殺した後に入居する者が居なかったようなんだ。
前世で云うところの不動産業者が王都にも存在するんだが、貴族相手の不動産業者は二人、格式みたいのが有って、伯爵以上の土地・邸を扱うのは、ラムゼイ・バルクと云う不動産屋の男だけのようだ。
事前に王宮官吏から彼のところに打診があったようなのだけれど、生憎と適切な空きが無いと言われたようだ。
あるのはこの業界で瑕疵物件として扱われている旧セントリード侯爵邸のみなのだそうだ。
因みに、この物件は周囲にも祟りか呪い的な被害を齎していて、隣の子爵邸も既に空き家になっているようだ。
実のところ、不動産としてはこの二軒を一軒として扱われているようであり、広さから言えば、二邸分もあるので公爵邸としては最も大きな敷地を有する屋敷になるそうだ。
実はこれも、表彰式典に先立って王宮サイドから僕に打診があったんだ。
王宮としては何とか下賜できる王都内の屋敷を手配したいらしいのだが、子爵以下の貴族の屋敷ならばともかく、伯爵以上の貴族に割り当てられる屋敷は曰く付きの旧セントリード侯爵邸のみしかないが、ここに住む気があるかと直に僕に聞いてきたんだよ。
ある意味では随分と失礼な対応ではあるはずなのだが、平民の僕自身は気にしない。
僕としては診療所に隣り合った宿舎もあるし、維持管理に経費の掛かる新たな屋敷など要らないけれどと言うと、それでは困るというんだよね。
僕にとっては至極面倒な話ではあるけれど、これから種々世話になるかもしれない官吏が困っているのを放置もできないんで、仕方がないから不動産業者を通して実際に住めるものなのかどうかを現地に視察に行くことにしたよ。
◇◇◇◇
正直なところ、子爵邸の方はまだしも、旧侯爵邸の方は、すごく荒れ果てていた。
雑草が生い茂っていて、整備されている王都の中で異様な風景になっているんだ。
城壁の外と違って、モンスターが住み着くような場所ではないはずだけれど、空を飛べる魔物ならば或いは住み着くかもしれない。
尤も、王都の場合、城壁まで大きな結界を張っているために、簡単には侵入できないようになっている。
但し、ワイバーンやドラゴン並みに魔力を有するような飛翔型モンスターならば中に入ることは可能だろうね。
実際に、ラムゼイ・バルクの甥である不動産屋の従業員の案内で旧セントリード邸を訪れた際には、明らかなモンスターの気配を敷地外からでも感知したよ。
ただまぁ、今回のスタンピードの影響もあって、僕のレベルが物凄く上がっているからね。
僕が実際に討伐した五百体ほどのモンスターだけでもかなりのレベルアップをしていたんだけれど、イフリートが討伐した残り千五百体ほどのモンスターの功績も召喚した僕のものになっており、本当にびっくりするほどのレベルアップを果たしているんだ。
今の僕ならばドラゴン級のモンスターでも討伐が可能なはずなんだ。
だから、少々のモンスターが居てもどうにでもできるだろうと考えているんだけれど、流石に下見に来ている貴族街区の邸宅内でドンパチはしたくないから取り敢えずは慎重に様子見をすることにする。
案内役で来ていたメッカス・バルクの話では、15年前に当主が自殺して以来、半年ほどは親族により細々と家の整備も行われていたらしいけれど、従者や庭師などが不審死を遂げるに至って、この屋敷に誰も入らなくなったらしい。
因みに臨家の子爵邸の方は三年ほど前に、種々の異変が邸内で起きるようになって、特にセントリード邸に接する庭や建造物から異変が多発することから、子爵一家が王都内のべつの屋敷に転居したようだ。
最初に起きたのは、屋敷の境にある塀を超えて無人のセントリード邸側から蔦植物が越境を始めたことから始まったようだ。
子爵お抱えの庭師が、毎日のように伐採をしていたのだが、その庭師が突然の病で倒れたようだ。
庭師に変わって、従者が伐採の手入れを行ったが、この従者も入れ代わり立ち代わり伐採の際に不注意から怪我をするようになり、気味悪がって隔日になり、二日開け、さらには三日開けるようになって、伐採が遅れ気味になると、見かけたことのない濃い緑色の植物が塀の近傍に育ち始め、同時期に屋敷の住人が次々と病で倒れるに及んで、子爵の判断で邸を出た経緯があるようだ。
不思議なことに子爵邸を離れると子爵邸の住人の病は快癒したのである。
この結果から、何らかの祟りもし悔いは呪いと判断され、子爵が教会に多額の献金をして解呪のための祈りを頼んだのだが、王都内のいずれの教会の司祭が聖魔法による解呪を試みるも一向に改善できず、子爵は邸を手放すことにしたのである。
子爵の屋敷は王家から下賜されたものであるからそれを勝手に売り渡すなどはできないのだが、半年ほどのすったもんだの挙句、子爵は別の屋敷を拝領することに落ち着いたらしい。
王家サイドの者が検証のために数人で邸を訪れ、そのうちの半数以上が一刻も経たずに気分が悪くなり嘔吐するような症状を呈するのは流石に異常と判断されたようである。
それ以後、セントリード邸と子爵邸は住人が居ないのである。
その屋敷に公爵に叙爵される予定の者に下賜しようとするのはいかにも業腹だよね。
ただまぁ、王都の英雄とも称される僕ならばなんとかしてくれるのではと言う意図が透けて見えるよ。
そんな話に乗っからずに即座に断ることもできるけれど、おそらくは上司から命じられてやってきたペーペーの叔父さんを苛めても仕方がないから、下見に来たわけです。
元凶であろうセントリード邸の門扉のところで、気配を探り、なおかつ、闇の妖精数体にお願いして、内部の確認をしてもらったよ。
うん、妖精達が、セントリード邸の地下に問題が有るのを見つけてくれた。
屋敷の地下に秘密の地下室があり、そこに瘴気が溜まっているようなんだ。
この地下が何に使われていたのかは今となっては不明なのだが、鉄柵の付いた檻の区画が少なくとも8室あり、拷問に用いられるおぞましい器具のある部屋が有ることから察して、おそらくは監獄の用途であったものと推測されるのだ。
単なる罪を犯した者を収監するする設備ならばわざわざ入り口をわからぬように秘密にする必要もあるまいと思われる。
この地下室、実は当主の部屋の本棚の裏に隠された秘密の通路と階段、若しくは、敷地の北西隅にある使われていない空井戸からでなければ出入りできないのである。
おそらくは、人に知られては拙い行為を為していたのではないかと思われる節もある。
但し、埃の堆積状況からみて、ここ数十年は使われた形跡がないようだ。
つまりはセントリード侯爵の先祖、若しくは、それ以前にこの屋敷に住んでいた人物が使っていたということになるだろう。
闇の妖精達の報告では、この瘴気が色々悪さをして、魔素を吸収した植物や虫が病を媒介しているという。
子爵邸の祟りのような症状は、その被害が拡大してできたもののようだ。
ならば、僕のすることは簡単である。
聖属性魔法を大規模に発動して、邸内に籠る瘴気を一掃することだ。
瘴気の発生源が更に地下深くにあるものならば、そこまで影響を及ぼすようにしておけば当面の予防対策にはなるだろう。
そのために土の妖精にお願いして、瘴気の発生源を確認してもらったよ。
どうやら地下二百メートル以上の深さの場所に龍脈のような流れがあり、その龍脈の流れに触れた特殊な鉱石が瘴気を発生しているようだ。
従って、この鉱石を取り除き、同時にそこから地表近くへの瘴気の流路を浄化すれば、取り敢えずは問題は取り除けると思う。
瘴気を浴びて偏した植物や虫は浄化で正常に戻ると思うけれど、もう一つ、幼いモンスターが邸に棲み着いていたんだ。
モンスターの名は、エルピュア。
鳩のような鳥型だけれど夜行性の肉食と鳥で、成鳥は嘴から尾先端までの長さが80センチを超えるし、翼を広げれば2mほどの大きさになる鳥のモンスターだ。
どうしてこいつが邸の中にいるのかは不明なのだが、卵の殻が天井裏に合ったそうなので、親鳥がこの屋敷に卵を産んだのかもしれないね。
おそらくは生まれて1年か2年ぐらいの体長らしく成鳥ではないようだ。
大きくなると或いは近所に悪さをするかもしれないが、実は羽を怪我していてこいつは跳べないようだ。
それでも俊敏に動ける様で、屋敷の中で繁殖していた瘴気を帯びたネズミを食糧にして生き残っていたようだ。
モンスターは本来であれば討伐対象だけれど、・・・・。
どうしようか?
僕にはテイム能力もありそうだから、テイムしてペット代わりに買うのもありかも知れないな。
いずれにせよ、まずは邸の浄化だよね。
僕は、メッカス・バルクに予め言ってから、門扉の中に入って浄化魔法を繰り出した。
勿論、旧セントリード邸と隣の子爵邸の両方だよ。
浄化魔法を発動した途端、周囲に金色の靄が広がり、その中で瘴気に侵された植物や小動物から黒い靄が立ち上った。
これだけでは済まないから邸の地下深くにある特殊鉱石を転移させて僕の亜空間倉庫に放り込み、次いで地下室とそこに至る瘴気の流路全体を浄化した。
時間は多分10分ほどかな?
その間に大きな光のドームが広がったので近隣の人には見えたかもしれないけれど、この際、そうした騒ぎは放置する。
それが終わって、埃だらけの二つの邸内を見分した。
因みに、埃だらけなのでまずは掃除だよね。
風や水の妖精も手伝ってくれて、短い時間で邸内の清掃は済んだ。
繁茂した雑草類は取り敢えず、通路の分だけは刈り取ったけれど、後は雇用することになるだろう邸の使用人に任せることになる。
住めるようにするには、一月ほどはかかるかな?
何でも15年ほど前に自殺した侯爵の屋敷で、祟りなのか呪いなのか色々と瑕疵のある物件だったようで、侯爵が自殺した後に入居する者が居なかったようなんだ。
前世で云うところの不動産業者が王都にも存在するんだが、貴族相手の不動産業者は二人、格式みたいのが有って、伯爵以上の土地・邸を扱うのは、ラムゼイ・バルクと云う不動産屋の男だけのようだ。
事前に王宮官吏から彼のところに打診があったようなのだけれど、生憎と適切な空きが無いと言われたようだ。
あるのはこの業界で瑕疵物件として扱われている旧セントリード侯爵邸のみなのだそうだ。
因みに、この物件は周囲にも祟りか呪い的な被害を齎していて、隣の子爵邸も既に空き家になっているようだ。
実のところ、不動産としてはこの二軒を一軒として扱われているようであり、広さから言えば、二邸分もあるので公爵邸としては最も大きな敷地を有する屋敷になるそうだ。
実はこれも、表彰式典に先立って王宮サイドから僕に打診があったんだ。
王宮としては何とか下賜できる王都内の屋敷を手配したいらしいのだが、子爵以下の貴族の屋敷ならばともかく、伯爵以上の貴族に割り当てられる屋敷は曰く付きの旧セントリード侯爵邸のみしかないが、ここに住む気があるかと直に僕に聞いてきたんだよ。
ある意味では随分と失礼な対応ではあるはずなのだが、平民の僕自身は気にしない。
僕としては診療所に隣り合った宿舎もあるし、維持管理に経費の掛かる新たな屋敷など要らないけれどと言うと、それでは困るというんだよね。
僕にとっては至極面倒な話ではあるけれど、これから種々世話になるかもしれない官吏が困っているのを放置もできないんで、仕方がないから不動産業者を通して実際に住めるものなのかどうかを現地に視察に行くことにしたよ。
◇◇◇◇
正直なところ、子爵邸の方はまだしも、旧侯爵邸の方は、すごく荒れ果てていた。
雑草が生い茂っていて、整備されている王都の中で異様な風景になっているんだ。
城壁の外と違って、モンスターが住み着くような場所ではないはずだけれど、空を飛べる魔物ならば或いは住み着くかもしれない。
尤も、王都の場合、城壁まで大きな結界を張っているために、簡単には侵入できないようになっている。
但し、ワイバーンやドラゴン並みに魔力を有するような飛翔型モンスターならば中に入ることは可能だろうね。
実際に、ラムゼイ・バルクの甥である不動産屋の従業員の案内で旧セントリード邸を訪れた際には、明らかなモンスターの気配を敷地外からでも感知したよ。
ただまぁ、今回のスタンピードの影響もあって、僕のレベルが物凄く上がっているからね。
僕が実際に討伐した五百体ほどのモンスターだけでもかなりのレベルアップをしていたんだけれど、イフリートが討伐した残り千五百体ほどのモンスターの功績も召喚した僕のものになっており、本当にびっくりするほどのレベルアップを果たしているんだ。
今の僕ならばドラゴン級のモンスターでも討伐が可能なはずなんだ。
だから、少々のモンスターが居てもどうにでもできるだろうと考えているんだけれど、流石に下見に来ている貴族街区の邸宅内でドンパチはしたくないから取り敢えずは慎重に様子見をすることにする。
案内役で来ていたメッカス・バルクの話では、15年前に当主が自殺して以来、半年ほどは親族により細々と家の整備も行われていたらしいけれど、従者や庭師などが不審死を遂げるに至って、この屋敷に誰も入らなくなったらしい。
因みに臨家の子爵邸の方は三年ほど前に、種々の異変が邸内で起きるようになって、特にセントリード邸に接する庭や建造物から異変が多発することから、子爵一家が王都内のべつの屋敷に転居したようだ。
最初に起きたのは、屋敷の境にある塀を超えて無人のセントリード邸側から蔦植物が越境を始めたことから始まったようだ。
子爵お抱えの庭師が、毎日のように伐採をしていたのだが、その庭師が突然の病で倒れたようだ。
庭師に変わって、従者が伐採の手入れを行ったが、この従者も入れ代わり立ち代わり伐採の際に不注意から怪我をするようになり、気味悪がって隔日になり、二日開け、さらには三日開けるようになって、伐採が遅れ気味になると、見かけたことのない濃い緑色の植物が塀の近傍に育ち始め、同時期に屋敷の住人が次々と病で倒れるに及んで、子爵の判断で邸を出た経緯があるようだ。
不思議なことに子爵邸を離れると子爵邸の住人の病は快癒したのである。
この結果から、何らかの祟りもし悔いは呪いと判断され、子爵が教会に多額の献金をして解呪のための祈りを頼んだのだが、王都内のいずれの教会の司祭が聖魔法による解呪を試みるも一向に改善できず、子爵は邸を手放すことにしたのである。
子爵の屋敷は王家から下賜されたものであるからそれを勝手に売り渡すなどはできないのだが、半年ほどのすったもんだの挙句、子爵は別の屋敷を拝領することに落ち着いたらしい。
王家サイドの者が検証のために数人で邸を訪れ、そのうちの半数以上が一刻も経たずに気分が悪くなり嘔吐するような症状を呈するのは流石に異常と判断されたようである。
それ以後、セントリード邸と子爵邸は住人が居ないのである。
その屋敷に公爵に叙爵される予定の者に下賜しようとするのはいかにも業腹だよね。
ただまぁ、王都の英雄とも称される僕ならばなんとかしてくれるのではと言う意図が透けて見えるよ。
そんな話に乗っからずに即座に断ることもできるけれど、おそらくは上司から命じられてやってきたペーペーの叔父さんを苛めても仕方がないから、下見に来たわけです。
元凶であろうセントリード邸の門扉のところで、気配を探り、なおかつ、闇の妖精数体にお願いして、内部の確認をしてもらったよ。
うん、妖精達が、セントリード邸の地下に問題が有るのを見つけてくれた。
屋敷の地下に秘密の地下室があり、そこに瘴気が溜まっているようなんだ。
この地下が何に使われていたのかは今となっては不明なのだが、鉄柵の付いた檻の区画が少なくとも8室あり、拷問に用いられるおぞましい器具のある部屋が有ることから察して、おそらくは監獄の用途であったものと推測されるのだ。
単なる罪を犯した者を収監するする設備ならばわざわざ入り口をわからぬように秘密にする必要もあるまいと思われる。
この地下室、実は当主の部屋の本棚の裏に隠された秘密の通路と階段、若しくは、敷地の北西隅にある使われていない空井戸からでなければ出入りできないのである。
おそらくは、人に知られては拙い行為を為していたのではないかと思われる節もある。
但し、埃の堆積状況からみて、ここ数十年は使われた形跡がないようだ。
つまりはセントリード侯爵の先祖、若しくは、それ以前にこの屋敷に住んでいた人物が使っていたということになるだろう。
闇の妖精達の報告では、この瘴気が色々悪さをして、魔素を吸収した植物や虫が病を媒介しているという。
子爵邸の祟りのような症状は、その被害が拡大してできたもののようだ。
ならば、僕のすることは簡単である。
聖属性魔法を大規模に発動して、邸内に籠る瘴気を一掃することだ。
瘴気の発生源が更に地下深くにあるものならば、そこまで影響を及ぼすようにしておけば当面の予防対策にはなるだろう。
そのために土の妖精にお願いして、瘴気の発生源を確認してもらったよ。
どうやら地下二百メートル以上の深さの場所に龍脈のような流れがあり、その龍脈の流れに触れた特殊な鉱石が瘴気を発生しているようだ。
従って、この鉱石を取り除き、同時にそこから地表近くへの瘴気の流路を浄化すれば、取り敢えずは問題は取り除けると思う。
瘴気を浴びて偏した植物や虫は浄化で正常に戻ると思うけれど、もう一つ、幼いモンスターが邸に棲み着いていたんだ。
モンスターの名は、エルピュア。
鳩のような鳥型だけれど夜行性の肉食と鳥で、成鳥は嘴から尾先端までの長さが80センチを超えるし、翼を広げれば2mほどの大きさになる鳥のモンスターだ。
どうしてこいつが邸の中にいるのかは不明なのだが、卵の殻が天井裏に合ったそうなので、親鳥がこの屋敷に卵を産んだのかもしれないね。
おそらくは生まれて1年か2年ぐらいの体長らしく成鳥ではないようだ。
大きくなると或いは近所に悪さをするかもしれないが、実は羽を怪我していてこいつは跳べないようだ。
それでも俊敏に動ける様で、屋敷の中で繁殖していた瘴気を帯びたネズミを食糧にして生き残っていたようだ。
モンスターは本来であれば討伐対象だけれど、・・・・。
どうしようか?
僕にはテイム能力もありそうだから、テイムしてペット代わりに買うのもありかも知れないな。
いずれにせよ、まずは邸の浄化だよね。
僕は、メッカス・バルクに予め言ってから、門扉の中に入って浄化魔法を繰り出した。
勿論、旧セントリード邸と隣の子爵邸の両方だよ。
浄化魔法を発動した途端、周囲に金色の靄が広がり、その中で瘴気に侵された植物や小動物から黒い靄が立ち上った。
これだけでは済まないから邸の地下深くにある特殊鉱石を転移させて僕の亜空間倉庫に放り込み、次いで地下室とそこに至る瘴気の流路全体を浄化した。
時間は多分10分ほどかな?
その間に大きな光のドームが広がったので近隣の人には見えたかもしれないけれど、この際、そうした騒ぎは放置する。
それが終わって、埃だらけの二つの邸内を見分した。
因みに、埃だらけなのでまずは掃除だよね。
風や水の妖精も手伝ってくれて、短い時間で邸内の清掃は済んだ。
繁茂した雑草類は取り敢えず、通路の分だけは刈り取ったけれど、後は雇用することになるだろう邸の使用人に任せることになる。
住めるようにするには、一月ほどはかかるかな?
39
あなたにおすすめの小説
転生大賢者の現代生活
サクラ近衛将監
ファンタジー
ベイリッド帝国の大賢者として173歳で大往生したはずのロイドベル・ダルク・ブラームントは、何の因果か異世界のとある若者に転生を遂げた。
ロイドベルの知識、経験、能力、更にはインベントリとその中身まで引き継いで、佐島幸次郎として生き返ったのである。
これは、21世紀の日本に蘇った大賢者の日常の生活と冒険を綴る物語である。
原則として、毎週土曜日の午後8時に投稿予定です。
感想は受け付けていますけれど、原則として返事は致しませんので悪しからずご了承ください。
事故に遭いました~俺って全身不随?でも異世界では元気ハツラツ?
サクラ近衛将監
ファンタジー
会社員の俺が交通事故に遭いました。二か月後、病院で目覚めた時、ほぼ全身不随。瞼と瞳が動かせるものの、手足も首も動かない。でも、病院で寝ると異世界の別人の身体で憑依し、五体満足で生活している。また、異世界で寝ると現代世界に目が覚めるが体の自由は利かない。
睡眠の度に異世界と現代世界を行ったり来たり、果たして、現代社会の俺は、元の身体に戻れる方法があるのだろうか?
そんな男の二重生活の冒険譚です。
毎週水曜日午後8時に投稿予定です。
汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!
虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん><
面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
魔界を追放された俺が人間と異種族パーティを組んで復讐したら世界の禁忌に触れちゃう話〜魔族と人間、二つの種族を繋ぐ真実〜
真星 紗夜(毎日投稿)
ファンタジー
「...俺が...、元々は人間だった...⁉︎」
主人公は魔界兵団メンバーの魔族コウ。
しかし魔力が使えず、下着ドロボウを始め、禁忌とされる大罪の犯人に仕立て上げられて魔界を追放される。
人間界へと追放されたコウは研究少女ミズナと出会い、二人は互いに種族の違う相手に惹かれて恋に落ちていく...。
あんなトコロやこんなトコロを調べられるうちに“テレパシー”を始め、能力を次々発現していくコウ。
そして同時に、過去の記憶も蘇ってくる...。
一方で魔界兵団は、コウを失った事で統制が取れなくなり破滅していく。
人間と異種族パーティを結成し、復讐を誓うコウ。
そして、各メンバーにも目的があった。
世界の真実を暴くこと、親の仇を討つこと、自らの罪を償うこと、それぞれの想いを胸に魔界へ攻め込む...!
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる