200 / 205
第十二章 異世界探訪
12ー26 十歳の子供たち その五
しおりを挟む
僕はマクシミリアン・ファンデンダルク。
ファンデンダルク家の三男で産みの母はマリア母様。
僕らにはお母様が沢山いるからマリア母様以外は、例えばコレットお義母様というように呼び方に差をつけているんだ。
僕達ファンデンダルク家の子供たちの不文律みたいなものなんだよ。
十歳になって、父様と初めての異界訪問に際しては、随分とマリア母様が心配をしていた。
多分、十歳になった五人の子の生母である中では一番心配していたかもしれない。
どちらかというとマリア母様は過敏すぎるほどの心配性なんだ。
もし父様がついて行かなければ、絶対に異界訪問は許してくれなかっただろうと思うよ。
地球を訪ね、クィンテスを訪ねて、異界という場所を初めてより身近に感じたけれど、同時にその危険性も理解しました。
僕は異界を観察できるようになった時から、医療について興味がありました。
僕は弟のイスマエルと同じで、治癒魔法に長けているんだ。
だから将来的には、地球世界の医者のように医療で人々のために貢献したいと考えている。
クィンテスには、医者が居ない代わりに薬師や医療師が居るようだ。
そうして父様は、クィンテスでは稀な医療・薬剤師となって、クィンテスのジャコダル市内にルバーシュ医療・薬剤所を開設している。
このクィンテスでは住んでいる人々が長寿で健康なため、滅多に病人が発生しないのだけれど事故等で怪我人は発生する、
そうした場合に必要なのが傷用ポーションなので、それを販売するのがルバーシュ医療・薬剤所のメインの仕事のようだ。
父様は、母様やお義母様達の老化防止の秘術を見出すためにこのクィンテスで暫く活動していたみたいだけれど、その目的が一応かなえられた今はことさらにこのクィンテスに留まる必要はないみたいだね。
でも、この世界の住人はみんな老化が遅くって長寿だから、父様の子供である僕達のためにこの世界に拠点を置いているみたいだよ。
父様曰く、父様は「ハイヒューマン」というヒト族からグレードアップした種族になったみたいで、寿命がかなり延びているんだって。
だから地球からホブランド世界に転移して来てもうかれこれ10年以上が経過し、なおかつ、かなり頻繁に異界を訪問しているのでその倍ぐらいの時間を過ごしているはずなのに、あまり歳を取っていないんだそうだ。
父様も正確なところは分からないらしいけれど、間違いなく数百年から数千年の寿命があるんじゃないかと考えているようなんだ。
そうして父様の考えでは、父様の血を引いた僕達子供も長寿になるはずだと言っている。
ある意味ではハーフなので、仮にヒト族とハイヒューマンの寿命を足して二で割っても、このクィンテスの住民程度の寿命があるのじゃないかと考えている様だ。
まぁ、それらを確認するには僕らが長生きして実証するしかないんだけれどね。
そんな僕らが将来的に住むに際して、このクィンテスならば余り目立たずに済むとお父様は考えている様だ。
エルフ族のフレデリカお義母様の場合、十代後半まではごく普通のヒト族と同じように成長していたと云うので、僕らも十代後半若しくは二十代前半までは人並みに順調に成長するんじゃないかと思っている。
父様がほぼ20歳前後の顔立ちでほぼ老化が止まっているので、おそらくは僕らもそうなるんじゃないかと思うんだよね。
でもこの先30年経ってもなお、20歳の顔のままだと絶対に周囲の人々が疑うことになるよね。
その辺の問題は母様やお義母様たちにもかかってくる。
フレデリカお義母様はエルフなので特別だけど、そのほかの母様やお義母様は一応普通の人だからね。
不老の秘密が疑われると面倒なことになってしまうのは僕でもよくわかる。
最近、母様やお義母様たちがものすごく若々しくなった。
化粧だけでは理由が付かないほど若返ってしまったので、実はわざと老け気味の化粧をするようになったみたい。
もちろん、実年齢より若い程度に収めてはいるけれど、化粧を取れば20歳そこそこの若い顔が見られるんだ。
このために母様付きのメイドは、全員が他所にファンデンダルク家の秘密を洩らせないよう契約魔法で縛られている。
母様たちの若返りの話についてはこの辺にしておいて、二つの異界を訪問してからは、僕の場合は特に地球世界の医療技術に惹かれている。
そのために、ホブランドに戻ってからは父様に許しを貰って地球世界の先端医学をできるだけ覗き見るようにしている。
余り熱心に見すぎていて、たまに父様からお小言を貰うことがある。
何事も程々にして、自分の健康をきちんと管理するようにと言われているんだ。
確かに学校の休みの日などには、朝起きてから夕刻まで食事時以外は自室に籠っている場合が多いから、注意されちゃったみたい。
僕達は、自分の能力で異空間への訪問も観察もできるから、異界の覗きは自室の工房区画でやっているんだけれど、半日も姿を見せないとやっぱり周囲が心配するらしい。
兄弟姉妹や父様なんかは、僕の居場所をいつでも把握できるけれど、家の使用人や母様たちなんかはそれができないからね。
面倒だけれど周囲の人を安心させることも大事だと思う。
だから、できるだけ頻繁に自室から出て顔を出すようにはしているけれど、それでも興が乗るとついついのめりこんでしまうのは僕の悪い癖だなぁ。
今日も、地球世界のとある医科大学での解剖を覗き見ていた。
死因が不明の遺体だったけれど、魔法を使わずに解剖によっていろいろと考えられる原因を潰してゆく過程とそのロジックが面白いんだ。
一つの遺体に関わる時間は通常二、三時間なんだけれど、今回は特別長かったね。
司法解剖に慣れた法医学教授と助教授が二人も立ち会って、ああでもない、こうでもないと議論をし、結局何とか死因を突き止めたんだけれど・・・。
うん、その過程は地球世界にたくさんある推理小説を読むよりも面白いかも。
ただ、僕の魔法を使うと死因が思いのほか早くわかることもある。
今回の場合、血液に入りこんだアルカロイド系の毒素が原因だったんだけれど、新種の奴で偉い学者先生が見つけるのに随分と苦労していた。
別に殺人事件という訳じゃなくって、ヒル・クライミングが好きなおじさんが近傍の山に入って、戻って来たら高熱を発して死亡した事件なんだ。
死因がわからなくって病気若しくは毒物の両方で死因を調べたけれど検視官ではわからずに、医科大学の法医学教室に遺体が持ち込まれたみたいだ。
新種の山百合に毒成分があったのだげれど、その花がとても珍しい花だったので、それを採取しようとしてナイフで切り取った際に自分の指先もちょっとかすめて出血した。
舐めておけば治る程度の傷だったから、死んだおじさん気にしなかったようだね。
その時点で茎の内部に含まれていた微量の毒素がナイフの刃先に付着し、次いで、指先を切った際に毒素が血液中に入ってしまったようだ。
本当に計測できないほどの微量の毒素だったけれど、体内で神経系を侵して、呼吸不全から死に至った。
僕のセンサーで見ると血液中の遺物はすぐにわかるからね。
最初に遺体を見たときにこれじゃないかと思ったよ。
でも僕は見ているだけだし、父様から地球を覗いても良いけれど訪問してはいけないと言われているからね。
わかっていても、何も口出しできないんだ。
まぁ、十歳ぐらいの子供が何かを言ったところでまともに聞いてはくれないだろうけれど・・・。
魔法を使わなくても最終的に死因を突き止められた教授達はすごいと思う。
そうして、その過程での種々の議論や試行錯誤がとても勉強になる。
専門用語がポンポン飛び出すんで結構難解なんだけれど、それを後で調べるのもまた面白いんだ。
解剖の様子や議論の様子は、地球世界からパクった映像記録装置で音声を含めて記録しているから、後で何度も繰り返し見られるんだ。
解剖を始めてから原因特定までは実質6時間だけれど、僕がこの一件に携わった時間は延べにすると三倍強の20時間を超えた。
流石に20時間ぶっ続けでは引きこもったりしないけれど、僕って凝り性だから、一旦始めるときりがいいところまではどうしても引きずってしまう。
それで夕食時に遅れたり、朝寝坊なんかしたりして、母様や父様にお叱りを受けてしまう。
これって実は僕だけじゃなさそうだよ。
予備軍でイスマエルがやっぱり興味津々で色々僕に聞いてくる。
まぁね、僕も楽しいんで、イスマエルに色々と教えたりするから、二人が揃うとすぐに医療談議が始まるね。
一旦始まると一時間や二時間はアッという間に過ぎちゃうね。
だから、僕とイスマエルの将来は完全に治癒師若しくは医者で決まりだね。
あぁ、勿論、薬師の真似事もするんだよ。
だから、僕とイスマエルの工房は毒やら危険な微生物が結構沢山ある。
地球世界の技術をパクって魔導具にした冷凍保存庫や冷蔵庫に鍵をかけて保存している。
メイドなんかが部屋を掃除する時に間違って触れたりしないように、僕の部屋の冷蔵庫などは接触禁止にしているんだ。
父様に「お前たち二人はマッドサイエンティストになりそうだな。」って言われちゃったよ。
調べたら地球では危ない科学者のことを言うみたいだね。
僕もイスマエルも決してそんなつもりは無いんだけれどなぁ。
いずれにせよ、イスマエルは連れて行けないけれど、僕は時々クィンテス世界のジャコダルを訪れて、ルバーシュ医療・薬剤所でお手伝いをしているんだ。
父様は居なくても、身代わりのアンドロイドがいるし、薬剤所は常時稼働状態にあるから製薬なんかのお手伝いはできるんだ。
仮に病気を治せたにしても医療師の真似事はクィンテス世界では絶対にしない。
十歳児が病気の治療をするのは問題になりそうだからね。
製薬の方は一般人が見えないところでやっているから大丈夫なんだ。
さて、今日も地球世界の大病院でも覗いてみましょうかねぇ。
覗くだけなら、地球世界の戦争に巻き込まれても、こちらに被害は及ばないから・・・。
でも、戦争って本当に嫌ですねぇ。
ファンデンダルク家の三男で産みの母はマリア母様。
僕らにはお母様が沢山いるからマリア母様以外は、例えばコレットお義母様というように呼び方に差をつけているんだ。
僕達ファンデンダルク家の子供たちの不文律みたいなものなんだよ。
十歳になって、父様と初めての異界訪問に際しては、随分とマリア母様が心配をしていた。
多分、十歳になった五人の子の生母である中では一番心配していたかもしれない。
どちらかというとマリア母様は過敏すぎるほどの心配性なんだ。
もし父様がついて行かなければ、絶対に異界訪問は許してくれなかっただろうと思うよ。
地球を訪ね、クィンテスを訪ねて、異界という場所を初めてより身近に感じたけれど、同時にその危険性も理解しました。
僕は異界を観察できるようになった時から、医療について興味がありました。
僕は弟のイスマエルと同じで、治癒魔法に長けているんだ。
だから将来的には、地球世界の医者のように医療で人々のために貢献したいと考えている。
クィンテスには、医者が居ない代わりに薬師や医療師が居るようだ。
そうして父様は、クィンテスでは稀な医療・薬剤師となって、クィンテスのジャコダル市内にルバーシュ医療・薬剤所を開設している。
このクィンテスでは住んでいる人々が長寿で健康なため、滅多に病人が発生しないのだけれど事故等で怪我人は発生する、
そうした場合に必要なのが傷用ポーションなので、それを販売するのがルバーシュ医療・薬剤所のメインの仕事のようだ。
父様は、母様やお義母様達の老化防止の秘術を見出すためにこのクィンテスで暫く活動していたみたいだけれど、その目的が一応かなえられた今はことさらにこのクィンテスに留まる必要はないみたいだね。
でも、この世界の住人はみんな老化が遅くって長寿だから、父様の子供である僕達のためにこの世界に拠点を置いているみたいだよ。
父様曰く、父様は「ハイヒューマン」というヒト族からグレードアップした種族になったみたいで、寿命がかなり延びているんだって。
だから地球からホブランド世界に転移して来てもうかれこれ10年以上が経過し、なおかつ、かなり頻繁に異界を訪問しているのでその倍ぐらいの時間を過ごしているはずなのに、あまり歳を取っていないんだそうだ。
父様も正確なところは分からないらしいけれど、間違いなく数百年から数千年の寿命があるんじゃないかと考えているようなんだ。
そうして父様の考えでは、父様の血を引いた僕達子供も長寿になるはずだと言っている。
ある意味ではハーフなので、仮にヒト族とハイヒューマンの寿命を足して二で割っても、このクィンテスの住民程度の寿命があるのじゃないかと考えている様だ。
まぁ、それらを確認するには僕らが長生きして実証するしかないんだけれどね。
そんな僕らが将来的に住むに際して、このクィンテスならば余り目立たずに済むとお父様は考えている様だ。
エルフ族のフレデリカお義母様の場合、十代後半まではごく普通のヒト族と同じように成長していたと云うので、僕らも十代後半若しくは二十代前半までは人並みに順調に成長するんじゃないかと思っている。
父様がほぼ20歳前後の顔立ちでほぼ老化が止まっているので、おそらくは僕らもそうなるんじゃないかと思うんだよね。
でもこの先30年経ってもなお、20歳の顔のままだと絶対に周囲の人々が疑うことになるよね。
その辺の問題は母様やお義母様たちにもかかってくる。
フレデリカお義母様はエルフなので特別だけど、そのほかの母様やお義母様は一応普通の人だからね。
不老の秘密が疑われると面倒なことになってしまうのは僕でもよくわかる。
最近、母様やお義母様たちがものすごく若々しくなった。
化粧だけでは理由が付かないほど若返ってしまったので、実はわざと老け気味の化粧をするようになったみたい。
もちろん、実年齢より若い程度に収めてはいるけれど、化粧を取れば20歳そこそこの若い顔が見られるんだ。
このために母様付きのメイドは、全員が他所にファンデンダルク家の秘密を洩らせないよう契約魔法で縛られている。
母様たちの若返りの話についてはこの辺にしておいて、二つの異界を訪問してからは、僕の場合は特に地球世界の医療技術に惹かれている。
そのために、ホブランドに戻ってからは父様に許しを貰って地球世界の先端医学をできるだけ覗き見るようにしている。
余り熱心に見すぎていて、たまに父様からお小言を貰うことがある。
何事も程々にして、自分の健康をきちんと管理するようにと言われているんだ。
確かに学校の休みの日などには、朝起きてから夕刻まで食事時以外は自室に籠っている場合が多いから、注意されちゃったみたい。
僕達は、自分の能力で異空間への訪問も観察もできるから、異界の覗きは自室の工房区画でやっているんだけれど、半日も姿を見せないとやっぱり周囲が心配するらしい。
兄弟姉妹や父様なんかは、僕の居場所をいつでも把握できるけれど、家の使用人や母様たちなんかはそれができないからね。
面倒だけれど周囲の人を安心させることも大事だと思う。
だから、できるだけ頻繁に自室から出て顔を出すようにはしているけれど、それでも興が乗るとついついのめりこんでしまうのは僕の悪い癖だなぁ。
今日も、地球世界のとある医科大学での解剖を覗き見ていた。
死因が不明の遺体だったけれど、魔法を使わずに解剖によっていろいろと考えられる原因を潰してゆく過程とそのロジックが面白いんだ。
一つの遺体に関わる時間は通常二、三時間なんだけれど、今回は特別長かったね。
司法解剖に慣れた法医学教授と助教授が二人も立ち会って、ああでもない、こうでもないと議論をし、結局何とか死因を突き止めたんだけれど・・・。
うん、その過程は地球世界にたくさんある推理小説を読むよりも面白いかも。
ただ、僕の魔法を使うと死因が思いのほか早くわかることもある。
今回の場合、血液に入りこんだアルカロイド系の毒素が原因だったんだけれど、新種の奴で偉い学者先生が見つけるのに随分と苦労していた。
別に殺人事件という訳じゃなくって、ヒル・クライミングが好きなおじさんが近傍の山に入って、戻って来たら高熱を発して死亡した事件なんだ。
死因がわからなくって病気若しくは毒物の両方で死因を調べたけれど検視官ではわからずに、医科大学の法医学教室に遺体が持ち込まれたみたいだ。
新種の山百合に毒成分があったのだげれど、その花がとても珍しい花だったので、それを採取しようとしてナイフで切り取った際に自分の指先もちょっとかすめて出血した。
舐めておけば治る程度の傷だったから、死んだおじさん気にしなかったようだね。
その時点で茎の内部に含まれていた微量の毒素がナイフの刃先に付着し、次いで、指先を切った際に毒素が血液中に入ってしまったようだ。
本当に計測できないほどの微量の毒素だったけれど、体内で神経系を侵して、呼吸不全から死に至った。
僕のセンサーで見ると血液中の遺物はすぐにわかるからね。
最初に遺体を見たときにこれじゃないかと思ったよ。
でも僕は見ているだけだし、父様から地球を覗いても良いけれど訪問してはいけないと言われているからね。
わかっていても、何も口出しできないんだ。
まぁ、十歳ぐらいの子供が何かを言ったところでまともに聞いてはくれないだろうけれど・・・。
魔法を使わなくても最終的に死因を突き止められた教授達はすごいと思う。
そうして、その過程での種々の議論や試行錯誤がとても勉強になる。
専門用語がポンポン飛び出すんで結構難解なんだけれど、それを後で調べるのもまた面白いんだ。
解剖の様子や議論の様子は、地球世界からパクった映像記録装置で音声を含めて記録しているから、後で何度も繰り返し見られるんだ。
解剖を始めてから原因特定までは実質6時間だけれど、僕がこの一件に携わった時間は延べにすると三倍強の20時間を超えた。
流石に20時間ぶっ続けでは引きこもったりしないけれど、僕って凝り性だから、一旦始めるときりがいいところまではどうしても引きずってしまう。
それで夕食時に遅れたり、朝寝坊なんかしたりして、母様や父様にお叱りを受けてしまう。
これって実は僕だけじゃなさそうだよ。
予備軍でイスマエルがやっぱり興味津々で色々僕に聞いてくる。
まぁね、僕も楽しいんで、イスマエルに色々と教えたりするから、二人が揃うとすぐに医療談議が始まるね。
一旦始まると一時間や二時間はアッという間に過ぎちゃうね。
だから、僕とイスマエルの将来は完全に治癒師若しくは医者で決まりだね。
あぁ、勿論、薬師の真似事もするんだよ。
だから、僕とイスマエルの工房は毒やら危険な微生物が結構沢山ある。
地球世界の技術をパクって魔導具にした冷凍保存庫や冷蔵庫に鍵をかけて保存している。
メイドなんかが部屋を掃除する時に間違って触れたりしないように、僕の部屋の冷蔵庫などは接触禁止にしているんだ。
父様に「お前たち二人はマッドサイエンティストになりそうだな。」って言われちゃったよ。
調べたら地球では危ない科学者のことを言うみたいだね。
僕もイスマエルも決してそんなつもりは無いんだけれどなぁ。
いずれにせよ、イスマエルは連れて行けないけれど、僕は時々クィンテス世界のジャコダルを訪れて、ルバーシュ医療・薬剤所でお手伝いをしているんだ。
父様は居なくても、身代わりのアンドロイドがいるし、薬剤所は常時稼働状態にあるから製薬なんかのお手伝いはできるんだ。
仮に病気を治せたにしても医療師の真似事はクィンテス世界では絶対にしない。
十歳児が病気の治療をするのは問題になりそうだからね。
製薬の方は一般人が見えないところでやっているから大丈夫なんだ。
さて、今日も地球世界の大病院でも覗いてみましょうかねぇ。
覗くだけなら、地球世界の戦争に巻き込まれても、こちらに被害は及ばないから・・・。
でも、戦争って本当に嫌ですねぇ。
40
あなたにおすすめの小説
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる