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8・冤罪裁判で婚約破棄され学園追放され辺境に追いやられても、乗り越えます、根性で。【全4話】
04幸せもの。
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私の旧姓であるヘンドリックス家も一瞬考えたが、あの家に人を集められるような力はない雑魚貴族なのでやめた。なんか癪だし。
元婚約者のいる、リングストン家は公爵家なのでヘンドリックス家よりは確実に力になり得ただろうが、由緒正しきリングストン家は伝統を重んじるタイプなのでこういった開発などに関してのノウハウは薄いと判断してやめた。なんか癪だし。
エンデスヘルツ家はリングストン家と同じ公爵家であり、さらに文明や文化の発展を重んじていて伝統よりも利害関係を重視するタイプである。利益をもたらすのであれば私のような悪評高き女だろうと田舎の地主だろうと引き入れるだろう。
一応これでも元々貴族令嬢として面識もあるので、わりと円滑に交渉のテーブルに着くことができた。
エンデスヘルツ公爵に実際に採掘した金と、地質学的なデータを用いてプレゼンを行う。
このデータもプレゼン内容も根性で準備を行った。
「うん、今のところ不足した情報はない。ただ全てを信用したとしても、いきなり要求した人数は用意できるほど信頼は出来ていない。半分の人員を用意するのでそこからの採掘量や進捗のデータを随時報告して貰おう、残りの人員や追加支援についてはそのデータを元にまた話し合おう、クーロフォード夫人」
と、想像を絶する寛容さでかなりスムーズに支援して頂ける運びとなった。
後に聞いたところではエンデスヘルツ家の家訓は「これだけは誰にも負けないと言えるものを持て」というものらしく、私の公爵相手に堂々とプレゼンを行う根性はそれに殉じていたとのことで、大層お気に召したらしい。
そこからはまた掘り続ける日々だった。
公爵が用意した屈強な鉱夫たちにより、採掘作業はとてつもない効率で進み。
同時に行っていた彼の調査も捗り、それにより新たな事実として金以外にもゴロゴロ鉱物資源が眠っていることがわかった。
国中から屈強な男たちの集まる地となり、町は活気づくどころか発展を繰り返し、町から街へと変貌を遂げた。
屈強な男たちの集まるこの街は私にとってはとんでもなく目の保養になる地となったが、一番の筋肉美を持つ男が夫だったので目移りせずに済んだ。
さらにこの鉱山開発と地域発展の功績とエンデスヘルツ公爵の推薦により夫のウィリアム・クーロフォードは国王より男爵の爵位を得る運びとなり、私は男爵夫人となったのだった。
さて、私が根性により掘り進んで成り上がり幸せを掴んだところで私の夫との馴れ初めと、幸せな日々はまだまだ続くという話はおおよそおしまいである。
その後のことを強いて語るならば、私はここから数ヶ月後に子を宿して、翌年跡取りになる元気な子を産んだ。
さらに山からは想像以上の鉱物資源が採掘されたことと、ここだけではなく他の山への鉱物資源調査の功績が認められて彼は伯爵位を得た。
つまり今ではクーロフォード伯爵夫人である。
子供も今では三人目、男二人に女一人、そして四人目がお腹の中で控えているところだ。
子供たちが彼の身体をよじ登って遊んでいる風景を見て、私はふと思う。
もし私が学園を追放されず、婚約を破棄されず、実家からここへと嫁がされなかったら、どうなっていたのだろうか。
そう思うと少し怖くなるが、でもそうはならなかった。
私は本当に幸せものだ。
「あー、上級生引っぱたいて良かったー!」
私は心からそう思った。
元婚約者のいる、リングストン家は公爵家なのでヘンドリックス家よりは確実に力になり得ただろうが、由緒正しきリングストン家は伝統を重んじるタイプなのでこういった開発などに関してのノウハウは薄いと判断してやめた。なんか癪だし。
エンデスヘルツ家はリングストン家と同じ公爵家であり、さらに文明や文化の発展を重んじていて伝統よりも利害関係を重視するタイプである。利益をもたらすのであれば私のような悪評高き女だろうと田舎の地主だろうと引き入れるだろう。
一応これでも元々貴族令嬢として面識もあるので、わりと円滑に交渉のテーブルに着くことができた。
エンデスヘルツ公爵に実際に採掘した金と、地質学的なデータを用いてプレゼンを行う。
このデータもプレゼン内容も根性で準備を行った。
「うん、今のところ不足した情報はない。ただ全てを信用したとしても、いきなり要求した人数は用意できるほど信頼は出来ていない。半分の人員を用意するのでそこからの採掘量や進捗のデータを随時報告して貰おう、残りの人員や追加支援についてはそのデータを元にまた話し合おう、クーロフォード夫人」
と、想像を絶する寛容さでかなりスムーズに支援して頂ける運びとなった。
後に聞いたところではエンデスヘルツ家の家訓は「これだけは誰にも負けないと言えるものを持て」というものらしく、私の公爵相手に堂々とプレゼンを行う根性はそれに殉じていたとのことで、大層お気に召したらしい。
そこからはまた掘り続ける日々だった。
公爵が用意した屈強な鉱夫たちにより、採掘作業はとてつもない効率で進み。
同時に行っていた彼の調査も捗り、それにより新たな事実として金以外にもゴロゴロ鉱物資源が眠っていることがわかった。
国中から屈強な男たちの集まる地となり、町は活気づくどころか発展を繰り返し、町から街へと変貌を遂げた。
屈強な男たちの集まるこの街は私にとってはとんでもなく目の保養になる地となったが、一番の筋肉美を持つ男が夫だったので目移りせずに済んだ。
さらにこの鉱山開発と地域発展の功績とエンデスヘルツ公爵の推薦により夫のウィリアム・クーロフォードは国王より男爵の爵位を得る運びとなり、私は男爵夫人となったのだった。
さて、私が根性により掘り進んで成り上がり幸せを掴んだところで私の夫との馴れ初めと、幸せな日々はまだまだ続くという話はおおよそおしまいである。
その後のことを強いて語るならば、私はここから数ヶ月後に子を宿して、翌年跡取りになる元気な子を産んだ。
さらに山からは想像以上の鉱物資源が採掘されたことと、ここだけではなく他の山への鉱物資源調査の功績が認められて彼は伯爵位を得た。
つまり今ではクーロフォード伯爵夫人である。
子供も今では三人目、男二人に女一人、そして四人目がお腹の中で控えているところだ。
子供たちが彼の身体をよじ登って遊んでいる風景を見て、私はふと思う。
もし私が学園を追放されず、婚約を破棄されず、実家からここへと嫁がされなかったら、どうなっていたのだろうか。
そう思うと少し怖くなるが、でもそうはならなかった。
私は本当に幸せものだ。
「あー、上級生引っぱたいて良かったー!」
私は心からそう思った。
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