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第49話 NO RICE NO LIFE
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「わぉ。」
本日の第一声。
家裏に一画に陸稲が。既に黄金に輝く穂も首を垂れている。
お米ですよ、お米。水稲じゃなく、陸稲ってところがにくいですね!
日本人の心、お米!
あぁ、嬉しい。これでおにぎりを持って歩ける。海苔?まだ見つけてないけど、葉物の漬け物で包んだっていいじゃないか。高菜のおにぎりとかあるでしょ。
早速乾燥させて(フェニーに手伝ってもらった、)叩いて脱穀して、石臼みたいなの利用してもみすりして、びんの中にいれて麺棒でトントン精米して。
人力でも何とかなるものです。
後は炊くだけだ!
お米を炊くのに使えそうな鍋を用意して。さっ、と洗いお鍋にセット。炊飯器じゃないから不安も残るけど、サバイバルだとジュースの缶でも炊けるらしいからいけるでしょ。
と、言う事でレッツクッキング!
また家の裏で不思議な植物が生えてきた。この辺りだけ纏う空気が違う。精霊達も気が付いているだろう。だけど誰も何も言わない。
魔法をまだ使ったことが無い、と本人は言っているが…
無意識に空間というか、時空というか、引き寄せというか。形容し難い何か、能力を発揮している。
本人は「食が潤う!」と呑気なもので。
この家から一定範囲だけ、特に目立ちにくい家の裏中心に起きている現象。今回も「日本人の心、お米だ~」とホクホクしながら収穫して台所に篭ってしまった。
途中でフェニーが呼ばれ何か手伝わされた様だ。そのうち私も呼ばれ、お米とやらが入った瓶と棒を持たされ。
精米、とやらを任せられ、ややしばらく棒で米をトントン突き、色が変わった頃合いでお役にゴメンとなり解放された。
出来上がりまで時間がかかるから、と言われ珍しく台所から追い出された。
仕方ない、見廻りでもしてくるか。
今回のお米はじっくり手間を掛けたくてアレクには申し訳ないけど台所から出てもらった。
鍋の中のお米がふつふつ踊っている。美味しそうな匂いも漂い始める。
あぁ、嬉しい。
そろそろだろうか。火を止めて蒸らす。しばらくまって。
蓋を開ければツヤツヤのご飯!
混ぜればおこげも出来ている。上出来、上出来。一口頬張れば、口一杯に広がる優しい甘み。美味しい。日本人でよかった。
一応家から一定範囲で私と精霊達で結界を張っている。そんなにたいそうなものではないが、不用意に人が近づけない様なモノ。
こんな不思議な庭を見られては良くないだろう。魔獣は私の気配で一定の距離を開けている。アリヤの行動範囲は共にいるので私の気配が色濃く残っているし、本人は気づいていないが彼女自身からも私の気配が濃厚に漂う。
だから気配に聡い魔物は不用意に近寄っては来ないから意外と安全なのだ。
逆に気配を感じ取れない人族の方が厄介だ。だから今日も料理に専念したいと言われ台所から出されたので結界の見廻りに来たのだ。
「アレクー!みんなー!出来たよ~」
静かな森に向かって声をかける。アレクはもちろん、みんな耳がいいから、すぐに戻ってきてくれた。
どうしようか迷ったけど、結局シンプルに塩むすびにした。お箸は慣れてないだろうしね。あぁ、梅干し作りたい。
そして玉子焼きとキュウリの漬け物。まぁ、材料は出来るだけこっちのもので揃えたからこんなものでしょ。
それにしてもお米がこっちで入手出来たのはありがたい。
…で、最近気がついたんだけど。こちらの世界で見つかった食材は例の食糧庫から無くなるみたい。
いつかただの食糧庫になるんだろうな。その頃には私もこちらの世界に完全に馴染んでいそうな気がする。多分それでいいんだろう。
そんな事をつらつら考えながら嬉しいご飯を食べたのだった。
ご飯はやっぱりサイコーです!
本日の第一声。
家裏に一画に陸稲が。既に黄金に輝く穂も首を垂れている。
お米ですよ、お米。水稲じゃなく、陸稲ってところがにくいですね!
日本人の心、お米!
あぁ、嬉しい。これでおにぎりを持って歩ける。海苔?まだ見つけてないけど、葉物の漬け物で包んだっていいじゃないか。高菜のおにぎりとかあるでしょ。
早速乾燥させて(フェニーに手伝ってもらった、)叩いて脱穀して、石臼みたいなの利用してもみすりして、びんの中にいれて麺棒でトントン精米して。
人力でも何とかなるものです。
後は炊くだけだ!
お米を炊くのに使えそうな鍋を用意して。さっ、と洗いお鍋にセット。炊飯器じゃないから不安も残るけど、サバイバルだとジュースの缶でも炊けるらしいからいけるでしょ。
と、言う事でレッツクッキング!
また家の裏で不思議な植物が生えてきた。この辺りだけ纏う空気が違う。精霊達も気が付いているだろう。だけど誰も何も言わない。
魔法をまだ使ったことが無い、と本人は言っているが…
無意識に空間というか、時空というか、引き寄せというか。形容し難い何か、能力を発揮している。
本人は「食が潤う!」と呑気なもので。
この家から一定範囲だけ、特に目立ちにくい家の裏中心に起きている現象。今回も「日本人の心、お米だ~」とホクホクしながら収穫して台所に篭ってしまった。
途中でフェニーが呼ばれ何か手伝わされた様だ。そのうち私も呼ばれ、お米とやらが入った瓶と棒を持たされ。
精米、とやらを任せられ、ややしばらく棒で米をトントン突き、色が変わった頃合いでお役にゴメンとなり解放された。
出来上がりまで時間がかかるから、と言われ珍しく台所から追い出された。
仕方ない、見廻りでもしてくるか。
今回のお米はじっくり手間を掛けたくてアレクには申し訳ないけど台所から出てもらった。
鍋の中のお米がふつふつ踊っている。美味しそうな匂いも漂い始める。
あぁ、嬉しい。
そろそろだろうか。火を止めて蒸らす。しばらくまって。
蓋を開ければツヤツヤのご飯!
混ぜればおこげも出来ている。上出来、上出来。一口頬張れば、口一杯に広がる優しい甘み。美味しい。日本人でよかった。
一応家から一定範囲で私と精霊達で結界を張っている。そんなにたいそうなものではないが、不用意に人が近づけない様なモノ。
こんな不思議な庭を見られては良くないだろう。魔獣は私の気配で一定の距離を開けている。アリヤの行動範囲は共にいるので私の気配が色濃く残っているし、本人は気づいていないが彼女自身からも私の気配が濃厚に漂う。
だから気配に聡い魔物は不用意に近寄っては来ないから意外と安全なのだ。
逆に気配を感じ取れない人族の方が厄介だ。だから今日も料理に専念したいと言われ台所から出されたので結界の見廻りに来たのだ。
「アレクー!みんなー!出来たよ~」
静かな森に向かって声をかける。アレクはもちろん、みんな耳がいいから、すぐに戻ってきてくれた。
どうしようか迷ったけど、結局シンプルに塩むすびにした。お箸は慣れてないだろうしね。あぁ、梅干し作りたい。
そして玉子焼きとキュウリの漬け物。まぁ、材料は出来るだけこっちのもので揃えたからこんなものでしょ。
それにしてもお米がこっちで入手出来たのはありがたい。
…で、最近気がついたんだけど。こちらの世界で見つかった食材は例の食糧庫から無くなるみたい。
いつかただの食糧庫になるんだろうな。その頃には私もこちらの世界に完全に馴染んでいそうな気がする。多分それでいいんだろう。
そんな事をつらつら考えながら嬉しいご飯を食べたのだった。
ご飯はやっぱりサイコーです!
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