ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第5章 夏休み(前編)

31.海(4)

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「聞かせてもらおうか?」

蒼希と遥が二人揃って聞いてきた。

「何を話するねん!!」

「じゃあ?まずね、この前一緒に歩いてたかわいい女の子は誰?」

「誰ってか…説明するとなると難しいなぁ。知り合いの妹さんって言えばいいのかな?」

「ふーん、で、その女の子となんで手を繋いでたん?」

「いや、向こうが手をいきなり繋いできて、そのまま歩いていくことになったから繋いでたって感じやな。」

「その女の子とはどこまで行ってるん?」

「どこまでって、ただの知り合いってくらいかな?」

「やのに手を繋いでたん?」

「仕方ないやん、知り合いの妹さんやから断ることも出来ひんし。」

「けど向こうに、気がなかったらそんなことはしてこやんから、向こうはそういう気持ちは少なからずはあるやろうな~」

「で、聞くことはそれだけ?」

「いや、まだあるで、さっきの話してた水着二人組は誰?」

「あ~先生と、先生の友達の千夏さんやで?」

「先生って?」

「岸本先生!!」

「えっ!?優衣ちゃんが水着やったん??それを俺は見そびれたん??」

「そうなるな(笑)けど蒼希後ろを見てごらん?」

遥が怒っているのは言わなくても分かるだろう、この後、蒼希は遥にこっぴどく怒られるのであった。

「てことは優衣ちゃんもこの海に来てるんだ~」

「そうそう!!かわいかったぞ?」

「「えっ!?今なんて?」」

「え、かわいかったぞって言った///」

普通に無意識にかわいかったって言ってもた。こんなこと初めてかも……あ~この2日だけは先生のことを考えやんとこって考えたのに……

「「マジで!?あ、あのかずっち(那須くん)がか、かわいいって言った!」」

「しかも照れてるし、やばいわ~かずっち、もしかして先生のことは可愛いって思ってるん?」

「いや、そういう風に思ったことは一度も…(笑)」

「嘘つけ~もう可愛いって言ってもてるから弁解できませーん。」

「はいはい、もう何も言いませんよ~」

遥が小さな声で

「さっき、キスがどうのこうの言ってたんってもしかして……(笑)」

「違う!それだけは違うぞ!向こうは先生こっちは生徒やから!そういう関係では無い!」

「ホンマに?」

「ほんまほんま!!」

「まぁ、後々分かってくるけどね~?」

「何もないから、分かることもないですけど(笑)それよりも後ろで待ってるで?」

後ろの方で蒼希はヤキモチを妬いていて、ふくれっ面になっていた。

「ごめんって~キスしてあげるからおいで~」

それでも珍しく蒼希は動かなかった。

「ホンマにごめんごめん」

チュッ

蒼希は少し嬉しそうな顔をして、遥の手を繋いで、また去っていった。












その夜……
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