ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第6章 夏休み(後編)

40.花火大会(1)

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ん~よう寝たぞ……すごい右半身だけ汗かいてるんやけど……?

ん?ちょっと待て?これは……もしや……

俺に抱きついて寝てる!?

俺の理性よ、崩壊するんじゃねーぞ!!落ち着いてまず右を見てみよう、うん見よう。

はい~俺に抱きついてるね~普通の男ならここは……

選択肢1

自分も右側を向いて、優衣に抱きついて再び寝る。

選択肢2

優衣が起きるまで、静かに待っとく。

選択肢3

本能のまま、あんなことやこんなことを……

さぁ選択肢は3つだ!!











ここは選択肢1にしとくかな……

なんでゲームみたいな感じになってるねん!!

選択肢1といえど俺にはレベルが高ぇ……もしや俺ってチキン?(皆さんご存知の通りチキンです。)まぁ寝返りをうった振りして抱きつこっと。

よいしょ。

抱きついたぞ、これで目を開けばミッションクリア~!!




か、可愛すぎる///

本当に俺の彼女なのか?この可愛すぎる生き物が俺の彼女なのか?

なんて思っていたら……

「ばーか、そこはキスくらいしろよ!(笑)」

「えっ、起きてたん?」

「抱きついてきた時に起きてもた(笑)」

「すみません、起こして。」

「そんなん気にせんでええやん~私とりあえず浴衣に着替えたいから実家に帰るから駅で待ち合わせな?」

「え、もう実家に行くん?」

「そうやけどなんで??」

「いや、もうちょっと一緒に寝たいなぁって///」

「どうしたん?もしかして今日は甘えたい日なん??」

「い、いやそんなことは。」

「あとちょっとやったら甘えてもええで?そのかわり今度その分私も甘えるで?(上目遣い)」

だからその顔はダメやって、誰でも間違いなく首を縦に振るよ。

「わかった、もっとぎゅーするで?」

「う、うん///」

こうして数分は抱き合っていただろうか……

「甘える時なんか、もうこれからはないやろうなぁ(笑)」

「え、無いん?」

「あれ?甘えて欲しいん?」

「い、いや、そんな一真くんもいいなぁって思ってもたもん。」

「そうなんや、けどもうよっぽどのことがない限り甘えませーん。」

「えー、いつでも甘えてきていいんやで?」

何だこのやりとりは、お互い好きすぎてコミュニケーションの仕方がおかしくなってるよね(笑)

ちなみに普段は優衣が甘えたがりなんです(笑)

「なに小さい声で私のことを言ってるん?」

「す、すみません~」

「とにかく一回実家に帰るからな?」

「うん、迎えに行くわ最寄り駅まで!!」

こうして優衣は家を出ていった。













夕方4時くらい、優衣の実家の最寄り駅。





ちょっとはよ着きすぎたかな?と言いながら自分の姿をトイレの鏡で見ていた。

そう、俺も珍しく甚平(じんべい)を来ているのだ。家にこういう時のために甚平を持ってきていたのを、行く直前で気づき、着てみたのだが案外自分でも新鮮すぎて大丈夫かな?って思うくらいだ。そろそろ駅前に行かないと…










駅前に行くと、やはりその花火大会に行こうとしてる人達がそれなりにいるのか、浴衣姿の女の子がやはりいた。

やっぱり浴衣って良いよなぁ~なんて思ってると……

「何ほかの女の子見てニヤけてるん?」

「うわっ!びっくりした。」

思わず声が出たのと同時に優衣の浴衣姿に心を間違いなく射抜かれた。

「どう??久しぶりに浴衣着たんやけど。」

「めっちゃ似合ってる!!こんな彼女が隣に歩いてたら俺も鼻が高い~」

「こら、調子に乗るな!(笑)」

「ごめんごめん~」

「そういう一真くんだってかっこいいよ?(小声)」

「え?なんか言った?」

「いや、何も言ってないで///」

こんなこと言ったんバレたら恥ずかしすぎるもん。

すると耳元で

「ありがとう、優衣もめっちゃ可愛いで?」

ってささやかれた。

「やっぱり聞こえてたんや///」

「さぁ?(笑)」

「まさか一真くんが甚平着てくるとは思わんかった。」

「俺も着ると思わんかった(笑)けどこんな可愛い子の隣でただの私服じゃなくて良かったよ(笑)」

「う、うるさい///褒めても何も無いで?」

「何も求めてないよ~てか、麻衣には何も言われやんかったん?」

「バレやんように出てきた(笑)」

「なるほどな(笑)けど会う可能性もないことも無いよな(笑)」

「やな、周りにバレやんようにしっかり見とかな(笑)」

「もし知ってる人見かけたら逃げやな(笑)」

「そうやな(笑)」

「あ~こんな話してたら花火に間に合わんくなってまうやん!!はよ行こか?」

「そうやったそうやった、行こ行こ!!」

「けど、待った!はい!」

そう言って俺は手を差し出した。優衣は少し恥ずかしそうにしながらも、俺の手をしっかりと握った。

「じゃあ行こっか?」

「うん///」

顔を真っ赤にして照れてる彼女、俺はそんな彼女が大好きです!
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