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第9章 文化祭(後編)
73.一真の過去
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あの時…お姉ちゃんは最後に……
時は3年前に遡る。一真は中学三年生の夏休み。
「美彩!!迎えに来たぞ~」
「めっちゃ早いやん!!」
「ちょっとでも早く会いたかったんやで??」
「どうしたん??気持ち悪いで??」
「うるせぇ~!!とか言いながら美彩ももう既に準備万端やんか!!」
「えへへ」
「とりあえず行くぞ、今日は海に行くんだろ?」
「うんっ!!」
「ねぇ、今日は後ろに乗りたいな~」
「お前ねぇ、危ねぇから自分の自転車にしとけよ~俺の乱暴な運転知ってるだろ??」
「知ってる~けど今日はくっつきたいもん。」
甘えてきた、こういう時間が一番俺にとって幸せだ。
「事故っても知らんからな!!」
「え~そこは彼氏がしっかり彼女を守る見せどころじゃないん??」
「わかったよ!!もう早く行こうぜ!!」
俺と美彩は二人乗りで海へ向かった。順調に俺たちは海に進んでいた。
「ねぇコンビニよろっ??」
「おう!!」
コンビニでお昼ご飯と飲み物を買った、あの時コンビニなんか行かなければ……
コンビニで買い物を済ませた後、二人は大きな交差点の信号待ちをしていた。
トラックが遠目に見える。だんだん近づいてきた、スピードも上がってるように……
キャー!!!
周りから悲鳴が聞こえて俺はもう覚えていない……最後に感じたのは美彩を抱きしめた感覚だけだった。
俺たちは直ぐに救急車が呼ばれて搬送された。
両方の家族が呼ばれ医師はこういった。
「二人とも重傷です。あとは二人の生命力次第としか……」
そんな……両家族全員が声を失った。
集中治療室では二人が別々のベットで並んで寝ていた。
美彩は少し意識を取り戻したようだった。家族の声が聞こえ小さな声で喋っている。
お姉ちゃん!!
琉菜…一真を守ってあげて?それがお姉ちゃんの願い……多分このままだったら一真は……自分を責めてしまうから。
わかった、わかったから死ぬ前みたいなこと言わんといてよ!!
琉菜…私はねみんなと出会えてよかった。お父さん、お母さん、琉菜、そして一真に……
ねぇ!!お姉ちゃんしっかりして!!
自分がもう無理だってことくらいわかるよ……だから私の…分まで生きて……そして一真を愛してあげて?
美彩は涙を流しながらそう言って息を引き取った。
嘘でしょ?嘘って言って??
もう心臓は動いていない。医師が懸命に心臓マッサージをしても、もう戻る気配もない。
それから、私はお姉ちゃんに言われた通り毎日一真のお見舞いにきた。一真は一向に目を覚ます気配がない。
一ヶ月後……
一真は目を覚ました。
私は喜んだ、お姉ちゃんの分も一真くんのサポートをしなければそう思った。
しかし目を覚まして一般病棟に移ってもやはり元気がない。
「ねぇ一真くん……」
「どうした?」
「いや、なんでもない。」
「それより……美彩は?」
私にとって一番答えづらい質問だった。
「お姉ちゃんは……」
「そっか……もういないか……」
静かに俺は大粒の涙を流しながら続けてこう言った。
「俺のせいだな、やっぱり守ってやれなかった。あの時瞬時に気づいて避けることが出来ていたら。」
「そんなに責めないで?」
「責めないでって言われてもな!!俺にとって世界で一番好きな人を失ったんだぞ!しかも目の前で……」
ここからは私も何も言えなかった。
その日からだった、私はお姉ちゃんとの約束を守れなくなってきた。サポートと言われても一真くんの心の傷は私の言葉でなんか癒えないそう気づいてしまった。
そこから一真は変わってしまった。
時は3年前に遡る。一真は中学三年生の夏休み。
「美彩!!迎えに来たぞ~」
「めっちゃ早いやん!!」
「ちょっとでも早く会いたかったんやで??」
「どうしたん??気持ち悪いで??」
「うるせぇ~!!とか言いながら美彩ももう既に準備万端やんか!!」
「えへへ」
「とりあえず行くぞ、今日は海に行くんだろ?」
「うんっ!!」
「ねぇ、今日は後ろに乗りたいな~」
「お前ねぇ、危ねぇから自分の自転車にしとけよ~俺の乱暴な運転知ってるだろ??」
「知ってる~けど今日はくっつきたいもん。」
甘えてきた、こういう時間が一番俺にとって幸せだ。
「事故っても知らんからな!!」
「え~そこは彼氏がしっかり彼女を守る見せどころじゃないん??」
「わかったよ!!もう早く行こうぜ!!」
俺と美彩は二人乗りで海へ向かった。順調に俺たちは海に進んでいた。
「ねぇコンビニよろっ??」
「おう!!」
コンビニでお昼ご飯と飲み物を買った、あの時コンビニなんか行かなければ……
コンビニで買い物を済ませた後、二人は大きな交差点の信号待ちをしていた。
トラックが遠目に見える。だんだん近づいてきた、スピードも上がってるように……
キャー!!!
周りから悲鳴が聞こえて俺はもう覚えていない……最後に感じたのは美彩を抱きしめた感覚だけだった。
俺たちは直ぐに救急車が呼ばれて搬送された。
両方の家族が呼ばれ医師はこういった。
「二人とも重傷です。あとは二人の生命力次第としか……」
そんな……両家族全員が声を失った。
集中治療室では二人が別々のベットで並んで寝ていた。
美彩は少し意識を取り戻したようだった。家族の声が聞こえ小さな声で喋っている。
お姉ちゃん!!
琉菜…一真を守ってあげて?それがお姉ちゃんの願い……多分このままだったら一真は……自分を責めてしまうから。
わかった、わかったから死ぬ前みたいなこと言わんといてよ!!
琉菜…私はねみんなと出会えてよかった。お父さん、お母さん、琉菜、そして一真に……
ねぇ!!お姉ちゃんしっかりして!!
自分がもう無理だってことくらいわかるよ……だから私の…分まで生きて……そして一真を愛してあげて?
美彩は涙を流しながらそう言って息を引き取った。
嘘でしょ?嘘って言って??
もう心臓は動いていない。医師が懸命に心臓マッサージをしても、もう戻る気配もない。
それから、私はお姉ちゃんに言われた通り毎日一真のお見舞いにきた。一真は一向に目を覚ます気配がない。
一ヶ月後……
一真は目を覚ました。
私は喜んだ、お姉ちゃんの分も一真くんのサポートをしなければそう思った。
しかし目を覚まして一般病棟に移ってもやはり元気がない。
「ねぇ一真くん……」
「どうした?」
「いや、なんでもない。」
「それより……美彩は?」
私にとって一番答えづらい質問だった。
「お姉ちゃんは……」
「そっか……もういないか……」
静かに俺は大粒の涙を流しながら続けてこう言った。
「俺のせいだな、やっぱり守ってやれなかった。あの時瞬時に気づいて避けることが出来ていたら。」
「そんなに責めないで?」
「責めないでって言われてもな!!俺にとって世界で一番好きな人を失ったんだぞ!しかも目の前で……」
ここからは私も何も言えなかった。
その日からだった、私はお姉ちゃんとの約束を守れなくなってきた。サポートと言われても一真くんの心の傷は私の言葉でなんか癒えないそう気づいてしまった。
そこから一真は変わってしまった。
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