ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第9章 文化祭(後編)

75.優衣と俺の過去

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「お待たせ。」

「うん。」

「飲み物何がいい??」

「ウーロン茶。」

「了解~」

俺は優衣が緊張してるのをすぐに感じた。まぁあんなに真剣な顔してたらすぐにわかるよね(笑)

「はい、どうぞ……」

「ありがとう。」

「俺は今日は何も隠さないから、だからなんでも質問していいよ。」

「話聞いてて思ったんだけど、美彩って中学の時の彼女だった人??」

「うん。」

「ここからは言いづらいけど事故で亡くなったんだよね?」

「あぁ、そうだよ。俺と二人乗りしていてな?」

「今でもその責任を感じてるんだよね??」

「確かにその責任は感じているよ、だから女子には興味無いんだ。」

「じゃあ……なんで私と……」

「本題はそこだよな……ごめん……」

「謝らないでいいから、ちゃんと喋ってくれたらそれでいいから。」

「あのな、俺はもう一度人を好きになることが出来たら変われるかなって思ったんだ、そうした時に優衣が俺の前に現れたんだよ。最初はなんとも思っていなかった、けど俺は時間が経つたびに優衣に惹かれて行ったんだ。だから俺の過去は知って欲しくなかった、本当に好きじゃないのに付き合ってるんじゃないのか?とか思われると思ったからだ。だから今まで話したことがなかったんだ。」

「私はそんなこと思わないよ?」

「なんで?」

「だって一真くんが好きって気持ちは変わらないし、一真くんから伝わってくる気持ちも分かるんだもん!」

優衣は笑顔でそう言った、その笑顔はあの時最後に見た美彩の笑顔そっくりだった。

「ゆ、優衣……ごっ、ごめんな……ややこしいことして、お、俺はさ優衣のことが好きだよ?けどね、まだ自分の中には美彩がいるんだ。だから……」

「別れようなんて言わないでね??好きなんでしょ?私のこと!だったらもう後悔しないように守ってよ!!」

「いや……けどさ、こんな中途半端な気持ちで優衣とは付き合えないよ……」

「なに?中途半端な気持ちって!!今日は妹さんが話してくれたこと忘れたの??」

「……」

「今度は私が一真くんを守るから!!一真くんは私を守ってよ!!」

「くっ…ひっく……わかった……けどさ本当に俺でいいの?」

「今更そんなこと聞いちゃう??」

「あ、うん……(笑)」

「ばーか、大好きだよ?」

「もし、俺が浮気したら??」

「それでも好きだよ?けど浮気したらその分なにかしてもらわないと……(笑)」

不敵な笑みを浮かべた優衣は少し怖かった。

「まぁ浮気なんてしないんだけどな(笑)」

「だろうね~(笑)絶対に私を守るんだよ?」

「わかったよ!!」

美彩……ありがとう…美彩のおかげで大切な人をまた見つけることが出来た。そしてその人を手放しそうになったのを防げたのも美彩が俺の心の中にいてくれたからだよ。だからこれからも見守っていてな……

うんっ!!彼女さんを幸せにしないと許さないんだから!!

俺はそう聞こえた気がした。
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