僕は異世界の神になりたい

ナオ

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1、始まりの神ちゃん

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いつもの学校。
いつもの席で、いつものチャイムが鳴って、いつもと同じように授業が始まった教室にいつもとは違う少女が一人。

『こ、こんにちは・・・か、神です』

少女のその発言を耳にしたクラスメイトはすぐに気づいた。
少女は頭がおかしいのだと。

『いや神って!馬鹿じゃねぇのみんなもそう思うよな』

クラスメイトの一人が楽しそうに笑いながら皆に同意を求める。

『そうだな!登校初日で神です宣言は神ちゃんユーモアあるよ』

『じゃあ、例のやつ神ちゃんに変えようよ!もうあいつ飽きたし』

『ああ、そうだな』

『よし!じゃあ次のゲストは神ちゃんにけってーい』

こうしてこのクラスでのイジメの矛先は僕から彼女へと変わったのである。
しかし、彼女は強かった。
肉体的にではない精神的にだ。
例えば休み時間トイレに呼び出されリンチされたとしても、朝上履きをゴミ箱に捨てられていたとしてもまた、教科書をボロボロにされても彼女はめげなかった。
そんなことが半年以上続いたある日。
彼女は学校を休んだ。
ただ休んだのではない先生曰く失踪したのだという。
それからだクラスメイトが一人また一人と姿を消し、遂に教室へ通う生徒は僕一人になった。

『ついに今日は僕なのか…彼女は・・みんなは何処に消えたのだろう。』

いつもと変わらぬ学校でいつもと同じ席につき、授業を待っている。
そんな時だった。
僕の視界は白く染まり、足の踏ん張りがきかなくなり宙に投げ出された様な感覚に襲われた。

『た、助け・・・』

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン~♪

チャイムが鳴って担任が点呼を取りに来た時もうその教室には誰もいなかったという。

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