4 / 33
第4話 彼女と暮らした男
しおりを挟む
「自分が死んだあとのことなんかどうでもよかった」
警察庁長官の執務室にある応接ソファで、七海と約二年ぶりの再会を果たした真壁拓海は、彼女の質問に対して眉ひとつ動かさずにそう答えた。すこしの希望も抱かせない冷めた口調で。
七海はいまにも泣きそうになりながら深くうつむいた。
真実を知ってもずっと心のどこかで信じていたようだが、こうなってはもう認めざるを得ないだろう。彼にとって自分は復讐の道具でしかなかったということを——。
それは散り始めた桜の花びらが吹雪のように舞う、ある春の日のことだった。
遥は七海が通うことになった私立中学校の入学式に保護者として出席し、その帰りに、真新しいセーラー服に身を包んだままの彼女を連れて警察庁に向かった。真壁拓海と面会させるためである。
彼は、七海の父親である坂崎俊輔を殺した男だ。
ともに公安で最重要機密に関わる職務に就いていた同僚で、親友だった。あるとき俊輔が国家を危険にさらしかねない反逆行為を犯し、処刑を免れない状況に陥ったため、拓海が自らの手で葬ったというのが真相のようだ。
しかし、彼は自分を許せなかった。
俊輔の娘を戸籍上死亡にしたうえでひそかに引き取り、復讐をそそのかして銃の扱いを教え、最終的に自分が敵だと明かして殺させる計画を立てた。それがどれほど身勝手で残酷なことか考えもせずに。
幼い七海にとって彼はひとりぼっちの自分に手を差し伸べてくれた恩人だった。四年半も一緒に暮らしたのだ。ささやかながらもたくさんの思い出があっただろうし、慕う気持ちもあっただろう。
それゆえ父親を殺したのは自分だと彼に明かされても、引き金を引けなかった。計画は失敗に終わったのだ。彼は自分で始末をつけるべく自害しようとしたが、それも彼女に止められた。
その後、彼がどういう状況を経てきたのかはわからないが、現在は以前と同じように公安で任務をこなしているらしい。
その情報は、公安職員をしているひとまわり年上の義弟から得たものである。任務の内容以外であればと教えてくれた。その彼に頼み、拓海と面会できるよう取りはからってもらったのだ。
七海はずっと彼のことを気にしているようだった。気持ちの整理がつかないまま別れたのだから仕方がない。未練を断ち切らせるためにも、中学生になったら一度だけ会わせようと考えていた。
もちろん強制はせずどうするかは彼女に委ねた。突然のことでさすがに戸惑っていたようだが、それでもすぐに意志の強さを感じさせる面持ちになり、まっすぐ遥を見つめて答えた。会わせて——と。
面会場所は警察庁長官の執務室だった。
これは楠長官の意向である。拓海の精神状態を心配しているのかもしれないし、遥に対する牽制の意味もあるのかもしれない。ただし、面会の内容については一切口を出さないと約束してくれた。
コンコン——。
扉が開くとスーツを身に付けた真壁拓海その人が姿を現した。
七海ははじかれたように立ち上がり、拓海もそれを目にして動きを止めた。互いに無言のまま、息をすることさえ忘れてじっと見つめ合った。まるでそこだけ時が止まったかのように。
「七海……元気そうでよかった。大きくなったな」
「拓海は変わらないね」
そこには多少ぎこちないながらも心を許しあったような空気が流れた。
四年半も一緒に暮らしてきたのだから仕方がないが、いまさら拓海のほうへ気持ちが傾くのは危険だし、何より面白くない。ここで遥にできることといえば無言の牽制くらいだった。
攻撃的な気をぶつけていれば遥の存在を無視できなくなる。その目論見は成功したといっていい。彼は近況報告のような他愛のない会話を続けながらも、ひそかに遥を意識していた。
「橘家で暮らしていると聞いたが」
「うん、良くしてもらってるよ」
「学校にも行ってるんだな」
「今日が中学の入学式だったんだ」
七海のセーラー服を見ながら曖昧な笑みを浮かべた彼は、何を思ったのだろう。学校へ行かせなかったことを、すこしは申し訳なく感じたのだろうか。だとしてもいまさら遅い。
拓海が七海から奪い去ったものや与えなかったものは、すべて遥が与えるつもりである。拓海には何も望んでいない。七海に爪痕を残さず消えてくれればそれでよかった。なのに。
彼は七海の求めに応じて、俊輔を手に掛けるに至るまでの状況や心情を語った。七海が本当のことを知りたいというなら止められない。気持ちに区切りをつけるために必要なのだろう。しかし——。
「七海が許せないなら、死んで償う」
この期に及んでまだそんなことを言うなんて。
七海のためといいつつ彼自身がそうしたいだけだ。あいかわらず自分のことしか考えていない。どうせならいっそ無関係の事故で死んでくれればいいのに——遥は冷たく拓海を見据えた。
ただ七海は、すくなくとも表面上はあまり深刻にならず、死なれたら寝覚めが悪いよと受け流して苦笑した。しかしそれも束の間。ふいに表情を消すと、緊張した様子を見せながら別の話題を切り出した。
「お父さんの敵を取ったあとのことは、何か考えてた?」
それが彼女のいちばん聞きたかったことだろう。
復讐を完遂すると七海はひとりぼっちになってしまう。死んだことになっているので誰にも存在さえ知られていない。せめて生きていけるよう、何かしら取りはからってくれていたのではないかと。
彼女は信じたかったのだ。復讐のために引き取られたのは事実だとしても、四年半の同居で情が移り、それなりに大切に思われていたということを。しかし、拓海は冷ややかに言い放った。
「自分が死んだあとのことなんかどうでもよかった」
——と。
「もう聞きたいことは聞いたから、帰ろう?」
かすかに涙のまじった声。
振り向くと、七海は顔を隠すように肩をすくめてうつむいていた。遥はわかったと端的に答えてソファから立ち上がり、奥の執務机で書類を広げていた楠長官に告げる。
「私たちはこれで失礼します」
「ああ、橘会長によろしくな」
「伝えておきます」
一礼すると、七海も立ち上がりぺこりと頭を下げた。
すぐに退出しようとしたが、扉を開こうとする手を彼女が無言で押しとどめた。やけに思い詰めた顔をしていたかと思うと、そっと振り返り、ソファでうつむく拓海の後ろ姿を見つめる。
「じゃあね……もう会うことはないと思う」
「ああ……七海、おまえは真っ当に生きろ」
「勝手だね」
かすかに震えた声でそう言い捨てた。そして前に向きなおりグッと奥歯を食いしばると、勢いよく扉を開け放ち、今度は振り返ることなく執務室をあとにした。
「よく我慢したね」
エレベーターの前まで来ると、そう七海に声を掛けてハンカチを差し出した。
瞬間、潤んだ目からぶわっと決壊したように涙があふれた。彼女はあわててそのハンカチを目元に押し当てる。しかしおさまる気配はなく、それどころか嗚咽の声までもらし始めた。
「あんなやつに涙を見せずにすんでよかったよ。もったいないし」
「うっ……もったいないって何だよ……っ……意味不明すぎ……」
泣きながらもいつもと変わらない彼女を見て、遥はふっと笑う。人通りのないひっそりとしたエレベーターホールで、そのままボタンを押さずにただそっと寄り添い、彼女が泣き止むのを待った。
二人は警察庁をあとにする。
泣くだけ泣いてすっきりしたのか七海の足取りは軽い。うららかな春の陽射しを顔いっぱいに浴びながら大きく伸びをすると、膝丈のプリーツスカートをひらめかせて遥に振り向く。
「連れてきてくれてありがとう。おかげでふっきれたや」
「そう」
ふっきれたというにはまだいささか早いかもしれないが、それもまもなくだろう。彼女は強い。下手な慰めの言葉などなくても、自分で気持ちに折り合いをつけられるはずだ。
ぐうぅぅぅ——。
鳴ったのは七海のおなかだ。
真っ赤になってあたふたとうろたえる彼女を見て、遥は思わず笑った。今日だけでなく何度かこういうことがあったなと思い出す。彼女は恨めしげに横目で睨んで口をとがらせた。
「お昼の時間だいぶ過ぎたからね。どこかで食べて帰ろう」
「うん、パフェも食べたい!」
食べると聞いて、頬を染めたままパッと顔をかがやかせてはしゃぎだした。食事の話になると機嫌が良くなるのはいつものことだ。待ちきれないとばかりに身を翻して階段を駆け下りていく。
その後ろ姿を眺めながら、遥は口もとを上げてゆったりとあとに続いた。
警察庁長官の執務室にある応接ソファで、七海と約二年ぶりの再会を果たした真壁拓海は、彼女の質問に対して眉ひとつ動かさずにそう答えた。すこしの希望も抱かせない冷めた口調で。
七海はいまにも泣きそうになりながら深くうつむいた。
真実を知ってもずっと心のどこかで信じていたようだが、こうなってはもう認めざるを得ないだろう。彼にとって自分は復讐の道具でしかなかったということを——。
それは散り始めた桜の花びらが吹雪のように舞う、ある春の日のことだった。
遥は七海が通うことになった私立中学校の入学式に保護者として出席し、その帰りに、真新しいセーラー服に身を包んだままの彼女を連れて警察庁に向かった。真壁拓海と面会させるためである。
彼は、七海の父親である坂崎俊輔を殺した男だ。
ともに公安で最重要機密に関わる職務に就いていた同僚で、親友だった。あるとき俊輔が国家を危険にさらしかねない反逆行為を犯し、処刑を免れない状況に陥ったため、拓海が自らの手で葬ったというのが真相のようだ。
しかし、彼は自分を許せなかった。
俊輔の娘を戸籍上死亡にしたうえでひそかに引き取り、復讐をそそのかして銃の扱いを教え、最終的に自分が敵だと明かして殺させる計画を立てた。それがどれほど身勝手で残酷なことか考えもせずに。
幼い七海にとって彼はひとりぼっちの自分に手を差し伸べてくれた恩人だった。四年半も一緒に暮らしたのだ。ささやかながらもたくさんの思い出があっただろうし、慕う気持ちもあっただろう。
それゆえ父親を殺したのは自分だと彼に明かされても、引き金を引けなかった。計画は失敗に終わったのだ。彼は自分で始末をつけるべく自害しようとしたが、それも彼女に止められた。
その後、彼がどういう状況を経てきたのかはわからないが、現在は以前と同じように公安で任務をこなしているらしい。
その情報は、公安職員をしているひとまわり年上の義弟から得たものである。任務の内容以外であればと教えてくれた。その彼に頼み、拓海と面会できるよう取りはからってもらったのだ。
七海はずっと彼のことを気にしているようだった。気持ちの整理がつかないまま別れたのだから仕方がない。未練を断ち切らせるためにも、中学生になったら一度だけ会わせようと考えていた。
もちろん強制はせずどうするかは彼女に委ねた。突然のことでさすがに戸惑っていたようだが、それでもすぐに意志の強さを感じさせる面持ちになり、まっすぐ遥を見つめて答えた。会わせて——と。
面会場所は警察庁長官の執務室だった。
これは楠長官の意向である。拓海の精神状態を心配しているのかもしれないし、遥に対する牽制の意味もあるのかもしれない。ただし、面会の内容については一切口を出さないと約束してくれた。
コンコン——。
扉が開くとスーツを身に付けた真壁拓海その人が姿を現した。
七海ははじかれたように立ち上がり、拓海もそれを目にして動きを止めた。互いに無言のまま、息をすることさえ忘れてじっと見つめ合った。まるでそこだけ時が止まったかのように。
「七海……元気そうでよかった。大きくなったな」
「拓海は変わらないね」
そこには多少ぎこちないながらも心を許しあったような空気が流れた。
四年半も一緒に暮らしてきたのだから仕方がないが、いまさら拓海のほうへ気持ちが傾くのは危険だし、何より面白くない。ここで遥にできることといえば無言の牽制くらいだった。
攻撃的な気をぶつけていれば遥の存在を無視できなくなる。その目論見は成功したといっていい。彼は近況報告のような他愛のない会話を続けながらも、ひそかに遥を意識していた。
「橘家で暮らしていると聞いたが」
「うん、良くしてもらってるよ」
「学校にも行ってるんだな」
「今日が中学の入学式だったんだ」
七海のセーラー服を見ながら曖昧な笑みを浮かべた彼は、何を思ったのだろう。学校へ行かせなかったことを、すこしは申し訳なく感じたのだろうか。だとしてもいまさら遅い。
拓海が七海から奪い去ったものや与えなかったものは、すべて遥が与えるつもりである。拓海には何も望んでいない。七海に爪痕を残さず消えてくれればそれでよかった。なのに。
彼は七海の求めに応じて、俊輔を手に掛けるに至るまでの状況や心情を語った。七海が本当のことを知りたいというなら止められない。気持ちに区切りをつけるために必要なのだろう。しかし——。
「七海が許せないなら、死んで償う」
この期に及んでまだそんなことを言うなんて。
七海のためといいつつ彼自身がそうしたいだけだ。あいかわらず自分のことしか考えていない。どうせならいっそ無関係の事故で死んでくれればいいのに——遥は冷たく拓海を見据えた。
ただ七海は、すくなくとも表面上はあまり深刻にならず、死なれたら寝覚めが悪いよと受け流して苦笑した。しかしそれも束の間。ふいに表情を消すと、緊張した様子を見せながら別の話題を切り出した。
「お父さんの敵を取ったあとのことは、何か考えてた?」
それが彼女のいちばん聞きたかったことだろう。
復讐を完遂すると七海はひとりぼっちになってしまう。死んだことになっているので誰にも存在さえ知られていない。せめて生きていけるよう、何かしら取りはからってくれていたのではないかと。
彼女は信じたかったのだ。復讐のために引き取られたのは事実だとしても、四年半の同居で情が移り、それなりに大切に思われていたということを。しかし、拓海は冷ややかに言い放った。
「自分が死んだあとのことなんかどうでもよかった」
——と。
「もう聞きたいことは聞いたから、帰ろう?」
かすかに涙のまじった声。
振り向くと、七海は顔を隠すように肩をすくめてうつむいていた。遥はわかったと端的に答えてソファから立ち上がり、奥の執務机で書類を広げていた楠長官に告げる。
「私たちはこれで失礼します」
「ああ、橘会長によろしくな」
「伝えておきます」
一礼すると、七海も立ち上がりぺこりと頭を下げた。
すぐに退出しようとしたが、扉を開こうとする手を彼女が無言で押しとどめた。やけに思い詰めた顔をしていたかと思うと、そっと振り返り、ソファでうつむく拓海の後ろ姿を見つめる。
「じゃあね……もう会うことはないと思う」
「ああ……七海、おまえは真っ当に生きろ」
「勝手だね」
かすかに震えた声でそう言い捨てた。そして前に向きなおりグッと奥歯を食いしばると、勢いよく扉を開け放ち、今度は振り返ることなく執務室をあとにした。
「よく我慢したね」
エレベーターの前まで来ると、そう七海に声を掛けてハンカチを差し出した。
瞬間、潤んだ目からぶわっと決壊したように涙があふれた。彼女はあわててそのハンカチを目元に押し当てる。しかしおさまる気配はなく、それどころか嗚咽の声までもらし始めた。
「あんなやつに涙を見せずにすんでよかったよ。もったいないし」
「うっ……もったいないって何だよ……っ……意味不明すぎ……」
泣きながらもいつもと変わらない彼女を見て、遥はふっと笑う。人通りのないひっそりとしたエレベーターホールで、そのままボタンを押さずにただそっと寄り添い、彼女が泣き止むのを待った。
二人は警察庁をあとにする。
泣くだけ泣いてすっきりしたのか七海の足取りは軽い。うららかな春の陽射しを顔いっぱいに浴びながら大きく伸びをすると、膝丈のプリーツスカートをひらめかせて遥に振り向く。
「連れてきてくれてありがとう。おかげでふっきれたや」
「そう」
ふっきれたというにはまだいささか早いかもしれないが、それもまもなくだろう。彼女は強い。下手な慰めの言葉などなくても、自分で気持ちに折り合いをつけられるはずだ。
ぐうぅぅぅ——。
鳴ったのは七海のおなかだ。
真っ赤になってあたふたとうろたえる彼女を見て、遥は思わず笑った。今日だけでなく何度かこういうことがあったなと思い出す。彼女は恨めしげに横目で睨んで口をとがらせた。
「お昼の時間だいぶ過ぎたからね。どこかで食べて帰ろう」
「うん、パフェも食べたい!」
食べると聞いて、頬を染めたままパッと顔をかがやかせてはしゃぎだした。食事の話になると機嫌が良くなるのはいつものことだ。待ちきれないとばかりに身を翻して階段を駆け下りていく。
その後ろ姿を眺めながら、遥は口もとを上げてゆったりとあとに続いた。
10
あなたにおすすめの小説
年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
あさの紅茶
恋愛
◆結婚破棄され憂さ晴らしのために京都一人旅へ出かけた大野なぎさ(25)
「どいつもこいつもイチャイチャしやがって!ムカつくわー!お前ら全員幸せになりやがれ!」
◆年下幼なじみで今は京都の大学にいる富田潤(20)
「京都案内しようか?今どこ?」
再会した幼なじみである潤は実は子どもの頃からなぎさのことが好きで、このチャンスを逃すまいと猛アプローチをかける。
「俺はもう子供じゃない。俺についてきて、なぎ」
「そんなこと言って、後悔しても知らないよ?」
課長のケーキは甘い包囲網
花里 美佐
恋愛
田崎すみれ 二十二歳 料亭の娘だが、自分は料理が全くできない負い目がある。
えくぼの見える笑顔が可愛い、ケーキが大好きな女子。
×
沢島 誠司 三十三歳 洋菓子メーカー人事総務課長。笑わない鬼課長だった。
実は四年前まで商品開発担当パティシエだった。
大好きな洋菓子メーカーに就職したすみれ。
面接官だった彼が上司となった。
しかも、彼は面接に来る前からすみれを知っていた。
彼女のいつも買うケーキは、彼にとって重要な意味を持っていたからだ。
心に傷を持つヒーローとコンプレックス持ちのヒロインの恋(。・ω・。)ノ♡
あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
けいこ
恋愛
カフェも併設されたオシャレなパン屋で働く私は、大好きなパンに囲まれて幸せな日々を送っていた。
ただ…
トラウマを抱え、恋愛が上手く出来ない私。
誰かを好きになりたいのに傷つくのが怖いって言う恋愛こじらせ女子。
いや…もう女子と言える年齢ではない。
キラキラドキドキした恋愛はしたい…
結婚もしなきゃいけないと…思ってはいる25歳。
最近、パン屋に来てくれるようになったスーツ姿のイケメン過ぎる男性。
彼が百貨店などを幅広く経営する榊グループの社長で御曹司とわかり、店のみんなが騒ぎ出して…
そんな人が、
『「杏」のパンを、時々会社に配達してもらいたい』
だなんて、私を指名してくれて…
そして…
スーパーで買ったイチゴを落としてしまったバカな私を、必死に走って追いかけ、届けてくれた20歳の可愛い系イケメン君には、
『今度、一緒にテーマパーク行って下さい。この…メロンパンと塩パンとカフェオレのお礼したいから』
って、誘われた…
いったい私に何が起こっているの?
パン屋に出入りする同年齢の爽やかイケメン、パン屋の明るい美人店長、バイトの可愛い女の子…
たくさんの個性溢れる人々に関わる中で、私の平凡過ぎる毎日が変わっていくのがわかる。
誰かを思いっきり好きになって…
甘えてみても…いいですか?
※after story別作品で公開中(同じタイトル)
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
泉南佳那
恋愛
イケメンカリスマ美容師と内気で地味な書店員との、甘々溺愛ストーリーです!
どうぞお楽しみいただけますように。
〈あらすじ〉
加藤優紀は、現在、25歳の書店員。
東京の中心部ながら、昭和味たっぷりの裏町に位置する「高木書店」という名の本屋を、祖母とふたりで切り盛りしている。
彼女が高木書店で働きはじめたのは、3年ほど前から。
短大卒業後、不動産会社で営業事務をしていたが、同期の、親会社の重役令嬢からいじめに近い嫌がらせを受け、逃げるように会社を辞めた過去があった。
そのことは優紀の心に小さいながらも深い傷をつけた。
人付き合いを恐れるようになった優紀は、それ以来、つぶれかけの本屋で人の目につかない質素な生活に安んじていた。
一方、高木書店の目と鼻の先に、優紀の兄の幼なじみで、大企業の社長令息にしてカリスマ美容師の香坂玲伊が〈リインカネーション〉という総合ビューティーサロンを経営していた。
玲伊は優紀より4歳年上の29歳。
優紀も、兄とともに玲伊と一緒に遊んだ幼なじみであった。
店が近いこともあり、玲伊はしょっちゅう、優紀の本屋に顔を出していた。
子供のころから、かっこよくて優しかった玲伊は、優紀の初恋の人。
その気持ちは今もまったく変わっていなかったが、しがない書店員の自分が、カリスマ美容師にして御曹司の彼に釣り合うはずがないと、その恋心に蓋をしていた。
そんなある日、優紀は玲伊に「自分の店に来て」言われる。
優紀が〈リインカネーション〉を訪れると、人気のファッション誌『KALEN』の編集者が待っていた。
そして「シンデレラ・プロジェクト」のモデルをしてほしいと依頼される。
「シンデレラ・プロジェクト」とは、玲伊の店の1周年記念の企画で、〈リインカネーション〉のすべての施設を使い、2~3カ月でモデルの女性を美しく変身させ、それを雑誌の連載記事として掲載するというもの。
優紀は固辞したが、玲伊の熱心な誘いに負け、最終的に引き受けることとなる。
はじめての経験に戸惑いながらも、超一流の施術に心が満たされていく優紀。
そして、玲伊への恋心はいっそう募ってゆく。
玲伊はとても優しいが、それは親友の妹だから。
そんな切ない気持ちを抱えていた。
プロジェクトがはじまり、ひと月が過ぎた。
書店の仕事と〈リインカネーション〉の施術という二重生活に慣れてきた矢先、大問題が発生する。
突然、編集部に上層部から横やりが入り、優紀は「シンデレラ・プロジェクト」のモデルを下ろされることになった。
残念に思いながらも、やはり夢でしかなかったのだとあきらめる優紀だったが、そんなとき、玲伊から呼び出しを受けて……
【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
椿かもめ
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。
【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】
☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆
※ベリーズカフェでも掲載中
※推敲、校正前のものです。ご注意下さい
【完結】1日1回のキスをしよう 〜対価はチョコレートで 〜
田沢みん
恋愛
ハナとコタローは、 お隣同士の幼馴染。 親から甘いもの禁止令を出されたハナがコタローにチョコレートをせがんだら、 コタローがその対価として望んだのは、 なんとキス。
えっ、 どういうこと?!
そして今日もハナはチョコを受け取りキスをする。 このキスは対価交換。 それ以外に意味はない…… はずだけど……。
理想の幼馴染み発見!
これは、 ちょっとツンデレで素直じゃないヒロインが、イケメンモテ男、しかも一途で尽くし属性の幼馴染みと恋人に変わるまでの王道もの青春ラブストーリーです。
*本編完結済み。今後は不定期で番外編を追加していきます。
*本作は『小説家になろう』でも『沙和子』名義で掲載しています。
*イラストはミカスケ様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる