Triangle

雲乃みい

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そのいち。高校生編

第5話

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やっべぇ!
なんだこれ、すっげぇ気持ちいい。
アナ……美千のナカに突っ込んでガンガン腰動かして、そのうえ宗二に激しく舌吸われて俺は今日二回目の射精を美千のナカに吐き出してしまった。
ぎゅうぎゅうに締め付けてくる肉壁に全部吐き出すように本能的に腰を打ちつける。
どくどくと放出される解放感がまじで気持ちいい、よすぎる。
自分の手でスるときと全然違う。
「……っあ、ん……いっぱい……」
しかもまだ俺は宗二からベロチューされたままだ。
そんな俺の耳になんだそのセリフ!?な美千のうっとりとした声が聞こえてきて、挿れたままの俺のはたったいま吐き出したままなのに萎える前に反応してしまう。
「京く……ん……、また」
美千の言葉と一緒にぎゅうって強く締め付けられて、また反応。
「2回もイったのにもう元気なのか? 若いなー、京。ていうか童貞だったから?」
ちゅ、と宗二の顔が離れていったかと思うとそんなこと言われる。
童貞関係ねーだろー! いや関係あんの?
つーか俺すっげぇ息荒いのになんで宗二は普通なんだよー。
しかも余裕そうだし。
「んなの……っ気持ちいいから……しょーがねーじゃん……」
なんか俺だけ経験値低いよな!?
二回も立て続けに射精して息ハァハァな俺すっげぇ情けなくねーか?!
しかも立て続けにイってちょっと今は身動きとれず、美千にハメたまま休憩。
「じゃあもっと気持ちよくしてやるよ」
動かなくても気持ちいい状態だからあとちょっとはこのままでいいかなって思ってたのに、宗二が背中を押してくる。
「うわっ」
自然と俺は美千に覆いかぶさって、そんな俺を――
「みっちゃん、京捕まえてろよ」
宗二が命令して美千が俺の背中に手をまわしてしがみついてくる。
「は? お、おい宗二?!」
妙にイヤな予感がして振り向こうとしたら、
「京くん……チューしよ?」
「え」
美千が潤んでとろんとした目で俺を見ていきなりベロチュー。
あああ、なんで宗二といい美千といいキスうまいんだよー!
今日初めてファーストキスをしたばっかの俺はろくに舌動かせねーのに、美千は好き勝手に俺の咥内を荒らす。
もちろんすっげー気持ちよくて、俺なりに必死に動かしてはいるけど。
水音立てながらキスに夢中になってたら、尻に手が触れてきた。
ん?、と思った次の瞬間には俺のア、ア、アナルに濡れた指が揉むように這ってきた。
「ンンンー!!??」
な、なんだー!? え!?
つぷ、とほんの少し俺のナカに指先が挿ってくる感触に逃げようとしたら腰をがっちりつかまれ、美千の腕のちからも少し増して拘束されてしまった。






***






「ン!? ンー!!?」
美千とキスしながらうめき声を上げている京太。
俺からは表情が見えないけど、相当焦ってるだろうな。
そりゃそうだろ。いきなりアナルに指突っ込まれたらびっくりするよな?
でもまぁ二回もイってさんざん楽しんだんだし、今度は俺の番だろ?
もちろん、
「心配すんな、京。めちゃくちゃヨクしてやるからさ。美千だってお前に突っ込まれてアンアン言ってンだから、お前も気持ちよくなれるって」
ちゃんと京太もイカせてやる。
そりゃーもちろん、後で。
そうしないと"次"がねーしな。
ぺろり、と後から着たままのシャツをめくりあげて京太の背中に舌を這わせる。
びくびくと震える身体に笑いをこぼしながらローションで濡れた指をゆっくりと押しこんでいった。
「ン!!? ッ!!」
苦しいのか背中を突っ張らせる京太。
深呼吸しろ、と声をかけながら美千には腰を動かせと言っておく。
脚をからめ京太を抱え込んでいた美千が下から少しづつ動き出す。
京太と美千の結合部からはローションだけでなく京太の吐き出したもののせいで粘着質な水音が響いている。
ゴムはつけたけど、つけたまんまだし……意味ねーな。
かといって替えるのもめんどくせーししょうがねーか。
片手で床に置いているローションを取って京太のアナルを濡らし、腰を掴んでアナルを押し広げるように突っ込んだ指を静かに動かしていく。
むちゃくちゃキツイ京太のナカに締め付けるだけで俺の雄がはち切れそうになる。
あー早く突っ込みてーな。
んで、突きまくりたい。
アナルへの刺激は苦しそうだけど、美千が動いているせいで快感も混ざっているから京太から漏れる声はどっちつかずの微妙そうな呻き。
――でも本当、心配しなくてもちゃーんとイかせてやる。
しかしさっき童貞すてたばっかりでアナル処女奪われてしょっぱなからサンドイッチ経験とかなかなかねーよ、京太?
目一杯楽しめよ?
心の中でそう喋りかけてるなんて京太が知るはずもなく、ましてやこれからどうなるかなんてパニックになってる京太が理解しているはずもない。
とりあえずは――アソコ、だな。
と、俺の指を一本根元まで咥えた京太のアナルを眺めながら口角を上げ、そして探る。
少ししてしこりのようなものを発見して押しつぶすように指を動かせば、
「ッ、ンンっ!!?」
一際大きく京太の身体が震えた。
――ビンゴ。
さ、京太、一緒に気持ちよくなろうぜ?
戸惑うような京太の喘ぎに昂る気持ちを抑えることなく、俺は見つけた前立腺を執拗に擦りはじめた。




***



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