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本編
28.前の職場
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───あの子はいつも、大きなテディベアを抱えていた。
俺の胸くらいまでしかない背丈に、大きな蒼の瞳、そばかすの散った頬。ビスクドールのように白い肌、あまりの細さに折れそうに感じてしまう手足を、すっぽりと包むほどに伸びる、膝まで長いハニーブロンドのくせ毛。
肩丈まで切ってやろうかと言っても、いつも首を横に振る。そしてテディベアを抱きしめる。
幼い見た目通りの言動で、そのまま創造神としての仕事ができるはずもなく、俺はいつも星の裏側にある家から彼女の職場まで出向いては、創造と世界の運営について助言していた。
最初は、付け焼き刃の英語しか話せない俺とは目を合わせることもなかった彼女は、いつしかテディベアと同じくらい俺に執着するようになっていた。
人間でいうところの兄、もしくは父親代わりのような存在になってしまったのだろう。
出勤の手間を省くために同じ家に住むようになり、一緒に世界を創り上げていくうち、俺も彼女を妹のように慈しむようになっていた。
終わりのはじまりは突然だった。
彼女は地上を見下ろすことが好きで、いつも雲海の切れ目に肘をついて寝そべっては人々の生活を見守っていた。
どこの世界でも人間の営みというものは、見ていて楽しいものだけではない。悲しいこと、残酷なこともあったし、彼女もそれに胸を痛めていたが、さほど心に響いてはいない様子だった。
それなのに、なにかがあの子の内なる「本質」に触れてしまった。
「わたしにはパパとママと、おねえちゃんがいるのよ」
ある日彼女は唐突にそう言った。
俺は訝しんだ。俺達神に親兄弟はいない。
すべての神が一人で生まれてくる。
先んじて生まれるか、後から生まれるかの違いがあるだけで、すべての神は独立した存在だ。家族などではない。
今までそんな話をしたことがなかったのに、なぜ突然そんな話をするのか。
俺はそれを探って、必要なら本部に上申しようと考えて、寝物語のように話す彼女をあやしながら詳細を聞き取り始めた。
彼女は家や家族の様子を、まるで見てきたかのように語った。
本部から送られてくる子供向けの書籍や絵本の設定を我が事としてしゃべっているのではない。自分の生まれ、経歴について、ごく当然のように話すのだ。
楽しくて力持ちのパパと、怒ると怖いけれどいつもは優しいママ、喧嘩をすることはあるけれど仲良しのおねえちゃん。
緑色のツタが茶色のレンガの壁に這う家族のお家。
はじめは幼い頃の朧気な記憶しかなかった彼女の話は、日を追うごとに年齢を重ねていった。
大好きなテディベアのために洋服を作ってくれた女友達のエリー、いじわるだけど頼りになることもある男友達のエリック。
いつも良い匂いがする近所のパン屋さん、ニワトリをたくさん飼っているおばあさんの家は目覚ましいらずだと近所でも有名だ。
自分と家と家族のことしかなかった物話が徐々に外へ向いていくにつれ、俺の中に知識として存在するヨーロッパの世界観が彼女の中にもあることが分かってきた。
少なくとも、今この世界の話ではない。
発生源のわからない彼女の「過去」に困惑を隠せなくなってきたころ、彼女は突然、壊れた。
「どうしてここにはパパもママもいないの!?」
「落ち着いてくれ、創造神」
「いやっ、わたしの名前はメアリよ! ソウゾウシンなんかじゃないわ!」
「メアリ……?」
「助けて、パパ、ママ、おねえちゃん……」
人見知りで引っ込み思案で、穏やかで優しい小さな創造神は、髪を振り乱して家中を暴れまわった。
あんなに大切にしていたテディベアも区別なく当たり散らすので、俺は彼女にとって必要だと思われるものをこっそり自宅に引き取った。
お気に入りのお皿や花瓶、小さな花の植木鉢。
毎日あんなに愛でていたそれらが家から無くなっていることも、彼女は気付かなかった。
自分のことを「メアリ」だという創造神は、日に日に精神の均衡を失い狂っていった。
俺には原因がまったくわからなかった。
本部に問い合わせをしても何一つ返答がない。それどころか、これまで必ず週に一度届いていた食料や物資の配達すら滞りがちになった。
俺は食べるものを切り詰めながら、なんとか一人で世界の運営を続けた。
彼女に正気に戻ってもらいたかったが、どんなに宥めても、時に怒鳴っても、俺の言葉はもう彼女に届かなくなっていた。
一通り暴れて、家中が荒れ果ててしまった頃。
彼女は電池が切れたように突然昏倒し、眠りはじめた。
「どうして、こんなことに……」
嵐が巻き起こった後のような家の中、辛うじて機能を保っていた寝室のベッドに創造神を横たえ、寝顔を見守る。
食べることも眠ることも必要ない創造神は老いることも傷つくこともないはずなのに、目の前の彼女は頬が痩け、眼窩が落ち窪み青白い顔をしていた。
彼女は眠り続けた。
彼女の手から本来生み出されるはずのすべての創造物が、供給されなくなって久しい。
雲海の下の世界は創造神の加護を失い、なにもかもが停滞しはじめていた。彼女の家など比べ物にならないくらい、加速度的に荒れ果てていく。
人間は争い、その数を減らし。土地が痩せ、水が尽きてゆき、人も動物も生きていけない世界が広がり始めていた。
どんなに策を尽くしても、壊すことしか知らない俺の手では……なにも止められなかった。
やがて本部から一通の書類が届いた。
ポストにいつの間にか突っ込まれていたそれを、飢餓によって霞む目でなんとか読む。
「世界と創造神を……放棄?」
それはこの世界を衰退に任せて放棄し、破壊神だけが本部に戻るようにと指示する辞令書だった。
俺が辞令に従う気がなくとも強制的に転移回収され、創造神と世界だけがここにこのまま取り残される処置を取るとも付記されていた。
使い捨てにされるはずの破壊神だけを引き取り、希少な創造神を捨てるなんてことはこれまで聞いたことがない。
異常事態だった。
「本部はこんな状態の彼女を、見捨てるっていうのか……!」
辞令書を握りしめてくしゃくしゃにしても怒りが収まらない。
それからは毎日、彼女を救う手立てを雲海の端から端まで探し求めた。
しかし手がかりさえ何一つなかった。
俺は力の少ない地味な破壊神で、頼みの綱の創造神は未だ目を覚まさず、優秀な事務員もいなかった。
なにかの助けになればと地上を覗いたが、すでに生命の気配すら感じられない死した大地は、迫り来る終わりを待つだけとなっていた。
なんの成果も得られないまま、彼女が眠る家へと帰る。
ベッドに横たわる体は身じろぎもしない。細く続く呼吸と、あたたかい手に触れることで生きていることだけは確認できるが、それだけだった。
そんな日々が続いたある日、俺がいつものように肩を落として帰宅し、彼女の顔を眺めながらベッドサイドで船を漕いでいた、あの時。
彼女は目を覚ました。
俺はすぐに気付いて、小さな声でなにかを話す彼女の声に必死で耳を傾けて……。
(あのとき「メアリ」はなんて言ったんだっけ?)
はっとして目を見開くと、見慣れた、そして久方ぶりに見る木目の天井があった。
今までふわふわとした過去の記憶の夢に包まれていた感覚が、重くて動かしにくい肉体へと戻ってきたことにすぐに対応できなかった。
「ここは……っう」
「カイくん!」
鋭く痛んだ頭を咄嗟に手で押さえる。
俺の困惑を他所に、ばたんと大きな音を立てて扉を開け放ったのは、見覚えのある背の高い男だった。
遠慮する様子もなく部屋に入ってきた男は、起き上がろうとした俺の背を支えてくれ、片方の手を握って温もりを伝えてくれる。
「無理しないで、疲れ果てて二日も寝てたんだから」
「おま、え、は……」
「……混乱してる? 君は破壊神のカイくん、俺は創造神のソウだよ」
そうだ、彼は俺の同僚の創造神だ。
記憶にあるより伸びた髪を乱雑に後ろで一纏めにしているが、見紛うことはない。
それなのにどこかで誰かが、違うと囁いてくる。
(なんだ、なにが違う?)
目の前の男を観察する。
心配そうな色を瞳に乗せている男は、自分の記憶の中より痩せて見えた。しかしそれだけではない。
彼を彼たらしめるなにかが足りない。
誰かが腕に糸を付けて操っているのかと思うほど、自分の意思と関係なく手が上がり、男の頬に指先が触れる。
「お前、ほっぺの傷はどこやった?」
「───!?」
男の目が驚愕で見開かれて、視界が真っ黒に染まり、俺は再びあの時取り戻しかけた記憶の波に飲まれた。
自分の───過去の記憶に。
俺の胸くらいまでしかない背丈に、大きな蒼の瞳、そばかすの散った頬。ビスクドールのように白い肌、あまりの細さに折れそうに感じてしまう手足を、すっぽりと包むほどに伸びる、膝まで長いハニーブロンドのくせ毛。
肩丈まで切ってやろうかと言っても、いつも首を横に振る。そしてテディベアを抱きしめる。
幼い見た目通りの言動で、そのまま創造神としての仕事ができるはずもなく、俺はいつも星の裏側にある家から彼女の職場まで出向いては、創造と世界の運営について助言していた。
最初は、付け焼き刃の英語しか話せない俺とは目を合わせることもなかった彼女は、いつしかテディベアと同じくらい俺に執着するようになっていた。
人間でいうところの兄、もしくは父親代わりのような存在になってしまったのだろう。
出勤の手間を省くために同じ家に住むようになり、一緒に世界を創り上げていくうち、俺も彼女を妹のように慈しむようになっていた。
終わりのはじまりは突然だった。
彼女は地上を見下ろすことが好きで、いつも雲海の切れ目に肘をついて寝そべっては人々の生活を見守っていた。
どこの世界でも人間の営みというものは、見ていて楽しいものだけではない。悲しいこと、残酷なこともあったし、彼女もそれに胸を痛めていたが、さほど心に響いてはいない様子だった。
それなのに、なにかがあの子の内なる「本質」に触れてしまった。
「わたしにはパパとママと、おねえちゃんがいるのよ」
ある日彼女は唐突にそう言った。
俺は訝しんだ。俺達神に親兄弟はいない。
すべての神が一人で生まれてくる。
先んじて生まれるか、後から生まれるかの違いがあるだけで、すべての神は独立した存在だ。家族などではない。
今までそんな話をしたことがなかったのに、なぜ突然そんな話をするのか。
俺はそれを探って、必要なら本部に上申しようと考えて、寝物語のように話す彼女をあやしながら詳細を聞き取り始めた。
彼女は家や家族の様子を、まるで見てきたかのように語った。
本部から送られてくる子供向けの書籍や絵本の設定を我が事としてしゃべっているのではない。自分の生まれ、経歴について、ごく当然のように話すのだ。
楽しくて力持ちのパパと、怒ると怖いけれどいつもは優しいママ、喧嘩をすることはあるけれど仲良しのおねえちゃん。
緑色のツタが茶色のレンガの壁に這う家族のお家。
はじめは幼い頃の朧気な記憶しかなかった彼女の話は、日を追うごとに年齢を重ねていった。
大好きなテディベアのために洋服を作ってくれた女友達のエリー、いじわるだけど頼りになることもある男友達のエリック。
いつも良い匂いがする近所のパン屋さん、ニワトリをたくさん飼っているおばあさんの家は目覚ましいらずだと近所でも有名だ。
自分と家と家族のことしかなかった物話が徐々に外へ向いていくにつれ、俺の中に知識として存在するヨーロッパの世界観が彼女の中にもあることが分かってきた。
少なくとも、今この世界の話ではない。
発生源のわからない彼女の「過去」に困惑を隠せなくなってきたころ、彼女は突然、壊れた。
「どうしてここにはパパもママもいないの!?」
「落ち着いてくれ、創造神」
「いやっ、わたしの名前はメアリよ! ソウゾウシンなんかじゃないわ!」
「メアリ……?」
「助けて、パパ、ママ、おねえちゃん……」
人見知りで引っ込み思案で、穏やかで優しい小さな創造神は、髪を振り乱して家中を暴れまわった。
あんなに大切にしていたテディベアも区別なく当たり散らすので、俺は彼女にとって必要だと思われるものをこっそり自宅に引き取った。
お気に入りのお皿や花瓶、小さな花の植木鉢。
毎日あんなに愛でていたそれらが家から無くなっていることも、彼女は気付かなかった。
自分のことを「メアリ」だという創造神は、日に日に精神の均衡を失い狂っていった。
俺には原因がまったくわからなかった。
本部に問い合わせをしても何一つ返答がない。それどころか、これまで必ず週に一度届いていた食料や物資の配達すら滞りがちになった。
俺は食べるものを切り詰めながら、なんとか一人で世界の運営を続けた。
彼女に正気に戻ってもらいたかったが、どんなに宥めても、時に怒鳴っても、俺の言葉はもう彼女に届かなくなっていた。
一通り暴れて、家中が荒れ果ててしまった頃。
彼女は電池が切れたように突然昏倒し、眠りはじめた。
「どうして、こんなことに……」
嵐が巻き起こった後のような家の中、辛うじて機能を保っていた寝室のベッドに創造神を横たえ、寝顔を見守る。
食べることも眠ることも必要ない創造神は老いることも傷つくこともないはずなのに、目の前の彼女は頬が痩け、眼窩が落ち窪み青白い顔をしていた。
彼女は眠り続けた。
彼女の手から本来生み出されるはずのすべての創造物が、供給されなくなって久しい。
雲海の下の世界は創造神の加護を失い、なにもかもが停滞しはじめていた。彼女の家など比べ物にならないくらい、加速度的に荒れ果てていく。
人間は争い、その数を減らし。土地が痩せ、水が尽きてゆき、人も動物も生きていけない世界が広がり始めていた。
どんなに策を尽くしても、壊すことしか知らない俺の手では……なにも止められなかった。
やがて本部から一通の書類が届いた。
ポストにいつの間にか突っ込まれていたそれを、飢餓によって霞む目でなんとか読む。
「世界と創造神を……放棄?」
それはこの世界を衰退に任せて放棄し、破壊神だけが本部に戻るようにと指示する辞令書だった。
俺が辞令に従う気がなくとも強制的に転移回収され、創造神と世界だけがここにこのまま取り残される処置を取るとも付記されていた。
使い捨てにされるはずの破壊神だけを引き取り、希少な創造神を捨てるなんてことはこれまで聞いたことがない。
異常事態だった。
「本部はこんな状態の彼女を、見捨てるっていうのか……!」
辞令書を握りしめてくしゃくしゃにしても怒りが収まらない。
それからは毎日、彼女を救う手立てを雲海の端から端まで探し求めた。
しかし手がかりさえ何一つなかった。
俺は力の少ない地味な破壊神で、頼みの綱の創造神は未だ目を覚まさず、優秀な事務員もいなかった。
なにかの助けになればと地上を覗いたが、すでに生命の気配すら感じられない死した大地は、迫り来る終わりを待つだけとなっていた。
なんの成果も得られないまま、彼女が眠る家へと帰る。
ベッドに横たわる体は身じろぎもしない。細く続く呼吸と、あたたかい手に触れることで生きていることだけは確認できるが、それだけだった。
そんな日々が続いたある日、俺がいつものように肩を落として帰宅し、彼女の顔を眺めながらベッドサイドで船を漕いでいた、あの時。
彼女は目を覚ました。
俺はすぐに気付いて、小さな声でなにかを話す彼女の声に必死で耳を傾けて……。
(あのとき「メアリ」はなんて言ったんだっけ?)
はっとして目を見開くと、見慣れた、そして久方ぶりに見る木目の天井があった。
今までふわふわとした過去の記憶の夢に包まれていた感覚が、重くて動かしにくい肉体へと戻ってきたことにすぐに対応できなかった。
「ここは……っう」
「カイくん!」
鋭く痛んだ頭を咄嗟に手で押さえる。
俺の困惑を他所に、ばたんと大きな音を立てて扉を開け放ったのは、見覚えのある背の高い男だった。
遠慮する様子もなく部屋に入ってきた男は、起き上がろうとした俺の背を支えてくれ、片方の手を握って温もりを伝えてくれる。
「無理しないで、疲れ果てて二日も寝てたんだから」
「おま、え、は……」
「……混乱してる? 君は破壊神のカイくん、俺は創造神のソウだよ」
そうだ、彼は俺の同僚の創造神だ。
記憶にあるより伸びた髪を乱雑に後ろで一纏めにしているが、見紛うことはない。
それなのにどこかで誰かが、違うと囁いてくる。
(なんだ、なにが違う?)
目の前の男を観察する。
心配そうな色を瞳に乗せている男は、自分の記憶の中より痩せて見えた。しかしそれだけではない。
彼を彼たらしめるなにかが足りない。
誰かが腕に糸を付けて操っているのかと思うほど、自分の意思と関係なく手が上がり、男の頬に指先が触れる。
「お前、ほっぺの傷はどこやった?」
「───!?」
男の目が驚愕で見開かれて、視界が真っ黒に染まり、俺は再びあの時取り戻しかけた記憶の波に飲まれた。
自分の───過去の記憶に。
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