転生チートな異世界生活

のりトン

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記憶戻ります

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父と母そして屋敷の使用人とたくさんの人に優しく、時に厳しく育てられとても優しくまっすぐな少年えとそだっていた。そんなカインも今日で五歳になる。この国では五歳は第一の成人の儀として盛大におこなうのが古くからの習わしである。ここアストレア家は由緒正しい家柄でたくさんの貴族達がカインの誕生日に招待されていた。その準備でメイド達は朝早くからバタバタとしている。そんな中カインはおかしな夢を見ていた。夢なのに現実味があるそれは、本当はこれが現実なんじゃないか?と思わせるほどだった。

カインは今、転生する前そう前世の冬紀だった頃の記憶を夢で見ているのだ。物心ついた時から死ぬまでのことをすべて思い出していた。


「う~ん、ふぁ~~~あ」


カインは目を覚ますと前世のの記憶をすべて思い出していた。そしてまず最初に神えの怒りがフツフツとわいていて、この怒りをどこにぶつければいいかかんがえていた。


「次合ったら絶対あいつぼこぼこにする!」


カインがそんな決意をしていると。

コンコンと部屋のドアがノックされる。


「失礼します。カイン様、お目覚めですか?」

「あ、うん!今起きたとこだよ」


今入ってきたのはカインのお世話係のミレイさんだ、たまに抜けているところがあるが歳が1番近いこともありカインにとって気の利いたお姉ちゃんのような存在だ。


「朝食の準備が整っていますよ。お召し物はこちらです」

「いつもありがとう」

「いえいえ当然のことです、それよりずいぶんといつの間にか大人びましたね」
 
「そ、そんなことないよ!」



カインは子供らしく振る舞おうと誓った。


「そうですか、では食道で待ってますね。着替えましたら来てください」

「はーい」


メイドさんが部屋から出て行くとカインは着替え始めた。カインは着替え終わると部屋をでて食堂までの廊下を歩いて行く。少し歩いた所で父と母を見つけると音をたてないように近ずくと母に抱きついた。


「お母様おふぁようございます」

「わっびっくりした‼おはようカイン今日も元気ね~」

「あぁ!母さんだけずるいぞ父さんにもおいでー!」


母の横にいた父は両手を広げおいで~と言っている。


「さぁーカイン行きましょーか!」

「はい、お母様」


……父のことはスルーのようだ。

父は笑顔のまま凍りついている。その様子に一切気を止めることなくカインと母は食堂へと向かって行った。それから父が復活したなわ二十分ほどたってからだった。
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